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嗅覚の喜びに浸るただの素人。

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  • Fragrance Review

    香りの正直なレビューを記録しています。素人レビューご了承下さい。

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上手に香りを纏いたい

纏い方にはその人となりが現れてしまう。香りを使いこなし、ほのかに香りを纏えるような人からは知性を感じる。香水が心から好きだという愛香家さんほど纏い方には気を使っているようだった。そんな方々に憧れ、研究を重ねる日々を過ごしてきた。 どんなに本を読んでも、サイトを見漁っても、正しい纏い方というガイドラインを作るのは困難に感じた。纏う適量は香水によって変わってくる上に、嗅覚の強弱も個人差がある。それが香りを纏う難しさを感じさせる所以でもある。 そこでせめて香りを纏う時の注意点に

    • 植物自然療法の歴史

      植物自然療法の歴史についての文献をみつけたのでシェアしたいと思う。自分はこの文献を何度も読んでいるが何度読んでも面白い発見がある。 ※個人的に気になった箇所には赤い下線を引いています。

      • #30日香水チャレンジ を1記事で記録してみる

        いっときXでみかけたハッシュタグのお題、「#30日香水チャレンジ」に自分も参加したくなった。リアルタイムでは皆さんの投稿を楽しく拝見しながらも、自分も今一度、香水に思いを馳せる時間を作りたいと思う。質問をもとに香水のことを考えるのは香水ワードローブを整える良いきっかけにもなりそう。 お題はわりと悩む質問もあり、Xで1番盛り上がっていたころに記事を書き上げられなかったので、一気に30日分のお題に返答していく壁うち記録である。 day1:初めて買った香水 ロクシタンのヴァーベナ

        • Dior Fragrance Reviews

          ディオールで最初に出会ったのはタンドゥルプワゾンという緑色の香水。小学生ぐらいの頃だろうか、母の買い物に付き合ったデパートで出会った。スプレー口から香りをかいで「何て良い香りだろう!」と。 タンドゥルプワゾンは現在廃盤になっているのでなかなか嗅げないが、今でも好きな方が多い香りのようだ。 初めて手に入れた香りはオーデドルチェビータ。手に取ったその日からすっかり心を掴まれている。残念ながらこちらも現在手に入れることが困難。 ラ コレクションプリヴェ クリスチャンディオールは

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        • Fragrance Review
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          Guerlain Fragrance Reviews

          自分の最初の香りはシャネルで・・・!と決めていたのに、惹きつけられるように手にしていたのはイディールのオーデトワレだった。購入後はしばらくイディールだけを愛でて愛用。そのくらい満足感のある香水で、自分にとっては特別だった。女性のヒールを表現しているボトル形状など、愛でるには飽きない作品でもあった。 最初の香りがゲランだったので、試香購入数が現在1番多いのがゲランの作品。クラシックラインでは年を重ねたらこういう香りを纏える女性になりたいと思わされる作品が多い。 Les Eau

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          Guerlain Fragrance Reviews

          Jo Malone London Fragrance Reviews

          重ねづけの代表ブランド、ジョーマローン。実際香りを試してみたら、単体でも好きだと思える香りが多かった。 ブランドの代表的な香りはライムバジル&マンダリン。全作品コロンといえど香りの強さはオーデトワレ以上のものばかりだ。 2006年以降はエスティーローダーグループに売却され、その後ジョーマローン本人はJO LOVES(ジョーラブズ)というブランドを立ち上げている。海外レビューによるとジョーラブズではポメロという香りが有名らしい。 2020年はザラエモーションズコレクションバ

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          Jo Malone London Fragrance Reviews

          Hermes Fragrance Reviews

          比較的男女兼用の香りが多いように感じるエルメス。エルメス専属調香師がジャン‐クロード・エレナ氏の頃、それはそれは熱中して香りを集めていた。 きっかけは頂いたサンプルのエルメッセンス。ポワーブルサマルカンドとアンブルナルギレだった。これまでの香水イメージとは違った寄り添うような心地よさにはまり、その後様々なエルメスの香りを買っては試していくことになる。 エルメスの専属調香師がクリスティーヌ・ナジェルさんになってからの作品は手持ちにはあまりなかったのだが、ギャロップドゥエルメ

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          Hermes Fragrance Reviews

