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過大評価されているモノ・過小評価されているモノ

こんにちは。
作ったカレーのルーが大量に余っている状態でカレーに飽きてしまった松木蓮です。
#トンカツにも飽きちゃった

(4355文字 / 約8分半で読めます)

さて、今日は「過大評価されているモノ・過小評価されているモノ」について書いていこうと思います。ちょっと長めなので、気になるところだけ読んでいただけたら嬉しいです!


▼アル開発室が面白い

さて、そんなわけなのですが、僕はけんすうさんのサロンに入っています。

古川健介さん(通称けんすう)は起業家として知られている方で、アル社で事業展開されています。「漫画」を軸に創作活動(クリエーター)の加速を目指しているようで、サロン内でもそうした投稿があったりします。

サロンの中で起きていること:
サロンはクローズドなコミュニティーなので怪しい響きにどうしてもなってしまいますが、アル開発室ではけんすうさんが毎日記事を投稿してそれを読む、いわゆるメルマガみたいな感じです。内容は、けんすうさんの日々の気付きや世の中の考察など、アル社のサービスの今後についてなど色々です。特別交流があるわけでもない(コメント欄くらい?)ので、サロンの定義にもよりますが、サロンっぽくはないかもしれません。メルマガという認識でさほど問題ないと思います。

僕がけんすうさんのサロンに入っている理由は漫画にはなくて、というもの僕は漫画をほとんど読んでこなかったこれまででして、完読した作品は「スラムダンク」「アイシールド21」「家庭教師ヒットマンREBORN!」くらいです。

昨年の自粛期間でジャンプコミックスが無料公開していましたが、その時にワンピースを読み始めたのですが、空島でエネルを倒したあたりで読むのを辞めてしまいました。それから、高校生の時に部室に進撃の巨人が転がっていたので、グロめの描写に片目を瞑りながら途中まで読んでそれっきりといった感じです。

漫画に疎い僕なのですが、アル開発室に入ってみたのは漫画ではなくて、けんすうさんの頭の中を覗きたいと思ったからに他なりません。

で、昨日過去記事を読み漁っていたのですが、なるほどと思った投稿があったので、それが今日のテーマです。


▼過大評価・過小評価

原則記事内容は口外禁止になっているので事細かに説明することはできないので、書かれたいたことを僕なりに咀嚼するという体で書き進めていきます。

【過大評価されているもの】

💰お金を得ること
📰情報を知ること
😎成功すること
✨才能があること
👀認知があるこ👀

【過小評価されているもの】

💸お金を良い形で使うこと
🗣物語を語れること
😱失敗すること
💪努力すること
😍人気があること

こんな感じで書かれていて、こういう整理は大事だなと思います。これをそれぞれみていきたいと思います。

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💰調達と運用💸

まず最初に書かれているお金についてなのですが、確かに世の中では「お金を得ること」を軸に話を進めます。年収いくら?とか、豪邸訪問なんかもそれを具現化した感じかもしれませんね。

そのくせ、沢山稼ぐ人に対して叩いたりするという矛盾した構造になっているのが日本という不思議な社会です。

(お金持ちが納めた税金で道路歩かせてもらってる、みたいな考え方は極端かもしれませんが、本来ならあざす!のはずなんですよね、、)

それで、「得る」ということについては多分そんなに難しくないはずで、それこそ自分の「時間」を売ればその対価としてお金がもらえます。どんな価値を提供できるかが重要なので、本質的には「得る」というのはあくまで結果なだけであって、その過程に目を向けるべきだなと思うんですね。

なので、Uber Eatsで何十万円も稼いだなどとメディアで取り扱うのは誤った取り上げ方(そこには本質的に意味はない)だなと僕は思います。

一方で、良くお金を使うのはあまり目が向けられません。投資などについての話にも関わってくると思うのですが、どこに張ってお金を注ぐと、リターンが大きくなるか、とか社会にとって良い使い方とは何か、みたいなのはあまり聞きません。

資金調達と資金運用では明らかに運用の方が難しいので、どうやったら上手くお金を使えるのかについて議論するべきだと思うんですね。この辺は僕も勉強段階なので引き続き学んだいきたいと思います。

そもそも、お金が動いている状態が経済の本来の在り方なので、貯金などお金の動きを止めて、流れが淀んでいるところを評価してしまうのは違うんだろうなと思ってます。

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📰情報と物語🗣

続いて、情報と物語。物知りな人は褒められて、沢山のことを知っているのはすごいと思うのですが、令和の時代にはその価値は落ちてきていると思います。

いわゆる情報は誰かに聞くよりもネットで検索する方が速いので、それで事足りると思うんですね。知識偏重主義はおそらく偏差値教育などにみられる、知識詰め込み型のシステムの弊害で、かつてはそれで機能していたんでしょうけれど、今っぽくはありません。

