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まるで当事者のように「伴走」してくれる人がいることで、これまで無かった「価値」がつくりだされる - #イケウチな人たち を読んで

#イケウチな人たち  が更新されましたね。

「イケウチな人たち。」のおかげで、金谷勉さんのことを知ることができました。自宅のベランダからスカイツリーが毎日でっかく見えます。そのスカイツリーの近くにお店をお持ちなんですね。この記事でその存在を知りました。

「コトモノミチ at TOKYO」はセメントプロデュースデザインが、 日本各地の悩んでいる町工場や工芸の職人たちと共に考えて、つくったコトやモノを伝えていく場所です。

セレクトショップでもなく、 ライフスタイルを提案するお店でもなく、 産地や技術を超えた、職人たちが交わる場所として。 産地や技術を皆さんと学び、つながる場所として。 子供たちの子供たちへとつないでいける、 産地と職人とデザインの関係を、皆さんと共に考えてつくっていきたいと思っています。

ヒット商品よりも、会社が、チームが長く続くことが大事でしょ、という金谷さんのコメント。ヒット商品はタイムラインのように流れてしまうものですし、それを連発するのは実に大変。そもそも、ヒット商品を一つつくり出すのだって、めちゃくちゃ難しい。それを目指す中で、自分たちが何を持っているのか、自分たちだからこそつくり出せる「価値」を見つけ出しましょう、というのが金谷さんのスタンスなのだろう、と感じました。金谷さんが「伴走者」として、インサイダーとは違った視座から、それを見つけ出そうとしてくれる。その結果、ユニークな、他にはつくりだせない商品の創造につながるのでしょう。

金谷さんのこの言葉が印象的でした。

まあ、何が活きるかはわからないじゃないですか。

中の人、当の本人には気づけないこと、実は沢山あると想像します。そうしたものを抽出して、選び出して、時にはそれを磨き上げて、それをテコに、求められているかもしれない「価値」の提案。それがプロデュースとか、デザインとか、そういうことなのでしょうね。

もう一つ大事なことは、金谷さんの姿勢なのだろうな、と。

皆さんの会社なので、僕らはみなさんと同じ社員になったつもりでやります。「でも、僕らに頼んだから、言われた通りに進めていけばいいんだー……というやり方を僕はしないので」というのは必ず伝えます。

「伴走者」でありつつも当事者なんだ、という姿勢。

中の人、当の本人が気づけないことを、「伴走者」と一緒に見つける、抽出する、磨き上げるという観点で、似ているなあ、と感じたお話が最近ありました。

最終的に出来上がった文章を読んで、これが自分の文章かと吃驚しました。自分で言うのも何ですが、素晴らしいコラムに仕上がってて、僕自身、感動したんですね。僕が最初に書いたものとは比較にならないような輝きというか力を持ったコラムになっていました。

塩谷舞さんという「伴走者」のおかげで、木村祥一郎さんの「吃驚」につながったことが感じられました。金谷さんの「伴走」はまた違っている、もしかしたら随分と違う?、でも、近いものがあるのでは、と感じました。塩谷さんのアドバイスも、木村さんが「塩谷さんも共同執筆者として名前を連ねさせてもらいたいぐらいなんです。実は。」と言われるくらいに、当事者っぽい。

この木村さんの記事を拝読して、こんなツイートを。

ワオ!と感じたことがあると、いつもいつも #投資信託  に絡めてしまいます。でも、本当にそう思ったんで。こちらの記事にも書いていますが、投資信託だからこその「体験」ってあるんです。それを業界で何とか伝えようとしている人たちって、めちゃくちゃ少ないんです。さらに、その取組の多くがインハウス中心のような印象で。「伴走者」の存在を感じる会社もあるのですが、何と言いましょうか、業界内の、インサイダーに近い人たちに「伴走」を頼んでいるというか。

つまり、そうした「伴走」を、業界から離れたところに探しに行くべきなんじゃないの?って、思います。

投資信託業界、インハウスに、インサイダー。インばかりなんです。まるっきりのアウト、外側に「伴走」を求めようとしない。だから、境界を越えられない。

ごめんなさい、めちゃくちゃ脱線しましたね。

まるで当事者のように「伴走」してくれる人がいることで、これまで無かった「価値」がつくりだされる。そういうことが、いろんな場所で増えたら楽しいな、って思いました。できれば、投資信託でもそんなことが起こったら、とも。

散歩がてら、「コトモノミチ at TOKYO」に近々出かけてみよう!

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