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大学教員のお仕事

今回は大学教員の仕事についてのお話。

大学教員というと、皆さんどのような仕事をしていると思いますか?毎日研究室にこもって、バリバリ研究している…?なんだか暇そう…? そんなイメージを持つ人が多いでしょうか。今回は底辺大学教員のケースから大学教員の仕事内容についてレポートしてみたいと思います。


大学教員のお仕事①:授業等の教育活動

まず、一つ目のお仕事は授業を中心とした教育活動です。僕の場合には週に4コマ程度(前期・後期合わせて8コマ程度)の授業が割り当てられていて、決められた曜日・時間割に教室に出向いて授業を行います。

大学によって担当する授業のコマ数は多かったり、少なかったりするそうです。おそらく、僕はまだ担当する授業のコマ数は比較的少ない方だと思います。授業は1限、2限といったように連続する場合もあるので、授業のために必ず出勤しなければならない日は週三日程度です。授業がない日は必ず大学にいなければならない、というわけではありませんので出勤するか、在宅ワークにするかは自分で決めている感じです。

”出勤日・時間を自分で決められる”というのは大学教員の非常に良いところだと思います。授業がある日は授業に合わせて行動する必要はありますが、授業がない日や夏休み・冬休み期間中は基本的に出勤日や出勤時間は自由に決められます。なので、10時ごろにゆっくりと出勤することも可能ですし、疲れた日は午前中で切り上げて帰宅、ということもできます。この自由さは大学教員の仕事の魅力の一つだと思います。とはいいつつも、僕の場合には、9時に大学にいき22時頃に帰るというのがルーティンになっています。


大学教員のお仕事②:大学・学部の運営業務

これは僕も大学教員になるまであまり認識していなかったのですが、大学教員は学校を運営するための様々な事務仕事のお手伝いもします。例えば、大学の授業カリキュラムの作成、入試、学校の広報活動、オープンキャンパス・模擬授業運営、学生の就職支援、学生相談等々です。

僕の場合は、6つぐらいの委員会に(強制的に)入っていて、各委員会では学校を運営するための様々な検討や事務仕事を受け持っています。また、委員会以外にも、学生の履修相談に乗ったりもします。中学校や高校の先生が、生徒指導や進学指導をするような感じです。特に、僕のいるような底辺大学では、事務職員の数が不足しており教員が様々な事務仕事をしなければならない場合も多いです。多分、事務職員の充実している大学は教員が事務仕事をやることは少なくなるのだと思いますが…。


大学教員のお仕事③:地域連携活動

学校・学部の運営業務だけではなく、大学教員には地域への貢献活動も求められます。例えば、地域活動における学生ボランティアの募集の仲介役、地域講座での講演、地域メディアの取材などなどです。これらの活動は基本的にボランティアとなり報酬はあまりありません。

近年では大学の地域貢献が盛んに叫ばれていることもあり、大学は”連携協定”や”パートナーシップ”なるものを結んでいます。この協定やパートナーシップに基づき、大学に地域の関係団体や自治体からたくさん仕事が舞い込んできます。

地域に貢献したい!という人にとっては、この仕事は非常にやりがいのある仕事だと思います。有識者として評議会の委員にご意見番として参加したり、学生を連れて地域のボランティア活動を行ったり、研究で得た知識を現場の人々と共有したり....。地域の社会的課題の解決に向けて協力したり、地域貢献活動に参加することも大学教員の重要な仕事の一つですし、やりがいのある部分かと思います。


大学教員のお仕事④:研究活動

最後に来るのが研究活動です。①~③の仕事の合間を縫って研究をしています。僕は研究大好き人間なので、正直なところ研究を仕事だと思ってやったことは一度もありません。自分の疑問を突き詰めていく研究という活動(=趣味)が仕事として成り立ち、給料まで貰えているのですからありがたい限りです。しかし、給料としてお金を頂いて研究をしている以上は社会に役に立つ研究を意識しながら日々研究をしています。研究についてはまた詳しく記事を書けたらと思います。


総括

・大学教員は研究以外の仕事もたくさんある

・自分のやりたいことを好きな時間にできる点が一番の魅力?


今日はこのあたりで。


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