The Top(Album) / The Cure

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Shake Dog Shake

ハハハ
闇の中で目覚めると
僕の口の裏側に怒りの後味が
そいつを壁に吐きつけて
更に咳込んで吐き出す
そしてカミソリで皮膚をがりがり削る

そして、新しい血に塗れてメイクアップする
凄くカッコよく見える様に
僕についておいで
そして、新しい血に塗れてメイクアップする
僕についておいで
本当の楽しい場所に
ハハハ

病んだ犬の様に陳腐でワガママで
神の獣みたいにセックスを突っぱねる
君の赤い髪を根元から引き裂いて、燃え上がる程、抱きしめる
切れてしまった電球の光の中で、大切に君を抱きしめる

君の顔を
こんなやり方で見る事は、もう二度と無いんだろうな
僕は完璧にそいつを捉えたさ
君が消えてしまうだろうって分かってたみたいだった

(犬みたいに腰を振る)

君は僕を殴る、君は吠えながら、僕をまた殴る
また同じ鋭い痛みが
暗闇の中で僕を目覚めさせて
喉からバクバクとしてる心臓まで切りさく
僕の心臓、震える僕

(犬みたいに腰を振る)

けれども、僕らは処女のベッドで、一晩、眠った
死の夢を見た挙句、病んだ犬たちの様に息をする
けれども、僕らは処女のベッドで、一晩、眠った
死んだように呼吸して、病んだ犬たちの夢を見る

(犬みたいに腰を振る)

起きろよ、起きろよ、起きろよ

新しい血の中で目を覚ませ
新しい血の中で化粧する
新しい血の中で気持ちを引っ掻き回す
本当の楽しみがある所までついておいで

(犬みたいに腰を振る)

もう、しつこく shake 書くと、ひたすらウンザリするから、結構簡略化したけど、要はそういう曲なんだよな。

Ren 注記

Bird Mad Girl

この少女が笑うようになると
僕は泣き出してしまいそうになる
この少女はまさに愛に身を焦がす
彼女は燃えている
燃えている
外側の深く

夜が、夜が僕の家に火をつける
ああ、僕は溶解人間になってしまう
僕は殺されてしまうだろう、僕が欲望を感じることで

ああ、シロクマの様に感じるべきか
シロクマの様に
でも、そんな事は不可能だ

彼女は、この籠の外を飛ぶ
狂った鳥の様な言葉を歌いながら
僕は、彼女の暗い思考を心の内側に潜めている
石のように黒々として、鳥たちのように狂おしく

急に激しく燃え上がる
急に激しく、急に激しく
そして、決して追い払うことはできない
ああ、僕に彼女の愛の全てを送ってくれ
彼女は、僕に全てを送ってくる
彼女は、僕がどこにいようとも、送ってくる

ああ、僕がシロクマになれたら
シロクマになれたらいいのに
でも、そんな事は不可能だ

話そうとすると、空が赤くなり
僕は忘れてしまうから、頭を一杯にする
こんなことの、あんなことの
彼女が言った単語の断片を

夜が、夜が僕の家に火をつける
ああ、僕は溶解人間になってしまう
僕は殺されてしまうだろう、僕が欲望を感じることで

ああ、シロクマの様に感じるべきか
シロクマの様に
でも、そんな事は不可能だ

イギリスの詩人、ディラン・トマス の詩 Love In The Asylum の冒頭の一節から取られた曲。ロバートは彼の詩のファン。

A stranger has come
To share my room in the house
Not right in the head,
A girl mad as birds

