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些細なことを真剣に

先日、高校の同級生から出張でインドネシアに行くぞ!と連絡が。
なかなか予定が合わないなか、出張最終日の帰国前にホテルまで会いに来てくれて、約10年ぶりに再会することができました。

友人とは中高の同級生で、高校からはサッカー部でチームメイトに。高校3年の夏のインターハイ後に引退する選手も多い中、選手権予選の終わる最後まで、3年間一緒に戦った仲間です。昔からコツコツと試合に出ても出なくても、真面目にやり抜く姿勢がすごく印象的でした。

10年ぶりの再会。
会ってすぐに学生の時みたいな感覚に戻って話ができて、やっぱり一緒に戦った仲間って良いよなとちょっと感動。
お互い色々と環境も変わった中で、近況報告や当時の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。

その中でも友人が話してくれたエピソードがとても嬉しかったのでその話を。

高校を卒業後、お互い違う大学で体育会に所属し、大学サッカーの世界へ。ある時、試合会場が一緒になり、友人が試合前のウォームアップを見ていると、1人だけウォームアップのパス練習から誰よりも真剣にやってる選手が目につき、よく見たらそれが私だったそうです。

些細なことを真剣にできる選手がプロになるんだなと、その後、私がプロになったことを知った時に思ったそうです。

正直、ハイレベルな大学サッカーの競争で生き残るために必死なだけだったんだと思います。周りの選手は余裕を持ってプレーできるレベルにあったからこそ、その後Jリーグの舞台に行けたのだとも思います。

でも、色んな国、色んな状況でプロとしてこれまでサッカーをしてきた中で、なぜ今日まで生き残ってこれたかというと、大学の時から変わらず、些細なことを誰よりも真剣にやり続けてきたことが、自分の道を切り拓いてきてくれたからだと思っています。

うまくいかない状況の時にも流されず、望むような環境でなくても腐らずに、目の前のパス一本を試合をイメージして蹴れるかどうかに意識を向けて積み上げてこれたからこそ、自分の夢や目標を叶え続け、いまもなお向上心と好奇心を持ち続けて挑戦ができているのだと、友人の言葉を聞いて点と点が繋がっていくような感覚を得ることができました。

自分のベストなプレーを試合でしたい、自分の伸び代いっぱいまで伸ばしたい、というシンプルな想いがここまで自分を突き動かしてきましたが、客観的な意見をもらえたことで、それを10年以上も続けてこれたこともまた自分の武器であるなと思うことができました。

今回、色んな偶然が重なって再会することができましたが、きっとこのタイミングで、しかもインドネシアで再会したことというのは何だか必然だったような気が私はしています。

最後に、頑張れよと背中を押してもらえた事がすごく力になり、最後まで自分らしく走り切ろうと改めて自分に誓ったそんな日になりました。

些細なことを真剣に。
自分が信じた道を正解にできるように、今シーズンも最後まで頑張ります!

ではまた。

“ It’s up to you “

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。