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姓名判断、ホロスコープ、タロットなどなど占い各種を研究する人。軽くメカ音痴につきnot…

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姓名判断、ホロスコープ、タロットなどなど占い各種を研究する人。軽くメカ音痴につきnoteの機能についてはまだまだ色々とお勉強中。

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  • 小説:ホロスコープ

    最初は最近のなろう系の転生令嬢について、ホロスコープから見るとどう判断できるかの解説から始めましたが、途中から普通の小説になっています。 基本的に3日に1回の更新ですが、暇潰しにでも楽しんでいただければ幸いです。

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    今まで解説をしてきた姓名判断の基本や各運、五行の説明などを載せています。

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姓名判断の基礎1

前回は天比衛さんという架空の人物に登場してもらいましたが、今度は人名です。それもかなりの有名人さんにお越しいただきました。 日本人なら誰しもが一度は目にしたことがある、その名もズバリ、、 山田太郎さん✨ はい、ザ・見本の代名詞。リアル有名人さんや漫画にも出てきたことがある名前ではありますが、ここではまさに姓名判断の見本として出てきていただきましょう。花子さん希望の方、いらっしゃいましたらごめんなさい、今回はパスで。 山田太郎、山が3画、田は5画、太は4画、郎は9画、総

    • ホロスコ星物語192

      「そうか、君が、聖女、、」 侯爵は、驚きつつも、これでようやく納得できたというように、どこか冷静に、こちらを凝視してきます。 まあ、、これだけあれこれ見せてきたから、驚くにしても、理解はできるよね。さっき魔王と一緒にいるときも、正体こそ明かさなかったとはいえ、魔王とまともに会話ができるっていうだけで、そんな人間は大分限られてくるわけだし。 「これは驚いた、、お嬢さんが、あの筆頭公爵令嬢か。確か数ヵ月前には亡くなったという話が社交界では飛び交っていたはずだが、まさか、あな

      • ホロスコ星物語191

        奥で普段の服に着替えて、ようやく一息ついた小恵理は、そろそろ見慣れてきた部屋の景色に、また帰ってきちゃったな、と大きくため息をつきます。 場所は、ベツレヘム侯爵邸でずっと囚われていた、例のやたらと内装の豪華な留置所、貴賓室です。名称的には貴賓室と言っているけど、盗聴機能やら各種魔術の探知機能やらが付いていて、およそプライバシーと呼べるものは存在しません。 あの後、結局逃げるに逃げられず、王子に捕まった小恵理は、反省しろ、と一言だけ言われて、再度この牢へと放り込まれてしまっ

        • ホロスコ星物語190

          ぽつぽつと、気が付けば小雨の降りだしていた公園には、その場でかしずいたまま動かない8人の魔族と、最後のカイロンの眼光に、さすがにビビり散らかしたのか、腰を抜かして立ち上がれなくなった、ベツレヘム侯爵だけが残されていて。 「伯爵、、そっか、急がなきゃ!」 小恵理は、自分の顔を濡らす雨粒を軽く一拭いして、その言葉の意味を理解します。前もって算段を立てていたということは、下手をしたら小恵理が屋敷を出発した時点くらいから伯爵の断罪は敢行されていて、罪状や理由など読み上げるとしても

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        姓名判断の基礎1

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        記事

          ホロスコ星物語189

          「大人しく殺されてあげる気は、ないよ!」 小恵理は、封じられていた魔力を解き放ち、今まで隠していた力を爆発的に燃え上がらせて、自分へと降りかかる全ての脅威を打ち払うべく、剣を構えます。 けれどーー 「、、あれ?」 魔力を解放し、剣を構えた小恵理に対して、襲ってくるような刃は、一つもなくて。 唯一、後ろで剣を突きつけていた侯爵だけが、小恵理の唐突な挙動、魔力による圧力に圧倒され、吹き飛ばされたように、地面へとへたりこんでいましたが、、小恵理を取り囲んでいた魔族たちは、

          ホロスコ星物語189

          ホロスコ星物語188

          喉元に、突きつけられた刃、、それを、どこか冷めた瞳で見つめて、小恵理は軽く溜め息をつきます。たぶんこうなるだろうとは、思っていたけれど、、と。 侯爵も、好きこのんでこんな暴挙に出ようとしているわけではない、、それは、今の話を聞いていれば、よくわかるけれど。小恵理は、その長い懺悔のような宣誓に、そうですか、と感情を込めない一言を返します。 「、、侯爵の屋敷にはしばらく住ませていただきましたが、タウリス伯爵様の家と同様、様々な花の咲く見事な庭をお持ちでしたのに、私も一つだけお

          ホロスコ星物語188

          ホロスコ星物語187

          流れるブルフザリアの景色を眺めながら、小恵理はやや心持ちを緩めて、柔らかな弾力のある革製の座席へと、ゆったりと身体を沈めます。なんというか、暇すぎ、、ううん、平和すぎて。 これまで、牢の住人だったときからずっと緊張の連続だったけれど、こうしてのんびり馬車になんか乗って揺られてみると、いかに普通が一番だったのかを痛感します。久しぶりに盗聴環境から解放されて、あー、本当に気楽。馬車の進む、ガタガタとした振動を身体に感じながら、小恵理はようやく緊張が解けた自分を自覚します。 自

