【移籍動向】3クラブ目にして、下田北斗は“理想”のチームにやってきた。

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大学時代の下田北斗。2013年、専修大の朝練後にて。

【KEYWORD】
「テレビでバルサの華麗なパスワークは"凄い"と言って喜ぶのだけど、あの中でどれだけ走っているのか。オフの時に強烈なスピードを出しているとか、誰も知らない。あれは実際にピッチの側に行くとかしないと、生の顔を見ないとわからない。サッカーの本質ですよね。目の色を変えてすごく走っていると。

(中略)そこそこ優秀な選手で"走ることが大事"だという選手はなかなかいないでしょう。俺は下手だから走る、という選手はあんまり(いない)。

大学選抜なんかでも下田北斗ですね。『絶対的に走らないといけない』と言っていたのはあいつぐらいですよ。でもサッカーの本質を知っているし、特性を知っているから、自分の下手な部分を補完出来る要素は"走力"というところを自分で考えている訳ですよ。」
(吉村雅文 前順天堂大学監督&2013年 ユニバーシアード日本代表監督)

タレント抱負だった2013年の関東大学サッカー

言わずもがな(というのも変だけど)自分が最も取材歴が長いのは関東大学サッカーである。

友達が青山学院大の主将を務めていたので、それを観に行ったのが最初だった。2011年のことだ。ちなみにその彼は湘南Yであり、現清水の鎌田翔雅と同期である。そこで山村和也(C大阪)や増田卓人(長崎)を発見し、風間八宏監督が率いる筑波大学蹴球部に魅せられて、のめりこんだ。


並行してスポーツメディアに入り込むための活動をしていて、縁あって大学サッカーを取材することになった。なので、自分の初取材はこのカテゴリであり、そこから毎年追うようにしている。そして気づけば7,8年経ち、自分の中で蓄積された取材経験とその時得た情報もそれなりに貴重になってきた。

何より各Jクラブに自分が取材をしたことのある選手が増えていっており、彼らの成長や活躍を見るのが非常に嬉しい。ちなみに自分が最も継続的に近くで取材をしている選手が川崎フロンターレの谷口彰悟である。大学2〜4年まで毎週のように取材をし、卒業して川崎Fに入団したタイミングで自分もこのクラブの担当になった。自分の取材メモが入っているEvernoteには彼の名前が最も多い。


車屋紳太郎、長谷川竜也もそのタイプであり、今季は脇坂泰斗と守田英正の2人が大学サッカーから川崎Fに入団する。変な話だが、彼らにまつわる記事を書くとなったときに昔のエピソードを持っているというのは書き手として強い。今年も川崎Fの現場に足を運ぶことは多くなるだろう。

そう思っていた矢先、かつてよく取材していた選手が新加入として川崎の地にやってきた。それが、湘南から来た下田北斗である。

下田北斗選手加入のお知らせ

専修大学を卒業後にヴァンフォーレ甲府へ進み、その後湘南へ移籍した彼について、詳しく知る人は少ないと思う。決して大規模とはいえないクラブ2つで過ごしており、大きなインパクトを残せたかというとそうではない。2016年にガンバ大阪を相手に決めたスーパーミドルはすごかったが。


川崎Fが取ろうとした、別のボランチ

彼は1991年の生まれで、世代で言うと先に話題に上げた谷口彰悟と一緒だ。彼らはユニバーシアード日本代表でも共に戦った仲だが、プロ入り後の活躍度は誰が見ても谷口が上回るし、川崎F以外のクラブのサポーターでも谷口彰悟がどういう選手なのかはある程度わかると察する。そういう意味で、いわゆる“知名度”は高くないし、彼、下田北斗について語れる人はおそらく少ない。


それこそ川崎Fのサポーターとしては
「どういう選手?」
「うちのクラブにハマるの?」
という疑問を持っていると思う。


単刀直入に答えを出すと、このタイトルにもある通り、この優勝クラブのサッカーが、下田北斗個人の望むスタイルに最も合っていると自分は考えている。

しかし、実はボランチの補強案としては実は彼がファーストチョイスではなかった。川崎Fはある選手を獲得しようとしていたが、それが叶わず下田に声をかけた。では、それは誰なのか。

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Reona Takenaka

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Reona Takenaka

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