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アルフレッド・ノーベルーホロスコープ

ということで、今回はノーベル賞の創設者、ダイナマイトの開発で有名なアルフレッド・ノーベルについて、ホロスコープを見ていこうと思います。

ちなみに、過去の偉人に関しては、ホロスコープ、姓名判断、総合判断とやっていましたが、今回は海外の方で、姓名判断では画数が色々分かりにくくなるので、とりあえず、今回のノーベルさんについては、姓名判断はしません。

では、アルフレッド・ノーベルのホロスコープです。
誕生日は1833年10月21日、スウェーデンのストックホルム生まれのため、おおよその緯度、経度からホロスコープの作成をしています。

まずが円盤から。

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やはり偉人あるあるで、複合アスペクトであるTスクエアが複数見つかりますね。
ソフトアスペクトは金星と海王星、月と土星のわずか2つで、ソフトアスペクトよりも、ハードアスペクトが目立ちます。

次に、表のチャートを見てみます。

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ということで、これがアルフレッド・ノーベルのホロスコープになります。
ノーベルと言えばダイナマイトですが、星同士の連携から、それが見えてきます。それをこれからお話ししていきます。

まず、ノーベルは太陽と火星が合、アウトオブサインですが、天秤の社交性、バランス感覚のある人柄と、一点集中、強い情念、洞察力に優れた行動面が、イコールで繋がっています。

これは、つまり付き合う人、接する人を見極める目を持ちつつ、社交性と知性で交流する人で、人付き合いに失敗しにくく、何か目的を持つと、その目的に合わせた人脈を広げる、協力者や賛同者を得ることなどを得意とします。

ノーベルは金星乙女座、海王星山羊座のトラインを持ちますから、現実的な成功を得ること、権力を持つことに対する想像力と、緻密な計画、計算を練ることを好む性質が協力し、どうすれば成功するか、地位を得られるか、というビジョンに、緻密な計画を練って挑むことを好む、という性格を持つことがわかります。
余談ですが、この組み合わせは、細かな手作業、計算を駆使した対処を得意とする面、恋愛ではロマンチストで、潔癖な面もあり、形式に沿った進み方を好んだりもします。

そして、ノーベルはこの太陽、火星の合が、木星とオポジションを形成しています。

先程、太陽と火星の合により、人を見極める目を持つ点、目的に沿った人脈を得られる、という能力についてお話しましたが、この、目には見えない心の繋がりや信頼、精神的な満足を目指す蠍に対して、金銭や物理的、五感による、感覚的な満足を広げるのが木星の牛、ということになります。

太陽の天秤と火星の蠍、海王星の山羊座はスクエアも形成しており、ノーベルは、このTスクエアにより、自分の現実的な権力や地位を得にいく、という点には、とにかく不本意さを実感しやすい配置になります。

ノーベルは、自分の作ったダイナマイトの起こす、戦争での悲劇への贖罪として、自分の資産を使ってノーベル賞の設立、賞の授与などを始めましたが、これらTスクエアの星の配置から、二つの理由が浮上します。

一つは、本来ならば心で満足したい蠍が、金銭面でばかり豊かになっていく、という点への反発で、太陽ー火星と、木星とのオポジションから。
二つ目は、この、自分の得たものをバランスを取って分配したい、という、天秤、山羊のスクエアの影響ですね。

では、そもそも何故ノーベルはこうした産業に関わったのでしょう?

これは、ここからはまだ研究途中で、こういう考え方もできるかもしれない、という、一説として読んでいただければと思うのですが、ノーベルの火星、蠍は生と死を司る星座である、という点に注目します。

火星は軍神アレスの守護星で、戦いを司る神の星になりますが、蠍は火星にもドミサイルで、生と死、というものへの関わりを強めます。
そこに、更に物質的な拡大を目指す木星、牡牛座という要素を加味すると、戦いによる生と死を司る物質の拡大=兵器の拡大、という図式が見えてくるのですね。

火星と木星は共に初期度数で、その始まり、起源となるところから、この兵器の拡大をまさに始める人物、という、ノーベルのホロスコープが現れてきます。
この初期度数、というのは、正確な作用はアスペクトにもよりますが、物事の黎明期に現れることから、例えばアインシュタインなども、知性の水星、改革の天王星で初期度数を持っていて、こちらは頭脳の面での改革を始める性質を有していたりします。

ただし、実際には、まさに生と死を司る冥王星の牡羊座、改革を行う天王星の水瓶座は、ノーベルの中ではアスペクトがなく、ノーベルだけで成し遂げるにはパーツが足りていない、という印象があり、協力者である人物のホロスコープも見てみたいのですが、残念ながらそちらは資料がないため、今はまだ研究途中、ということになっています。
(水星蠍と冥王星の羊は150度で、戦争や生死、というものへ、無意識に知性を働かせていた、とは言えるのですが、水瓶座は完全にフリーとなっていますので、おそらくトラサタや水星へ関わりの深い誰か、協力者がいると思うのですが、一人では改革にまで進まないのですね)


ということで、今回はちょっと不確定要素を盛り込んだため、若干いつもとテイストが変わりましたが、アルフレッド・ノーベルの解説、紹介とさせていただきました。

海外の偉人さんなので、文化、風習の違いを考慮して、どのような生活を送っていたか、には触れませんでしたが、日本人とは違った私生活や恋愛観などはあると思いますので、れんがそういう知識を得ましたら、またどこかで補足するかもしれません。

では、次回は余談にはなりますが、予定では一回ホロスコ星を使って、また一つ星座のお話をさせていただこうと思っています。

ではまた✨

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