          ホロスコ星物語187

          ホロスコ星物語186

          さて、そんな感じに、優雅な貴族らしい1日を、更にまったりのんびり過ごして、昼。 いつものように侯爵が部屋にやって来て、小恵理も素直に侯爵を招き入れ、そろそろ捜査についての話題が尽きでもしたのか、今日はブルフザリアの名産について、あれこれ話なんか聞いたりします。や、捜査のための協力ならするけど、本当にただの雑談で、別にブルフザリアに興味ないし、用がないなら来なくていいんですけどって感じです。 こう毎日熱心に通われると、さすがに、目的だってわかっているけれど。年齢差や外見は、

          ホロスコ星物語186

          ホロスコ星物語185

          さて、、ベスタを見送った小恵理は、その背中が視界から消えたタイミングで、ほんのちょっとだけ息をつきます。 たぶん、、これで大丈夫。急に露骨な咳払いを始めて、我ながら最後の演技は大根だったと思うけど、勘の良い、頭も良いベスタだから、大体、伝えたいことは伝わったと思います。メイドさんは一見普通にしているけれど、何かを考え込んでいて、普通ならこの通り、意味のわからない合図ばかりだったと思うけど。あのベスタだから、あとはうまくやってくれると信じることにします。 それから、そのベス

          ホロスコ星物語185

          ホロスコ星物語184

          やー、、そっか、そうだよねえ、、でも、この状況はまずすぎる。目の前に現れたまさかの姿に、完全にやらかしたこれ、と小恵理は顔色を青くして、しばらくフリーズします。なんでここに来てるのよっていう、勿論悪い意味で。 彼は、失礼します、と少し焦ったように部屋へと入ってきて、いかにも小恵理を心配しているように見せかけつつ、目だけが本気で怒りを伴っていて。冷たく眼光煌めかせてくるのがまじで恐怖です。頼むから屋敷壊したりしないでよ、、と、無意味にそんな心配もしてしまいます。 彼はーーベ

          ホロスコ星物語184

          ホロスコ星物語183

          さて、事件についてだけれど。小恵理は、侯爵に示された三点を結ぶ線について、順に考えを巡らせていきます。 まず少なくとも、初日の侯爵との尋問とその後の調査から、死体が移動させられた理由は予想通り、死体の隠避と見せかけて、実は異臭を放たせて冒険者に発見させるため、と判明しているので、それは除外して考えるとします。本当は、移動させた理由そのものについては、見るべき点もあるし、そこからいくつかの推論も立てられるのだけど。ここではまだ言及しません。 それに、殺人の犯人も場所もわかっ

          ホロスコ星物語183

          ホロスコ星物語182

          この、熱心な目線、、中等部くらいからずっと覚えがあるんだよね、と小恵理は、困ったように首をかしげて、侯爵に、では、お話をお伺いします、と話の続きを促します。侯爵にどう思われているにせよ、まずは話を聞かせてもらわないことには、協力も何もないのだから。 小恵理がとりあえずでも協力する姿勢を見せたことで、侯爵は、わかった、と頷き、それぞれの場所について、今度は個別に少し解説をしていこう、と引き続き力ある声で言って、地図上に示された、いくつかの点を指差していきます。 「まずは、こ

          ホロスコ星物語182

          ホロスコ星物語181

          「こんにちは、ごきげんよう」 重い音を立てて鉄扉を開け、人を見るや、嬉しそうににっこりと微笑む侯爵様、相変わらず洒落もののスタイルで、よく手入れされた黒装束に、必ずどこかに金の装飾を身に付けていて、貴公子、という表現がぴったり来る雰囲気があります。 とはいえ、、ね。そろそろ見慣れた格好に、内心思っていることを顔には出さないようにしながら、小恵理も笑顔を作って、こんにちは、と返します。いや、この服の趣味、確かに色使いや組み合わせはカッコいいんだけど、センス自体はどこか微妙っ

          ホロスコ星物語181

          ホロスコ星物語180

          さて、、日がな一日やることもなく暇だと、自然と頭は何かを考える方へと向かうしかなくて。小恵理はいつものようにソファーに座って外の庭を眺め、冴えない表情で、重いため息をつきます。自分が結構アクティブだという自覚はあるから、こういうの、本当に苦手です。 何がキツいって、まずずっと時間を無駄にしてるのがキツくてさ。あの日、侯爵に尋問を受けてから更に3日、ここに来るまでは途中、コエリの用件で寄り道こそしたけど、決して無駄ではなかったし、それを見届けたはずのベスタを見ていた限り、ちゃ

          ホロスコ星物語180

          ホロスコ星物語179

          「さて、では、少し一息つこう。こんな場所で申し訳ないが、君も紅茶を楽しんでくれ。王都の茶葉には劣るかもしれないが、我らがベツレヘム原産の茶葉でね。抜けるような香りが心を落ち着かせてくれるはずだ」 侯爵はあれから、そういえば君の名前は、や、王都では何を、といった、ありきたりな世間話のような問いを続けて、尋問をしていた時とはうって変わった、人懐こそうな笑みなんか浮かべてきて。小恵理も一度気分を切り替え、はい、と頷きます。 名前は、とりあえずキーリと偽名で名乗って、王都では学院

          ホロスコ星物語179

          ホロスコ星物語178

          突然現れた、白皙の美男子然とした青年は、向こうも小恵理に気が付いたのか、言葉を止めて、君は確か、、と、何かを思い出すように小恵理の顔を凝視してきます。 「驚いたな。君は確か、王城で私に屋上への道を聞いてきた子だったね? 何故我が領地に?」 「人探しです。どっかの誰かさんに連れ去られてしまったもので」 おっと。イライラで、つい少し皮肉を利かせた言い回しになってしまいましたが、青年はーーああ、我が領地ってことは、この人が新ベツレヘム候ってわけね。だから、正式な爵位の就任、父の

          ホロスコ星物語178