塩田武士「存在のすべてを」を読んで
読みました。
まず、読む前のこと。
本屋大賞のノミネート発表前に、ノミネート候補として挙げられていて、この本を知りました。
帯文やらネットの口コミを見たら、内容がことごとく抽象的。ふわっとしてる。
でもほとんど大絶賛。
前評判が何と言っていいのやら、不思議すぎでした。
読んでみて納得。
めちゃくちゃ良かった。
読み応えありました。圧巻。
傑作やと思います。
なんといっても重厚感が凄かった。
ミステリーなのか愛の物語なのか哲学者なのか。
読んでる最中、何読んでるか分かんなくなりました。
これは感想困るわー。
この作品を前にして、どんなにうまく表現をした所で陳腐だと思う。
この感情を是非読んで体験して欲しい。
良いのは良い。
間違いなく言える。
作中に出てくるジョージ・ウィンストンの「Longing/love」を聞きながら読みました。
ピッタリでした。
9章、最終章なんてこれ無しじゃ読めないと思う。
おともにぜひ。
絵画とか芸術には縁が無かったけど、ホキ美術館はいつか行ってみたい。
あと海津大崎も。
雪の浜をみてみたい。
情景描写が綺麗で心が洗われました。
なんども出てくるこの台詞。
印象に残った。
ここも。
また面白い本を読めたことが嬉しいです。
以上
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