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『母子家庭・未経験から15年以上経理に携わり、女性初の管理職に』社員インタビューVol.2経理 グループ長

こんにちは!
この度新たにリ・プロダクツのマーケティング・広報担当に配属されました小山です。
前回に続き、リ・プロダクツで働く社員のインタビューを実施しました!
第2回目は経理 グループ長に今年・2023年6月から就任された楠さんにお話を伺いました。
15年以上の社歴から、重厚感のあるエピソードが沢山聞けました…!

楠 由紀子さん
管理本部 経理 グループ長
入社年月:2007年10月

リ・プロダクツとの出会い

——楠さんのキャリアの始まりについて教えてください。

短大の英語学科を卒業後、ゴルフ場の会社に入社しました。
当時24歳で社内結婚し、1年半ほどハワイのマウイ島で暮らしていました
元々英語好きだったのが高じて、語学学校やスポーツジムを楽しんだり、現地でボランティアとして飲食店のスタッフ、ジュエリーショップの日本語通訳、さらには、現地で旅行業を営んでいる日本人の方に声をかけていただき、シュガートレイン(さとうきび列車)のツアーガイドなども経験しました。
人見知りせずに様々な現地の方との交流を育めたことは、今の人生にも活きていると思っています。

——リ・プロダクツ入社の経緯はどのようなものでしたか?

29歳の頃に母子家庭となり、当時はパートしか働き口が無く、不動産鑑定士事務所で約8年間、事務職のパートとして働いていました。
しかし、子どものため、安定した生活のため、年収を確保したい気持ちが大きく、正社員採用にこだわっていました。
本来の自分はサービス業向きだと思っていましたが、子供との時間を考えると、土日は休みたかったため、事務職を志望していました。
そんな中、求職活動を続けていたところ、近江八幡の就職フェアへの参加がきっかけで、偶然リ・プロダクツのブースが目に留まりました。
他の会社も視野にあったんですが、当時在籍していた職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)の先生に「清掃の仕事はなくならない」とアドバイスをもらい、リ・プロダクツへの応募を決めました
面接ではとにかく必死でした。後から聞いた話ですが、「子どもが小さくて急に休むこともあるかもしれないけど、意欲が高いから採用しよう」と後押ししてくれていたそうです。

入社当時、経理はほぼ未経験でした。
前職は不動産鑑定士事務所の事務職という特殊な仕事でしたし、経理や人事についてはポリテクセンターで表面的に勉強したくらいでした。
当社で経理として働き始めてからは、なかなか覚えが悪く、自分の不甲斐なさに悔しい思いをしたことも何度もありました。(ここだけの話、会社の一室でひとり悔し涙を流したことも…。)
ですが、未経験で雇っていただけた恩を忘れず、ここまで踏ん張ってこれています。

仕事について

——どんな仕事をされていますか?

支払い業務、月次・年次決算、リース管理、固定資産の管理など、幅広く担当しています。
その他、月次報告書の作成なども担当しています。月次決算の結果を、役員の方たちの経営戦略や分析に役立つ形で情報提供します。
また、インボイス制度の対応に伴い、会社では請求書の電子管理システムをテスト導入中ですが、本格導入にあたって社内で混乱が起きないよう、様々なパターンを検証している途中です。

——仕事で大変なことは何ですか?

よく周りから「15年もやってると~」と言われますが、経理はお金に関わる仕事なので、ミスが許されないプレッシャーはいくつになっても付きまといます
また、経理はただでさえ〆切が多いのに、〆切が重なる時期があると大変です。特に月末月初の4日間は大忙しで、タスク管理は必須ですね。
あとは、経理は専門的な知識が必要なので、常に勉強し続ける必要がある、ということでしょうか。

——逆に、仕事で楽しいことは?

経理の仕事をやっていて、楽しいと感じたことは特にないです(笑)。
どちらかというと、達成感の方が大きい仕事じゃないでしょうか。
「経理には専門的な知識が必要」と言いましたが、知識をつけたおかげで「楠がいて助かるわ~」と喜ばれることも多々あります。
そうやって周囲から頼りにされる瞬間があるからこそ、仕事を頑張れています。

ワークライフバランスについて

——ワークライフバランスについて、今と昔で変化は?

当時、世間一般では、自己犠牲は当たり前。遅くまでの残業・休日出勤もよくありましたし、長く働いている方が偉い文化もありました。
自分のこれまでの仕事の仕方を振り返ってみても、”ワーク”重視な部分が多くて。ワークライフバランスは他人事だったのが正直なところです。
社内の要望で定時間際に売上の修正依頼がきたり。昔多かったのは、今すぐできないことに対して「今すぐこれ出してくれ」「明日の予定は動かせないから、今日中にやってほしい」といったパターンもありました。
翌日に持ち越したとしても、翌日何が起こるかわからないかと思うと、今日できることは今日中にやり切って帰りたい性格です。
なので、子どものお迎えがあったりすると、「仕事残して帰ってきてしまったな…」という罪悪感がありました。
そういう意味で、フレックスタイムの導入は画期的でした。
自分が子育てしていた時期にこの制度があったらどれだけよかったか(笑)。
今は親の病院付き添いなどで活用させていただけているので、大変ありがたいです。

現在では、良い方向に変化してきていると思います。まず、働きたい女性が増えたこと。影響力を与えて活躍されている女性もいます。
そして、20代〜30代の若い社員の入社が増え、楽しそうに働いている姿を見れることが嬉しいです。事業内容も変化してきて活気づいて、会社の未来を感じています。
自分のような古い人間も、新しいことに取り組んでいる姿を見て、頑張ろうと思えます。
これからも当社に入社する人が増えていって欲しいと思うし、古株は締めるところ締めないとなと思っています(笑)

当社女性初の管理職になられて

——管理職になるまでの経緯は?

最初に管理職としての打診があった際、親の介護もあって、とても背負いきれないと一度お断りしていました。
返事を迷っていた前日の夜、息子から仕事の相談の電話があり、私も相談してみたら、「なんで迷うねん。今までずっと頑張ってきたんやから、やってみたらええやん」と背中を押されました。
管理本部長に引き受けさせていただく旨を伝え、社長面談が終了した後、息子にLINEしたところ、「おめでとう。負けへんように頑張るわ」と返ってきて。
あんなに小さかった息子が、今こうして仕事の話ができるようになったことに、感無量でした。

——意識の変化はありますか?

「しっかりしないと」と思うようになりました。
ざっくりですが、会社のモヤモヤを引き受けながら、働きやすい職場にしていけたらと。
役員や幹部職が女性陣に聞きづらいことがある時などに、その橋渡しができたら、とも思っています。

リ・プロダクツの魅力について

——最後に、リ・プロダクツの魅力について教えてください。

規模感が良いですね。中小企業ですが、チャレンジ精神旺盛な会社です。
社長との距離感が近く、「やってみんと分からんし、とりあえずやったらええやん」と背中を押してもらえます。

——業務での目標は何ですか?

入社して今年の10月で丸16年が経ちます。
まずは、経理グループの責任者として体制強化を図りたいと考えています。
幹部職に就任したことで、この人が就いてよかったと思ってもらえることを、一つでも残せたらと思います。


ということで、今回は経理・グループ長の楠さんにお話しを伺いました。
インタビューは思いのほか白熱し、気づけば開始から5時間近く経過していました…!
会話の中で節々に歩まれてきた人生の重みを感じ、私としても大変勉強になりました。
楠さん、お時間いただきありがとうございました!
次回の社員インタビューもお楽しみに!

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