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130㎡の築古ヴィンテージマンションを買ってリノベをした話 #最終章

こんにちは!足立 淳と申します。

130㎡の築古ヴィンテージマンションを買ってリノベーションをしたストーリーを書かせていただいております✏️

バタバタの引越しを終え、山積みだった段ボールもやっとこさっとこ片付いて、新しい生活もようやく落ち着いてきました😮‍💨

小学校を転校した子供達も、さっそく新しい友達がたくさんできたようで、楽しそうに学校に通ってくれています🎒

今回はいよいよ『130㎡の築古ヴィンテージマンションを買ってリノベをした話』の最終章です。

最終章では、このお話を通じて読者の皆様に伝えたかったことをお伝えできればと思っています💁🏻‍♂️

以前までのストーリーはこちら👇

第一話 住まい購入のきっかけ
第二話 ペアシティとの出会い
第三話 懸念点
第四話 購入の決断
第五話 リノベのポイント
第六話 解体工事スタート
第七話 断熱工事&大工工事
第八話 漆喰工事
第九話 キッチン&タイル工事
第十話 床(カーペット工事)
第11話 リノベ工事完成!


スペック一辺倒の住まい探しを考え直そう。

今、お住まい探しをされている方のほとんどが「価格」「駅からの距離」「広さ」「築年数」などの【数字で表せる物件のスペック】を重視されているかと思います✅

もちろん、ほとんどの方にとって住まいの購入は人生でも1〜2回しかない大きなイベントです。

5,000万円で購入した住まいが20年後に2,000万円でしか売れなくなってしまう💦なんてことになったら、さすがに困りますよね😥

住まいは日々の生活の基盤でもあり、同時に人生を支える大きな資産でもあるので、しっかりと物件のスペックを見極め、将来的な資産価値もしっかりと見据えたうえで選ぶ必要があります☝🏻

なかには将来的に資産価値が大きく下がってしまうリスクを孕んだ物件もたくさん存在しますので、そのような物件は避けるべきです。

私の運営しているサムタイムズでは失敗しないための物件の探し方や見極め方をまとめた講座をご用意しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。これまで延べ1,000組以上のお客様に受講いただいた、弊社のノウハウが全部詰まった講座となっております。

しかしながら、今の住まい探しはあまりにスペック一辺倒になってしまっていて、資産価値ばかりを意識しすぎているのではないかと感じています😢

実際にSUUMOをはじめ、ほとんどの不動産ポータルサイトはスペックで物件を絞って検索する仕様になっています📊

今は全国的に不動産価格が高騰してしまっているため、ハズレくじを引きたくないという気持ちも理解できるのですが、資産価値が維持しづらいといわれている条件に一つでも当てはまったら「ダメな物件」として候補から除外してしまうのは、とてももったいないことです。

常識を疑ってみよう。

住まい探しを始めるときには、いきなりポータルサイトで物件検索をするのではなく、自分(家族)の中にある住まいに対する優先順位を整理してみましょう📝

・新しい住まいでどんな暮らしがしたいのか?
・今まで住んできた街や家のどこが良くて、どこが良くなかったか?
・絶対に譲れない条件は何か?

などを最初にしっかり考えることで、住まい探しは随分とスムーズに進めることができます☝🏻

そして、その住まいに対する価値観が、知らず知らずのうちに常識にとらわれてしまっていないか、今一度確認してみましょう。

たとえば・・・

■ 駅から徒歩10分以内じゃないとダメですか?

多くの専門家が「不動産は駅から10分以内を買え」と提言します🚃

当然、世の中の多くの人が駅から近い物件を希望しますので、駅から近ければ近いほど資産価値が下がりにくいのは紛れもない事実です。

とはいえ、駅から徒歩10分以上の物件が資産価値を維持できないかというと、けっしてそんなことはありません❗️どんな物件であれ、都心部においては1年も2年も売れ残っているような物件はほとんどありません。

