シャネルの香水には何かと思い入れがある。
祖母も母も5番や19番を持っていたのでこれらの香りはものごころついた頃から知る香りだった。
自分は特にココ、オーデパルファンに思い入れがある。
背伸びして肌のせしたファーストフレグランスがこの作品で、オリエンタル香調が好きだと知るきっかけとなった。

初めての香水は絶対シャネルがいい…！高校時代はそう思い、いつかシャネルの香水を自分にプレゼントすることを誓っていた。
万人から愛される可愛らしい甘さを纏いたい時期。あの時の自分に贈るなら、チャンスオータンドゥルのオーデトワレを選ぶ。

その後レゼクスクルジフシャネルの香りを体験して、シャネル作品の奥深さを知ることになる。
あらためて振り返っても自分はやはりガーデニアに惹かれる。はじめての香水でこのガーデニアを手に入れていたら、こんなにも長く香りを巡る旅には出なかっただろう。

レゼクスクルジフシャネルではボワデジル、キュイールドゥルシーといった名香にはいまだに憧れる。しかしいざ自分が纏うとなると、シャネルのオードゥコローニュと先にあげたガーデニアを手に取る頻度が圧倒的に高かった。暫くは手持ちの香りをじっくり堪能すると決めていたので、新作を含めてキャッチアップはしていない。

現在でも気になる作品が多いのがレゼクスクルジフシャネルの香水。