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とある英雄の話


『もっとこうなったらいいのに』


自分がその想いを抱いている当事者だとしたらどうするだろうか。
我慢するだろうか。
その場から立ち去るだろうか。

『迷った時は困難な道を選べ』
これは芸術家であり、希代の哲学者でもあった岡本太郎の残したとても有名な言葉である。


人生は常に選択肢の連続だが、いつだって僕ら人間はリスクを避け、楽な道を選びたがる。
しかしリスクを取らなければ、挑戦しなければいつまでも今の自分のまま。
『もっとこうなったらいいのに』と思い続け、ただ環境や周りの影響力に流されるだけ。
弱者のままである。

真実を伝えよう。
リスクを取らず、挑戦もせず、ただ流されるだけの弱い自分のままでは理想を叶えることなど不可能だ。

今日の蓮雫編集室は果敢に理想を叶えようと挑戦し、ガチで怒られた英雄を紹介する


理想はあるが行動できずにいるメンバーは今回の記事を読むと、問題解決のためにどう行動するといいかがわかるようになると思う。

時を遡ること練習前日。

密かにふざけているかなつ


ということでさっそく3人でグループ電話を開始。

まずは練習中にしている密かなムーブについて取材してみた。
しかし聞けば聞くほど大真面目であり、育った環境の素晴らしさが透けて見えるようないいやつだったのだ。

絶対いいやつ


企画倒れしてしまったかもしんない…
あまりの大真面目ぶりに企画を練り直そうとも思ったが、今の練習についてどう思っているか率直に聞いてみたら

『レスポンスはしっかりしているが、お笑いが足りていない』という問題提起があった。

問題提起
問題や課題を解決すべき事項として投げ掛けること。議論を行うためのたたき台として、疑問を投じること。

実は今回の記事を担当するえーじこと篠原英治は事業を展開する経営者である。
問題提起ときたら、問題解決のための仮説検証をせずにはいられない性分なのだ。

燻製屋さんやってます


①問題提起
『お笑いが足りていない』


解決への道のりは実にシンプルである。


①問題点の言語化
②解決策の提言
③実際にやってみる
④効果検証


①では今回、練習になにかこう、あと少し足りないものがありそう。でもそれがなにかはわからない。もしかしたらあともう少しお笑いが足されれば最高の練習に、最高の蓮雫になるのではないか。
もっといいチームになるのではないか。

そんな仮説が提唱された。これが正しいのかどうかはやってみなければわからない。今わかっていることは、得体の知れない『もっとよくなったらいいのに』という言語化しきれないモヤモヤがあるという事実だけ。

ならば正解などない。モヤモヤを晴らすため、次だ。

くれぐれも強く共有するが、蓮雫というチームがもっと良くなるよう願って実際に行動する尊い英雄の話である。

②解決策の提言

お笑いを足せば良い。実にシンプルかつ明快な方法を思いついた僕らは具体的なアクションプランを立ち上げた。



【解決策】
⑴みかこボケ→かなつもうええわ→ありがとうございましたムーブで笑いを足す
⑵給水給水マーチ10人を目指す
⑶隊列に一番に戻るドヤ
⑷ハスッたら『見えたぁwwwwwww』

※約束として怒られたら素直に謝るという設定を加えた。


これでモヤモヤが晴れるかもしれない。
期待と少しの不安で胸を膨らませ、眠った。


③実際にやってみる


ルール説明

⑴みかこボケ→かなつもうええわ→ありがとうございましたムーブで笑いを足す
→今考えると何を言ってるかわからない。深夜テンションだったのかもしれない。

⑵給水給水マーチ10人を目指す
→給水給水♪という水を飲みに行くマーチを作り10人巻き込むまでやるにぎやかし。

意味はわからない

⑶隊列に一番に戻るドヤ
一番に隊列に着き、2番手以降のメンバーをザコ呼ばわりするにぎやかし。

⑷ハスッたら『見えたぁwwwwwww』
ハスると見えなかった前の前のメンバーの後頭部が見えるので嬉しがるにぎやかし。



ところが当日、うっかり仕事をしすぎた篠原英治は少し遅れて練習に参加。
しかしそこにはシュンとしている二人の屍があった。
そう、すでに全部やって練習を邪魔するなと怒られていたのだ。

すまん、めっちゃ笑った

しかし二人を死者蘇生で生き返らせ強引に推し進めることにした。
仮説検証はデータが取れて初めて成功と言える。データを取るまでは死んでいる場合ではないのだ。


代表経験者。蓮雫歴13年の35歳。
『俺を叱ることができるメンバーは今の蓮雫にはいないぜ!』

本当にややこしいやつが①〜④をやりまくる、運営にとっての地獄が始まった。本当に辞めさせた方がいいかもしれない。

案の定、二人がふざけて叱られたよりも10倍ぐらいのエネルギーでふざけ倒しても篠原英治は叱られない。止められないのだ。

止められない本当にややこしい図


④効果検証


効果のほどはいかがだったか。
ここが重要である。練習が盛り上がって、かなつのモヤモヤが晴れたら最高。
他のメンバーも練習が楽しくて毎週かかさず練習に行きたいって思ってくれるきっかけになれたらなお最高。

ふざけ倒してやりきった感が出た練習終わりの終礼。キャズは言った
『祭りは近い。俺たち先輩から、やる時はやるって雰囲気を作っていってほしい』

篠原英治は自然と背筋が伸びた。たぶん俺のことを遠回しにで牽制している。

キャズは続けた
『ONとOFFをはっきりさせよう』

おっしゃる通りすぎるので俺は小さな声で謝ったのであった。
結果、練習に笑いを足すことは成功したかもしれないがなにかを失った気もする。


まとめ

まずは今回、自分を犠牲にしてでもチームをもっとよくしようと行動したみかことかなつの二人の挑戦にはリスペクトしかない。
そしてごめんなさい。二人をそそのかしたのは俺です。二人は1mmも悪くない。

色んな角度から色んな想いを持って蓮雫に携わっているひとりひとりが、それぞれの理想を叶えようと挑戦していくことはとても大切だと思っている。
もちろん挑戦にはリスクがつきものだ。傷つくこともあるし、恥をかくこともある。

だからついつい他力本願になってしまうこともあるだろう。

だがこれだけは覚えておいてほしい。


①人生の主人公は笑う方じゃない。笑われる方だ。

②理想を叶えようと行動すると叱られるし、嫌われることもある。叱られない、嫌われないってことはなにも挑戦してないってことだ。


みんなでいいチームってなんだろって考えを持ち寄って、議論して、みんなでいいチーム作れていったら最高だね!

えーじでした!また練習で!✋

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