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サッカーほど危険なスポーツはない。【人種差別】

ヴィニシウス(レアル•マドリード)の苦悩 ”人種差別” ”悪質ファール”

人種差別に苦しむブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、3月26日の(マドリード)記者会見で涙を流した。
この23歳の天才プレイヤーが、人種差別に苦しみながらも世界中のサッカーファンを魅了しているのである。

インタビューコメントをそのまま引用させて貰う。
そこから我々に何ができるのか、何をすべきかを考え行動したいと思う。

「人種差別は世界中で起きていることです。
僕の国(ブラジル)でも黒人として生きる難しさがあります。
選ばれるのはいつも白人です。
父親の身にも同じことが起こりました。
彼は黒い肌であることで仕事をもらえなかったのです。」

「彼(ヴィニシウス)が侮辱されるのは、素晴らしい選手であり、黒人だからだ。 本当にひどいことだし、もう断ち切らなければいけない。
フットボールは見るものを楽しむためにある。
侮辱するためではなくてね。」
こうコメントしたのはスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ。

ニコも父親はガーナ人で、母親はリベリア人だ。
ガーナで出会った二人は、イニャキ(ニコの兄)を身篭っている時期に、安全な暮らしを求めてスペインへと移民した。
砂漠を横断し、同じく亡命した人が道半ばで倒れる姿を見ながらメリージャの国境フェンスまで辿り着くと、最初にビルバオ、次にパンプローナに移り住んでいる。

過去にブラジル代表ダニエウ・アウベス(バルセロナFC)は、ビジャレアルとのアウェーゲームで、相手サポーターから差別侮辱行為で投げ込まれたバナナを、何食わぬ顔で拾い上げ口にほうばり、平然とプレーを続けたのである。 この事件の数日後このサポーターは逮捕され、ビジャレアルは1万2000ユーロ(約154万円)の罰金を科せられた。この様なひどい行為を受けたにもかかわらずアウベスはこの犯人を仕事に復帰させて欲しいと発表している。

そしてスペイン代表のニコ・ウィリアムズは、こうもコメントしている...。
「母さんは僕たちの模範だ。彼女は裸足で砂漠を横断して、スペインにやって来た。 より良い生活を手にするために。 僕たちは誰かから何かを奪うためにスペインに来たわけじゃない。 母さんはただ、家族のためにパンと天井のある家を求めただけなんだよ!」
全ての人達が胸に刻んでおきたい。

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