melting man を溶解人間と訳したのは、この映画を元にした。
溶ける男では、少しサマにならん気がしたので。

Ren 注記

Wailing Wall

聖なる都市は呼吸してた
死にかけた男の様に
希望に満ちた涙が、その都市を動かしていた
盲人の涙が

そして、夜が次第に深まるにつれ
僕を吸い込もうとする壊れかけた通りを通り抜けると
僕の足は剝き出しの裸足になり
幾つもの石に切られていた
約束の地へ歩く間に

僕は群衆たちを押しのけ、祈祷の海を抜け
ねじれた幾本もの手と息詰まる空気を抜けて
嘆きの壁の所に1羽のハゲタカが
僕がそこを一周しても
待っていた

そして、夜が次第に深まるにつれ
僕を吸い込もうとする壊れかけた通りを通り抜けると
僕の足は剝き出しの裸足になり
幾つもの石に切られていた
約束の地へ歩く間に

言うまでも無い。嘆きの壁のこと。

Siouxsie And The Banshees 在籍時に、エルサレムに行った時に、嘆きの壁で感銘を受けた時のことを歌ってるらしい。

Ren 注記

Give Me It

僕から離れろ
僕の顔から、君の指をのけろ
この部屋は、とても暑いんだ
この部屋は、とても暑いんだ
僕は、辺りの壁を全部ぶっ壊すだろう

僕から離れろ
ほっといてくれないか
ああ、豚みたいだ
階段の上に
イカス紫のシャツを着て吊り下げられた

息が切れる
息が切れる
僕は愛に喘ぐ
僕は息を切らしてる

猫たちをチーズみたいに切り開いて
それから甘くてねばねばしたものを食べる
もっと激しく吸い付け
もっと激しく吸い付け
お前の中身が外側に出てくるくらい吸い付け
ドロッとした血が君の足元の周りを泳ぐ
君は喘いでいる、喘いでいる
肉付きのいい言葉たちの上で喘いでいる

そいつを寄越せ、そいつを寄越せ
そいつを寄越せ、僕の生気のない心を弱めて
そいつを寄越せ、そいつを寄越せ
僕を盲目にしてくれ
一歩後ろに退いて、そして一段下がる
僕の脇腹に針を滑り込ませろ

僕の頭は冷たくて、僕の両手も冷たくて
僕の心は冷たくなり、僕の心は黒々として来る
そしてこの毎度のようなクソッタレな夜を止める、毎晩
僕はそれが止むまで待つ
けど、それは・・・
歌う、鳥たちが、歌う、鳥たちが、歌う、鳥たちが、歌う
失せろ、失せろ
失せろ、失せろ

そいつを寄越せ、そいつを寄越せ
そいつを寄越せ、そいつを寄越せ
そいつを寄越せ、そいつを寄越せ

Give Me It は、普通のシチュエーションでは使いません(幼児段階で行儀が悪いと叱られるレベルで、Give it to me. に直されます)

使うとすれば、いけずにお預け食わされてる状態で『(意地悪しないで)寄越せ!』っていうレベルで使う。どっちにしても普通に使いません。

曲そのものは、あんた、クスリでもやって、見境つかない状態で相当太めの女性でも抱いたんですか、みたいな歌詞。

Slit the cats like cheese も slit がエグイレベルの意味があると知ると中々・・・下着のスリットも、”くぱぁ”も重なって。ああ、いやだいやだ。前のアルバムより猥褻だ。

groovy は、物凄く皮肉な言い方のような感じ。
あーあーはいはいカッコいいっすね、みたいなレベルの古臭い言葉なので。

Ren 注記

Dressing Up

ゆっくり、沈んでいきながら
それが遅すぎるなんて事はなさそうだ
ゆっくり、沈んでいく、ああ、ゆっくりと
キスするために、めかし込んでいる
僕は、この全てに触れるために、めかし込んでいる

めかし込んでいる、めかし込んでいる
ああ、僕はめかし込んでいる
今週いっぱい、踊るために
ああ、僕はめかし込んでいる
ああ、僕は眠るためにまで、めかし込んでいる

キスするために、めかし込んでいる
僕は、こんな全てのことのためにも、めかし込んでいる
僕は、君の顔を食べてしまえたのかも
僕は、君の全てを食べてしまえたのかも

めかし込んでいる、めかし込んでいる
めかし込んでいる、めかし込んでいる
ああ、この夜は、決して僕を行かせようととしないんだろう
めかし込んでいる、めかし込んでいる
めかし込んでいる、めかし込んでいる
ああ、この夜は、決して僕を行かせようととしないんだろう

ゆっくり、沈んでいきながら
それが遅すぎるなんて事はなさそうだ
ゆっくり、沈んでいく、ああ、ゆっくりと
君が僕をまた、拾い上げてくれるだろう

ロバートが化粧の前に行う『儀式』の事についての歌だそうだ。

Ren 注記


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