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Xデザイン学校 第9回アクティングアウトと発表

1月12日土曜日。おだやかな天気です。
昨年3月からはじまったXデザインスクールも今回でいよいよ最終回。
今日のアジェンダは講義→準備→アクティングアウトと発表→総評となります。
前日に最終打ち合わせ
私たちのAチームは前日に最終打ち合わせをしました。それぞれ作業分担をし、どんな発表にするかの大まかな道筋まで決定し、その日は解散しました。
それぞれ作業分担してみると、それぞれの認識に微妙に差がある事がわかります。
そしてそれをチューニングしながら、みんなでひとつの方向に向かっていく。
最後の方は、チームに信頼関係ができていて、活発に議論ができたと思います。
学び・成長は、信頼感やそれを生む土壌の上に成り立つ側面もあると感じました。

アクティングアウト・発表
私たちAチームは職人さんを育成する「すみれアカデミー」とお客様とマッチングする「すみれExpress」サービスを提案しました。
私たちのサービスは育成とマッチングの2つの大きな柱があるので、サービスが煩雑で伝わりにくくなっていないか、しっかりメリットが伝わるかに注意しながら発表の構成を考えました。発表した時はうまくできたのではないかと思っていました。

総評
総評では下記のような評価をいただきました。
○手間仕事のような簡単な仕事でない、技術のいる仕事の時にうまくいくか?
○職人が教える気になるか?
○副業希望の人が職人を選択するか?
○日本人は職人になりたがらない。なりたがるとすれば移民の方。
○素姓がわからない人を家にあげるのは不安。安全性でリスクが高い。
ということで、結果は残念な評価になってしまいました。
一瞬でもうまくできたと思った自分が恥ずかしいです笑。
なぜこうなったか、自分なりに考えてみました。
大きな原因は3つあるかと思います。
1.ペルソナの設定に問題があった。当初インタビューを堤さんに行いましたが、後日サービスが確定した後に、「このサービスは、僕なら使わない」とおっしゃったので、安易にペルソナをもう一人増やしてしまいました。
思えばこの時になぜ使わないか、どうやったら使うか、サービスを変えるべきか、ペルソナを変えるべきかもっと深く突き詰めるべきであったと思います。
2.職人不足の問題ばかりに目が行き、業務の特性をつかめていなかった。「人と技術の質を問う仕事」である事がサービスで考慮されていなかった。
業界への知識不足、高橋さんに聞いておけばわかるような事を聞くのをぬかっていた部分もあり、サービスの細かい詰めや取捨選択、ここを重視すべき、という所の判断ができていない部分がありました。
3.アクティングアウトからサービスを詰める事ができなかった。うまく発表する事ばかりに気をとられていて、アクティングアウトを本来の目的である、サービスの精度をあげるために利用できませんでした。ここで問題に気づけなかったのは、まさに経験不足だと思います。

どのチームもみつけたイシューやインサイトはよかったのにサービスにそれがうまく反映できていない、とのお言葉をいただき、まさにその通りだと思いました。
言っていただくと「そらそうですよね。」と思うのですが、自分で気づけないのは本当に悔しいところです。
後はトライ&エラーで実践を重ねて、経験を積んでいくしかないなと思っております。

この一年について
1年間ありがとうございました。私の場合は2年間続けての参加でしたが、2年間参加させていただき、良かったと心から思っております。
1年だけで、終わっていただら、あまりにもわからなすぎて、怖くて実際にUXの技法を使ってみようなどと思わなかったと思います。
私は臆病な性格で、石橋を叩いても渡らない感じなのですが、少しずつ自分なりに変化の兆しがみえてきていると思います。
昨年、UXの調査をさせて欲しいとお願いしてみたり、自分のアセットを利用して新しいなりわいを考えて実践する取り組みをはじめてみました。
まだまだ形になるかはわかりませんが、この学校のおかで、新しい事にトライしてみたい、もっと変わりたい、という意欲が湧いてきました。
厳しく暖かく指導してくださった浅野先生、佐藤先生、この場を与えてくださったスタッフの皆様、一緒に学んでくださった皆様、課題をくださった高橋さん、わがままな私を暖かく受け入れてくださったAチームの皆様に心より感謝しています。
なにより良かったのは一緒に学ぶ仲間ができた事と思っております。
皆様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

最後に
今年は感動を沢山する1年にしたい、と浅野先生の最後の講義を聞いて思いました。「感動した経験、感動を焼き付ける」今一番したい事はこれだ!と思いました。忘れないように書いておきます。



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