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パンドゥグ音源集

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K-POPに関する自作の音源集です。作品というよりは楽曲分析のための素材という位置づけのものが多いです。
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#VI

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ばんたんの新曲SaveMeの和声は、

|Gbm|Db|F7|Bbm|

となっている。
メロディーなどからも判断するとこの曲の調は「Bbマイナー」となり、とくに五度の和音であるF7で強めの不協和による「緊張」を生じさせ一度の和音であるBbに「解決」するという、機能和声上の「ドミナントモーション」のメカニズムを働かせている。ある種の「悲劇」的な後半は雰囲気はここに強くでている。

|VI|III|

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BTS_SaveMe

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ばんたんの新曲SaveMeの和声は、

|Gbm|Db|F7|Bbm|

となっている。
メロディーなどからも判断するとこの曲の調は「Bbマイナー」となり、とくに五度の和音であるF7で強めの不協和による「緊張」を生じさせ一度の和音であるBbに「解決」するという、機能和声上の「ドミナントモーション」のメカニズムを働かせている。ある種の「悲劇」的な後半は雰囲気はここに強くでている。

|VI|III|

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LovelyzのCandy Jelly Loveは中心の見えない浮遊感が特徴だが、和声を変更し、中心の見えるスタンダードなスタイルにしてみることもできる。

|Dm7|G7|C△|Am7|×2
|II |V |I |VI |×2

原曲のふわふわとした浮遊感が減り、中心が見える安定感と、そこに向かって動く情感のダイナミズムが生じる。少し内向的な雰囲気が魅力のLovelyzだが、この和声にするとちょ

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LovelyzのCandy Jelly Loveは中心の見えない浮遊感が特徴。Aメロ冒頭の和声は下記のとおり。

|F△|F△|Em7|Am7 G6||F△|F△|G6|Am7 Em7|
|IV |IV |III |VI V||IV |IV |V |VI III|

調の中心にあるはずのI=Cが登場せず、中間的な存在のIV=Fを起点にふわふわと感情が揺らぐ…という和声の構造になっていて、Lovel

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VIXXの活動曲Chained upのサビのメロディーを、アルバム収録曲のMAZEの和声にのせて弾いたもの。

|B C|G D|B C|G D|
|VI VII|IV I|VI VII|IV I|

明快で骨太なスケール感が得られているが、原曲の色っぽさは消えている。これは原曲に含まれていたV→Iを軸とする機能和声の感情に訴えるような響きが完全に消去されているためである。
裏返せば、今回の活動曲

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