駅からの距離が多少遠かったとしても、それをカバーするだけの魅力が他にある物件であれば、将来全く売れなくて困るという状況に陥るリスクは少ないかと思います。

近年、電動キックボードなどの新しいモビリティも徐々に普及してきていますし、将来的には自動運転が当たり前になるかもしれません🚗💨

また、コロナの影響もあり、リモートワークも当たり前になりました。満員電車に揺られてオフィスに出社する頻度が少なくなった方も多いと思います👨🏻‍💻

そうなった時に、本当に最寄駅から10分以内の重要度が高いのかどうか、一考の価値はあると思いませんか❓

今回私が購入した物件も「最寄駅から徒歩18分」と、マンションにしてはかなり遠い物件でしたが、駅から離れることで閑静な住環境が手に入ったり、公園や緑の多い、落ち着いた街並みに住むことができました🌳

徒歩18分でも朝や夕方は最寄りのバス停からバスが1時間に20本ほど出ていて、バスに乗れば駅まで5分、自転車でも5分程度で駅までアクセスできますので、そこまで大きなストレスではありません🚴

今は季節も良いので徒歩で通勤していますが、朝と晩のちょうど良い運動になっています🚶

■ 新築や築浅の物件じゃないとダメですか?

築古でもこんな空間を作ることはできます。

残念ながら、まだまだ多くの日本人が「家を買うなら新築」という考えを持ってしまっています😢10年前の私もそのうちの一人でした。

しかしながら、新築で購入した物件も一日でも住んでしまえば、その瞬間に中古物件になります🏚️

何十年も前に比べると新しい建材が開発されたり、コンクリートの製造技術も向上しているので、使用されているモノ自体の品質は高くなっています。

しかしながら、最近は建材や人件費の高騰によって新築住宅を建築するコストが非常に高くなってしまっているため、マンションの共用部などにお金をかけることができず、残念ながら安っぽい仕様になってしまっている新築マンションも多くなっています💦

今回、私が購入したペアシティのようなバブル時代に建てられたマンションの方が、敷地の形状が良かったり、建物もしっかりとお金をかけて建てられており、今の新築マンションよりも高品質な物件もたくさん存在します☝🏻

ただし、1981年以前に建てられた「旧耐震基準」時代の物件は要注意です。首都直下地震が起きた時の危険性はもちろん、住宅ローンの審査においても旧耐震基準時代の物件はかなり審査が通りづらくなってしまっていますので、将来、売却するときに苦労してしまうかもしれません😰

■ 追い焚き機能が無いとダメですか?

お風呂の追い焚き機能はとても便利な機能です🛁

特に家族が多いご家庭の場合は、お風呂に入る時間帯もバラバラだったりするので、ボタンひとつで追い焚きできるのはとても便利です☝🏻

実際に弊社のお客様でもお風呂の追い焚き機能は「絶対に付けたい」という方が多いです。

マンションによっては追い焚き機能が付けられない物件もありますが、お風呂のお湯を温めたければ、熱いお湯を足せば良いだけのことです。

今回、私が購入したマンションも電気温水器という巨大なタンクが室内に設置されているタイプのマンションで、追い焚き機能が付けられない物件でしたが、お湯が冷めたら熱いお湯を少し足せば、すぐに温まります🥵

小さなお子さんがいらっしゃると火傷の心配もあるかと思いますが、小学生以上であればその心配も少ないかと思います。(いきなり熱湯が出てくるわけではないので…)

また、今では「魔法びん浴槽」といって「外気温0度で6時間たっても湯温が2度しか下がらない」ような浴槽も販売されています。

仮に気に入ったマンションが追い焚き機能が付けられないマンションであっても、そこまで心配する必要はないかと思います🙂

■ フローリングじゃなきゃダメですか?

カーペットでも快適でおしゃれな空間は作れます。

築30年を超えるようなマンションの場合、管理規約でフローリングが禁止されている物件もあります📝

そういった物件は、リノベーションをする場合でもカーペット敷きにする必要があります。

ほとんどの方が床はフローリングを希望され、カーペットは不衛生だから嫌だとおっしゃるのですが、実は上質なカーペットを選べば、驚くほど心地が良くて、デザイン的にも素敵な空間をつくることができます😊

小さなお子さんがいらっしゃると、どうしても食べ物や飲み物をこぼしてしまうリスクがあるので、カーペットは心配かと思いますが、そうでなければ、たとえフローリング可の物件であってもカーペットはとてもオススメです☝🏻

実際に今回の私の住まいでも床はウールのカーペットにしましたが、足腰への負担も少なく、毎日本当にすごく気持ちが良いです🥰

心からカーペットにして良かったな〜と感じています。

上質なカーペットの気持ちよさは多くの人に知って欲しいです…。

■ 眺望が良くなきゃダメですか?