          香りのワードローブ②バニラの香水

          寒くなると恋しくなる香りの代表格は常にバニラである。前回ネロリの記事を投稿して随分と時間が経ってしまったが、マイ・ベスト・バニラ香水が1本に絞れたのでまとめておきたい。 ▼前回のネロリ記事はこちら 10代の頃と比べ20代以降で好んで使うバニラ香は、明らかに風貌が変わったのを感じる。ローラメルシエのアンバーバニラなどの甘い香りはすっかり好みではなくなったのだが、これは!と思う心地よさを体験をしたバニラ香水を紹介したい。 バニラアンサンセ(アトリエコロン) いわゆるグルマ

          香りのワードローブ②バニラの香水

          CHANEL Fragrance Reviews

          シャネルの香水には何かと思い入れがある。 祖母も母も5番や19番を持っていたのでこれらの香りはものごころついた頃から知る香りだった。 自分は特にココ、オーデパルファンに思い入れがある。 背伸びして肌のせしたファーストフレグランスがこの作品で、オリエンタル香調が好きだと知るきっかけとなった。 初めての香水は絶対シャネルがいい…!高校時代はそう思い、いつかシャネルの香水を自分にプレゼントすることを誓っていた。 万人から愛される可愛らしい甘さを纏いたい時期。あの時の自分に贈るなら

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          J-Scent Fragrance Reviews

          画像:J-Scent公式Twitter(J-Scent公式) 海外ブランドに劣らないクオリティで日本人好みの香りが体験できる日本ブランド。和をコンセプトに作られたコレクションは、日本の美意識を感じる作品が揃う。試香を重ねると、日本人だけでなく海外の方にも試してみて欲しくなる香りがいくつもあった。作品は全てオードパルファン。持ち運び用にはパフュームオイルが便利だ。 香水がほしい!と思った日本人に推したくなる優秀ブランド。

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          J-Scent Fragrance Reviews

          Narciso Rodriguez Fragrance Reviews

          ナルシソロドリゲスはゲランのイディールに似ている香りがあるという口コミを見て気になっていたブランド。最近はどの香水も肌のせしないで香りを楽しんでいるので、肌のせなしの試香のみが多い。

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          ELLA K Fragrance Reviews

          画像元 ジボダン所属のシニア調香師、ソニア・コンスタンさんが手がけるエラケイパルファム(ELLA K PARFUMS)。旅をテーマにしたメゾンで、今まで旅した地に思いをはせた香りが作品として並ぶ。 当初発表の7作を試香し好きだった2作を簡単にレビュー。残る5作はおそらくワードロープに入りそうにないので★2つとさせて頂いた。トップミドルラストという表記がないメゾンなので世界観をそのまま記録したいと思う。

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          ELLA K Fragrance Reviews

          The Different Company Fragrance Reviews

          画像:Men's Precious ザディファレントカンパニーでは「最高品質の天然香料を駆使して、他にはないユニークでエレガントな香水を創ること」をルールとしているという。まさに本物のラグジュアリーを知る大人のためのメゾン。 調香師ジャン・クロード・エレナと彼の才能を受け継いだ娘のセリーヌ・エレナが香りを創作している。

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          Chloe Fragrance Reviews

          画像:FASHION PRESS 2021年クロエ オードパルファム ナチュレルという100%自然由来の香水が発売された。 正直とても驚いた。ファッションブランドから100%自然由来にこだわるような香水が発表されるとは思いもしなかったからだ。早速嬉々としてデパートへ試香に向かう。お目当てのこの作品は、通常のラインナップとともに「新作」という形で可愛らしくちょこんと店頭に並んでいた。詳しい香りのレビューは本文に譲るが、好感度の高い香りで気分も高まった。 香水事業への熱意を

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          Chloe Fragrance Reviews

          WELEDA Fragrance Reviews

          ヴェレダはスイス発、ナチュラルオーガニックコスメブランドのパイオニア的存在。2021年には100周年になるという。 画像:ヴェレダ公式 フレグランスというカテゴリーの製品は見ないが、デオドラントミスト(フレグランススプレー)があったので3作を試香した。

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          WELEDA Fragrance Reviews

          4711 Fragrance Reviews

          ネットでは販売がみられるものの、店頭ではなかなか見かけることがない4711のコロン。現品をネット注文したり、たまたま手に入れたサンプルを試したりして試香をすすめてきた。本当は店頭で確認し好きな香りだけを購入して愛用したいがそれがなかなか叶わないのが香水砂漠日本。試香したものは全てオーデコロンなので通常表記しているEDCは省略する。 4711ではリミックスというシリーズがでているらしく、日本ではなかなか手に取れないのだが、大変興味深深なシリーズ。

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