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株式投資との「出逢い」

リレー形式エッセイ"本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏"を一緒に書いてくださっている「まろさん」と先日お会いしました。

まろさんのブログの記事です。

まろさんとお会いした際にもこの記事で触れられている話題でいろいろとお話しました。記事の中にこんなご指摘がありました。

初期に出会った人と情報に左右される

確かに「出逢い」という要素は非常に大事だなあ、と感じました。

私の株式投資との「出逢い」はかなり昔に遡ります。40年近く前になるはず。幼稚園に通っていた頃、それは少し遡り過ぎか、でも小学1年生までの出来事であることは間違いないのです。私の株式投資との「出逢い」をもたらしたのは、私が小学1年生の時に他界した祖父です。祖父と一緒に写っている写真では、耳にイヤホンを着けている姿が多く見られます。彼が聴いていたのはラジオ。

ラジオたんぱ(今のラジオNIKKEI)でした。平日は株式市況の番組、土日は競馬中継を聴いていたのです。(そう、競馬との出逢いのきっかけも祖父でした)祖父との記憶の多くは既におぼろげになってしまっていますが、彼が株式投資をしていたことは、株式投資に対して妙な偏見を持たなかった最大の理由です。祖父のほかにも叔母も株式投資をしていました。その叔母も2002年に亡くなりました。二人とも、私が本格的に株式投資を始める前に逝ってしまったので彼らがどんな会社に投資していたのか、パフォーマンスがどうだったのか、さっぱり分かりません。どんな株式投資をしていたか、をお話出来ていたら、二人のことをもっとよく知ることができただろうなあ、と思います。(さすがに小学1年生では無理でしたが<笑>)

こうして出逢うことが出来た株式投資を通じて、それをきっかけに沢山の新しい「出逢い」を得ることが出来ました。最近、つくづく感じるのは、株式投資の最大の醍醐味は「出逢い」にあるのだなあ、ということです。投資信託をinvestすることで、今まで知ることのなかった会社の存在を知り、その会社の経営者や社員の方と出逢う。もちろん、その出逢いの全てが自分の生き方に役立たせることが出来るわけではないのですが、株式投資をしていたからこそ「こんな人と出逢うことが出来たんだ!なんか嬉しいやん!」と感じられるのはステキなことだな、と思うんです。株式投資の金銭的な成果はつまるところ株価等の「価格」で計算するより他無いわけです。しかし、株式投資を通じて得られる成果は他にも沢山あるんだよね!、と声を大にして言いたい、そう思います。

私には4月で高校に進学する長男、中学に進学する次男と二人の息子がいます。彼らはまだ株式投資に出逢っていないはずです。長男にその機会を、と考えてある行動を起こしたのですが、それが近々実現の見通しです。彼がその「出逢い」に何かを感じてくれたらいいなあ、と切に願っています。上手くいけば、また3年後、次男に同じような機会を設けよう。



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