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43.寂しがり屋怪獣

酔った頭で思い出す人が、
どれだけ自分にとって大きな存在か…

私はお酒を飲んで電車に揺られると、脳貧血を起こすので
外でのお酒の席は、本当に大切にしたい関係の方々だけにしている。

いつもより素直に会話ができる時、
思い出される人間は本当に愛されている

その場にいなくても話題になるのは、それがどんな内容であったとしても
結局は大切な人だし、可愛いからなのね。

愛され方が上手だとか、世渡り上手だものね。
なんて言われても別にそんなことはない。
前を歩いてくれる、
ありがたいおドジな兄がいたからだ。
彼は良いお手本だった…

愛をもらえる人はみんな、
先ずは己の方から愛をわたしているように思う。

最近、その愛の形がいびつな、
不器用な人の話を聞いた。
大好きな憧れの人の仲間でいられるように、一生懸命その人の真似をしたり
この居場所にいられる自分を守りたいという心。
自分にもあてはまることがあったし、
私はその人にはなれないけれど気持ちもよく分かる。
なんだか寂しがり屋な怪獣のようだなと思った。

お酒で顔を赤くしながら、みんなその人のことを一生懸命話していた。
仕方ない奴なんだけど、憎めないんだよな。って少し笑いながら。
その場にいなくても思い出されたり、こんなにどうにかしてあげようって
思われている人って愛されている証拠だなと思った。
ちょっとだけ羨ましい人。

私は酔った頭で思い出すのは、
みんなのことだったりするよ。
名前もない1人の歌うたいに出会ってくれて、
私に名前と居場所をくれる人たち。
みんながいるから私がいるということに感謝という言葉だけでは足りない。
いつも本当にありがとう。
移ろう日々の中で、言葉にしなくても今どんな感情かなって
汲み取ってくれているんじゃないか。というほどに
あったかく、そばにいてくれるなんて愛以外の何者でもないじゃないか。
これを大真面目にシラフで書いていることを疑ったりしないでネ。

みんなが先にくれた愛を、私からも送りたいのです
音楽という形で届けると、いつもみんなありがとうって言ってくれるけど
私がいちばんありがとうなんだよ…

もっともっと大きくなりたい。
沢山の人に知ってほしい。
小さな目標でも一つずつ夢を叶えていくから、
まだ見ていて欲しいです
お酒を飲んだら私を思い出して、
帰り道には『酔いどれタクシー』なんかを口ずさんでください…

私も十分寂しがり屋の怪獣

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