どちらかというと、その知識を使って何を生み出せるかというところに価値が集まっているんじゃないかなと思います。

それで、対する物語ということなのですが、情報のデフレに反比例するように物語のインフレが起きています。

わかりやすいのが先ほどの漫画が典型だと思います。創作物としての物語をかける人って物知りであることが多いんですね。なぜなら、ストーリーの一貫性や状況、時代背景などの世界観の部分で他者に受け入れてもらうには現実ともリンクさせながら感情曲線を描いたりするわけで、これは並大抵のことではありません。

まさにけんすうさんが提唱している「プロセスエコノミー」も物語の文脈で語れると思うのですが、事業や個人そのものをルフィーのように山あり谷ありの波打つように進む姿に人は興味を示します。他にもプロセスエコノミーに行き着く要因はあるのですが、(書き出すと長くなるので割愛)今後間違いなく加速すると思います。

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😎成功と失敗😱】

成功といえば、誰もが憧れることだと思いますが、意外にも失敗の方が重要だと思うんですよね。何かにトライして成功するケースって、その成功要因は幾らもあると思います。そんなことをツラツラと書いたのがビジネス書なわけですが、多くの場合、再現性がなかったり、結局どれも同じこと言ってる(とりあえずまずは行動しよう、みたいな)、です。

たまたま成功しちゃった、って場合ってその人が次もまた成功する保証なんでないので、ベンチマークするにはちょっと物足りません。

一方で、多くの人が避けがちな失敗について。僕もまだ怖がってしまうたちなのですが、論理的にはこっちの方が価値が高いんですよね。

誰かの成功例を真似して自分もなんか成功できたって客観的にはおぉ!ってなるかもしれないけど、結構つまらないんじゃないかなと思います。誰もまだやったことないものを試行錯誤しながら七転八倒を繰り返し、ようやく光を掴んだ、みたいな熱闘甲子園ばりのストーリーは傍から見ても面白いです。

こうした時の失敗は、正確には失敗ではなくて、成功に繋がるデータなので、価値が高いわけですね。それに、直線状に進む人よりも、時々失敗して少し上手くいって、の繰り返しをして前に進んでいる方が物語的にも面白いと思います。ルフィーが航海1週間で海賊王になったらつまんない、みたいな感じです。

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【✨才能と努力💪】

「あの人は才能があるから、上手くいって当然だよね」と言ったりすると思うのですが、これってひっくり返すと、「僕も才能があれば同じくらいできるけど、たまたま才能というものを兼ね備えていないから無理なんだ」と言っているようなもので、これほど悲しいものはないと思います。

僕はできるだけ才能という言葉は使いたくないのですが、世間で才能と呼ばれている人は、実は別にそれほど才能に恵まれているわけではないと思います。

例えば、世界一足の速い人はウサイン・ボルトですが、いうても100m9秒台なわけですよね。で、僕が今100mを走ったら多分15秒とか(少ないけど)だとして、その差って2倍以下なんですよね。

例があまり良くなかったかもしれませんが、つまるところ、人間の個体差って所詮そんなもんだ、ということだと思います。

じゃあ何で差がついているかというと、圧倒的な努力の差です。アスリートなんかはまさにそうなのですが、体を酷使して限界を越えようと日々トレーニングに励むわけですが、こうした陰の努力の賜物がオリンピック出場などなわけです。

ややこしいのは、大体人は努力を隠したがるので、表に出にくいんですよね。なので、あの人は才能があると言いたくなっちゃうんだと思います。

結論、しのごの言わずに努力しよう、だと思います。

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【👀認知と人気😍】

これは若干ややこしくて、混同しがちなのできちんと整理しておいた方が良いと思います。簡単な言葉の意味合いで言うと、

認知:自分のことを知っている人がいる状態
人気:自分のことを応援したいと思っている人がいる状態

例えば、芸能人って認知度が高いのは言うまでもないです。視聴率10%は日本人の1000万人が見ている計算ですし、100万回再生は100万人(=日本人の1%)になります(もちろん単純計算です。のべ視聴数などは無視しています)

ですが、今芸能人のYouTubeチャンネルを見ていると軒並み失敗していて、チャンネル登録者数だけで言うと、数万人、数十万人規模なのはほんの一握りです。

つまり、ここで何が言えるかと言うと「認知≠人気」であるということですね。知られているからと言って応援してくれるわけではないのが現実です。

さらにいえば、チャンネル登録者数も要素分解が必要で、全員が応援したいかというとそうでもなくて、無料だからとりあえず登録している(そして、面倒だから登録解除しない)という人は多いと思います。

結構シビアなところなので、「認知」を取りにいくよりも「人気」に舵を切って応援してもらえる人になる方が重要なんじゃないかなと思います。

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ということで、今日はアル開発室の記事を読んで思ったことを自分なりに咀嚼してみました。本当はそれぞれもっと解像度高く書きたいところなのですが、事細かに書き出したら止まらなくなるのが僕のダメなところなので、この辺で。

また違った形・角度からそれぞれについて考察できたらと思います。

それでは!



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