交通の技術革新:「安全第一」

ボーイング737MAX8の墜落問題は深刻だと思う。

「ソフト制御」の自動操縦における瑕疵の可能性が高まっており、「墜落」即「死亡」という航空機事故の怖さを改めて実感している。

乱気流に揉まれた香港上空での「ジェットコースター」状態の機内の状況を思い出す。女性や子供たちの悲鳴が未だに耳に残っている。

ただ、航空工学の専門家の方に、「物理的」に墜落する可能性は極めて低い、という話を聞いて安心して乗り続けている。

しかし、「ソフト制御」に瑕疵があるとすれば、「安全第一」の交通機関での「自動運転」に課題はないのだろうか。

「自動運転」モードでの自動車死亡事故が米国で問題視されている。

まさに技術革新の塊である「自動運転」技術の進歩は著しい、と聞く。

AI/IoT/ロボティクスの技術革新の真髄が詰まっているのであろう。

「知覚・認知・判断・操作」の領域を実現するという「自動運転」においては、「手動運転」車との混在における想定外の事故だけではなく、やはり「ソフト制御」であるならば、完全に「セキュア」である必要が絶対的であろう。

ましてや、「空中自動運転」の自動車となると、これもまた、「墜落」即「死亡」である。

陸上運転は、様々な法整備等があって、その上で交通死亡事故率が「0.4%台」に迄低減された、比較して「交通安全な国」が日本である。

「空中自動運転」については、「法整備」等の問題では制御しきれない「空中空間」での「自由飛行」となれば、普及した時代を想像するに、「安全第一」はとても実現のハードルが高いように思う。

「命を担保にしかねないR&D」に邁進していくのはいかがなものかと考える。

尚、「宇宙旅行」についても、鍛え上げられた宇宙飛行士の方々が、帰還後の復活の為のリハビリ期間の長さを鑑みるに、大きな懸念を抱いている。

未だに「安全神話」に殆ど傷がついていない「新幹線」で満足している私は、「時代遅れ」なのだろうか。

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