以前住んでいたタワーマンションの眺望

眺望が良い物件はやはり魅力的です。遮るものがなくてずっと遠くまで眺望が抜けていたり、公園などのグリーンや海が望めたり・・・🏖

私も以前はタワーマンションの高層階に住んでいて、眺望は抜けていて気持ちが良かったです🌇

しかし、たとえ眺望が良くない物件であっても、リノベーションやインテリアの工夫で気にならないようにすることはできます。

こだわるべきは「眺望」ではなく「日当たり」です🌞

眺望が悪くても直接的には健康に影響がありませんが、日当たりが悪いと健康に直接的な影響が出てきてしまいます。リノベーションの工夫で日当たりを良くするということはなかなかできません💦

日当たりの良し悪しはポータルサイトでは検索することができませんが、是非こだわっていただきたいポイントです✅


上記のように、一度自問自答をしてみて、希望の条件が本当に自分が心から求めているものなのかどうかを見直してみると良いでしょう☝🏻

私自身が率先して実現したかった。

セレクトする家具でも住まいの雰囲気は大きく変わります。

「常識を疑おう」と、いくら発信していても、自分が新築のタワーマンションに住んでいては説得力がありませんよね…😓

今回、築35年のペアシティとの偶然の出会いをきっかけに、自らが率先して実践してみようと考えました。

もちろん、家族の同意も必要ですし、リフォーム費用も含めると相当な予算が必要になりますので、かなりの勇気(とお金)が必要でした💦

今回、私が購入したペアシティは最寄駅から徒歩18分、築35年、お風呂の追い焚き機能が付けられない、床がカーペット、眺望が良くないといった、一般的には資産価値が維持しづらいとされる懸念点がたくさん当てはまる物件でした📉

しかしながら、ヴィンテージマンションを買ってリノベーションをすることは私の夢でしたし、特にペアシティは憧れのマンションだったので、迷いはありませんでした❗️

多くの懸念点を十分にカバーできる魅力がたくさんありましたし、何よりもリノベーションをすることで最高の住まいが実現できるという確信がありました✨

懸念点がたくさんある物件でも、しっかりとこだわってリノベーションをすることで、豊かで幸せな毎日を送ることができることを自らが証明したかったのです🌿

中古+リノベは超高コスパな選択肢!?

リノベーションでこんな書斎も作れます。

高級な車や時計を買ったり、旅行に行ったり、エステに行くのも良いですが、実はリノベーションは人生を豊かにしてくれる、非常にコスパの良いお金の使い道だと思っています💴

リノベーションで自分の住まいを高級なホテルよりも快適で居心地の良い、オリジナルの空間にすることができたなら、どんなに快適で素敵な人生を送れるでしょうか❓

お気に入りの街の心地良い住まいで、自分の大好きな家族や家具に囲まれた暮らし。なんだか寿命も延びそうじゃないですか❓笑

資産価値ももちろん大切ですが、貴重な人生の1日1日のほとんどの時間を過ごす住まいなので、「心地よく暮らせる住まいを整えていく」という考え方も日々の生活の中で少し意識してみてはいかがでしょうか🌿

もっともっと中古物件を選ぶ人が増えて、リノベーションという魔法を通じて、素敵で快適な住まいを実現することが当たり前の世界になることを願っています・・・🌠


 『130㎡の築古ヴィンテージマンションを買ってリノベーションをした話』は一旦これでおしまいです。

最後までお読みいただき、心から感謝します🙇

住まい探しやリノベーションのことで、ご相談やご質問などがございましたら、遠慮なく以下のご連絡先よりご連絡いただければと思います。

ご感想などもお気軽にお送りいただけると、とても嬉しいです😊

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私が運営しているサムタイムズでは、上質な中古戸建や中古マンション探しと、信頼できるリフォーム会社選びのサポートをさせていただいております。
上質な中古物件の見極め方講座」等のセミナー等も随時開催しておりますので、中古リノベーションにご興味のある方はお気軽にご相談ください。

今後もカッコいいインテリアの作り方や、物件の選び方などのお話を発信していこうと思っていますので、楽しみにしていただけると幸いです。

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