Theee Imaginary Boys(Album) / The Cure

随時改定中(ご意見お待ちしてます)


10:15 Saturday Night

10:15 土曜日の夜
蛇口から水滴が落ちる
むき出しの蛍光灯の光の下で
そして僕が台所のシンクに座っていると
蛇口から水が落ちる
ポタポタポタポタポタポタポタポタ・・・

待っている
電話が鳴りだすのを
そして僕は思うのだ
彼女はどこにいたんだろうか、と
そして、僕は昨日の事を思って泣いている
蛇口から水が落ちる
ポタポタポタポタポタポタポタポタ・・・

それは、いつも同じ

Accuracy

この瞬間を大切にしてよ
安心してよ

僕らは同じ部屋の中で
並んで座っている
僕は君に何度か間違った情報を与えて
君を騙す

精密に
精密に

僕の目をのぞき込んで
僕らは二人微笑んだ
僕は君を殺すことができる
躊躇なく

それが精密さ
精密さ
精密さ

観察者のリフレイン

精密さ
精密さ

一日中、練習する
その精密さのために
壁の鏡に向かって

Grinding Halt

光も無い、人々もいない
おしゃべりも無い、人々もいない
車も一台も無い、人々もいない
食べ物も無い、人々もいない

急に止まる
ギーと音を立てて
全てのモノがギーと音を立てて止まっている
全てのモノがギーと音を立てて止まっている

音もない、人々もいない
時計も一つも無い、人々もいない
罰金も無い、人々もいない
僕もいない、人々もいない

急に止まる
ギーと音を立てて
全てのモノがギーと音を立てて止まっている
全てのモノがギーと音を立てて止まっている

スロー・ダウン
スロー・ダウン
人々もいない
スロー・ダウン

全てのモノが
全てのモノが
全てのモノが
全てのモノが

Another Day

また日が巡り、太陽がゆっくりと登る
東の空は寒々しくなる

水彩画の中の冬が
灰色の影を落とす

何かが、何かが、僕を押さえつける
催眠術にかかったみたいに、僕を押さえつける

僕は窓の外を見つめ、窓の外を見つめ
一日が過ぎ去るのを待ちながら

水彩画の中の冬が
灰色の影を落とす

Object

分かるよね、君が僕を興奮させるって
真っ白な瞳に、すらっと長い脚
でも、僕に話しかけようとするなよ
君の嘘には耳も貸したくない
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”

洗練された微笑み
君は見事に僕をたぶらかそうとする
けど、僕を騙そうとなんてするな
君の偽装工作なんかお見通しだ
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”

でも、そんなこと、気にしてられないさ
どうだっていいんだ
意義なんかあるはずないだろ
君が僕のあそこに触るのは・・・

”バカ女””バカ女”
”バカ女””バカ女”
”バカ女””バカ女”
”バカ女””バカ女”

分かってるだろ、何すればいいのかなんて
君の唇を舐める、僕は君が欲しい
でも、僕を抱きしめないでくれ
だって、僕はどんなしがらみも欲しくはない
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”
僕の瞳に映る、君は単なる”バカ女”

でも、そんなこと、気にしてられないさ
どうだっていいんだ
意義なんかあるはずないだろ
君が僕のあそこに触るのは・・・

君は単なる”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”
”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”
君は単なる”バカ女””バカ女”

Subway Song

真夜中の地下道の中、彼女は帰宅途中
彼女は走らないようにしようと懸命に努力してる
けど、彼女は一人きりではない、と感じる
足音の反響が背後から近づくように追いかけて来る
でも、彼女は振り向こうとしない
振り向こうと
振り向こうと

Foxy Lady

(メンバーの会話)
準備が出来たら
そしたら僕らはどうするの?
2ヴァースやったら、それから・・・
いや、違うよ、ロル
これは、いいイントロだよ

(ロバート)
これ、ヒマつぶしだから!

分かるだろ?君は、キュートで小柄な罪作りな奴
分かるだろ?君の瞳は涙でいっぱいさ、小柄なセフレ

君を家に連れて帰りたい
変なことするつもりはないからさ
君の全部をモノにしたい、モノにしたいんだ

何かそんな気になった時に、君に会うんだよな
興奮させる
君は、僕を目覚めさせて、叫びたくさせるんだ
興奮させる

決めたんだよ
僕の貴重な時間を無駄にするのは嫌気がさした
君の全部をモノにしたい、モノにしたいんだ

決めたんだよ
僕の貴重な時間を無駄にするのは嫌気がさした
君の全部をモノにしたい、モノにしたいんだ

変なことしないからさ、って、十分変なことしてますよ、高校生どもw

Ren 注記

Meathook

肉屋に行ったんです
僕は言ったんです、欲しい、欲しい、あのお肉を下さい、って
あそこのステーキ肉を取ってください
分かりますかね

僕は、肉を吊り下げる鉤に、我を喪ってしまったのです
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック

肉屋の店員は、とある女性だったんです
その肉屋のオネェさんは、すっかり僕の・・・を奪ってしまい
あの、あのエロいのどれでもいいんで下さい
屠殺場のアートを

僕は、肉を吊り下げる鉤に、我を喪ってしまったのです
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック

あの人が標本みたいに僕の心の中にいて
僕のことをバラバラに引き裂いてしまう
僕の内側をはぎ取ってしまうんです
でも、僕はどうにも逃げられそうにないんです
できそうにないんです

僕は、肉を吊り下げる鉤に、我を喪ってしまったのです
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック

僕は、肉を吊り下げる鉤に、我を喪ってしまったのです

ミートフック、ミートフック、ミートフック、ミートフック
ミートフック、ミートフック
他愛もない世間話、楽しくて

僕の僕の僕の僕の僕の僕の僕の僕の・・・ああ、お肉

なんかこれで一本、同人映画でも撮影したくなる。
虫も殺せない様な、うらなりひょうたんのメガネの高校生が、肉屋のオネェさんに惚れて、何かにつけて店に通い詰めてるみたいなのを。

Ren 注記

Fire In Cairo

緩やかに青みがかっていく、東の窪んだ土地で
沈みかかった太陽を捕まえて、夜の時が追いかけていく
静寂と黒が、淵の水面に映る
僕と君が出逢う、ひと気のないうらぶれた場所を映し出す

翳り往く光の中に君の頭が見える
暗闇を通してでも、君の瞳が眩く輝いて

そして、炎の様に燃えるんだ、カイロの炎の様に燃えるんだ
そして、炎の様に燃えるんだ、カイロの炎の様に燃えるんだ

深紅のベールをずらすと、君の絹のようなお尻が
僕の手の下を滑る、不機嫌な唇が
僕の名前を囁いてよ、そしたら僕は焦がれてしまうから
君は僕を腕に抱いて、燃え始める

F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
そうしたら、熱情は消え失せてしまい
蜃気楼もゆっくりぼやけていく

F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
F-I-R-E I-N C-A-I-R-O
ああ、ああ・・・

そして、炎の様に燃えるんだ、カイロの炎の様に燃えるんだ
そして、炎の様に燃えるんだ、カイロの炎の様に燃えるんだ
炎、炎、炎、炎
そして、炎の様に燃え上がる、カイロの炎の様に燃え上がる
炎、炎、炎、焔
そして、炎の様に燃え上がる、カイロの炎の様に燃え上がる

どんなに格調高く訳しても、おスケベ高校生なのは隠せない。

Ren 注記

It's Not You

君は、まるで時代遅れの流行みたいな微笑を身に纏うんだね
煽るみたいな服装だけど、逆に情熱は興ざめさ
君の喉元にぶら下げたアクセの中に、君は君の愛を持ち運ぶ
いつも誘うみたいに、いつも刺激的に
でも、僕は自分のコートなんか脱ぎやしないからね

もう、宛てどないようなのには疲れたんだ
新しい誰かが欲しいんだ
誰にしようか決めかねてるんだけど
でも、僕は分かってるんだ、それは君じゃないって事に
君なんかじゃないよ

君は、僕が決して聞きたくも無いような質問をしてくるんだよ
僕しかいないはずなのにね、今年いっぱいを君が終えるのには
僕がアリバイを持ってたら、君を殺していただろうさ
でも、君はただ笑うだけ、だって、君は分かっちゃいないんだ

もう、宛てどないようなのには疲れたんだ
新しい誰かが欲しいんだ
誰にしようか決めかねてるんだけど
でも、僕は分かってるんだ、それは君じゃないって事に
君なんかじゃないよ

君なんかじゃないよ
君なんかじゃないよ
君なんかじゃないよ
君なんかじゃないよ

そいつは君なんかじゃないよ
いいや、君なんかじゃないよ
そいつは君なんかじゃないよ
君なんかじゃないよ
君なんかじゃないよ

Object と対を為してるような曲。というよりも、ベースラインの流れ方といい、ほぼほぼ同工異曲。うぶな男の子をたぶらかし続けた女性への憎悪を感じる。

Ren 注記

Three Imaginary Boys

庭の向こう側へ歩いてる
僕の影の足跡を辿りながら
家には誰もいないのに
光が消えたのが見える
幾体もの彫像が立ち並ぶ中を
何も見ずに
庭を移動する間
僕を助けてくれる?

目を閉じて、強くギュッと抱きしめて
朝が来るのが怖いんだ
決して来ない明日を待ちながら
全ての夜の時間が、僕を置き去りにする
3人の空想上の少年

ドアをするりとすり抜けながら
廊下で自分の心臓の音が聞こえる
僕の頭の中でぐるぐると反響する
上階へ上がりながら
僕は自分の背後の階段が消えていくのを見る
僕を助けてくれる?

目を閉じて、強くギュッと抱きしめて
朝が来るのが怖いんだ
決して来ない明日を待ちながら
全ての夜の時間が、僕を置き去りにする
3人の空想上の少年が、僕の眠りの中で歌う

”愛しき子、月が君の精神を変えてしまうだろう”

ひび割れた反射が
ベッドルームの鏡の前にじっと立ってるのを見る
僕の肩越しに、でもそこには誰もいない
静寂の中で囁きが、僕の背後から押し殺したように迫る
僕を助けてくれる?

僕を助けてくれる?
僕を助けてくれる?
僕を助けてくれる?



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