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日本が誇るカッコイイ毒ヘビ!ヤマカガシ!

 ヤマカガシです🐍カガシとは昔の言葉でヘビの事でして山に居るヘビでヤマカガシ👍
 2枚目を見るとアオダイショウと見間違う人もいるのではないでしょうか?? 関東のヤマカガシは派手な色をしていますが、中部地方のヤマカガシは全身が深い緑色をしている個体群もいて、更に九州では黒色が目立つと色彩に地域変異があるんですよね。

ヤマカガシ全体

 このヤマカガシ、最近(1970年代)まで全国的に毒蛇だと知られておらず、それもそのはず第一にとても大人しくて噛み付いて来る事も少なく、毒牙が前ではなく後ろの方にあるんで、しっかり咬まれないと毒が注入されないんですよね。今でも知らない人たまにいます。

 でも毒の強さはマムシの3~5倍位もありますので、がっつり噛まれると危険ですし、死亡例もあります。

 このヤマカガシ、首元の頚部にも毒があり、その毒は自分の生成するのではなく、ヒキガエルの毒(ヒキガエルの属名をとってブフォトキシンと言います)を利用しています。
なので、ヒキガエルの居ない離島のヤマカガシには頚部の毒腺に毒がありません。

 因みに毒牙の方はと言うと唾液腺が変化し、デュベルノア腺と呼ばれ自分で生成した毒なんです。たまーにヒキガエルの居ない地域のヤマカガシには毒が無いと言われる方がいますが、間違いで毒牙の方には毒があります。

 毒牙は捕まえた餌を弱らせるためにあり、頚部の毒はイノシンなどに食べられそうになった時に圧迫されて、毒腺から毒が染みだして来て防御に使うわけです。

 ヤマカガシを捕まえた時に頚部を強く持ってるといつの間にか毒が手についていて、その手で目なんか擦ると、最悪、失明する可能性もあるんで気を付けて下さい~👍 ヤマカガシを含むヤマカガシ属は動物愛護法の特定動物に指定されているので、許可がないと飼育出来ませんので、お気をつけて👍

 でも、この厳つい顔がカッコいい‼️

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