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<ステップ01>仕込み期  「“半” 個人事業主化」に向けて着々と準備を進める~<立場を変えて考えてみる>~

今までとは立場を変えて考えてみることも隠れた会社ニーズを探るために有効な視点です。

例えば、企業のIT部門(情報技術部門/Information Technology)は、ラインの事業部側からの要求に従って社内システムを構築します。

営業サイドの無理な納期や要求事項に対してITサイドの人間としては、「営業はシステムをまったくわかっていないな~」などとネガティブな思いをすることも多々あるかと思います。

こうしたIT領域の経験・専門性を持ったシニアが今度は営業サイドに回り、IT部門との仲立ち役を果たすことを考えます。

営業サイドのニーズも中にいるとそのリアルにその実状を理解することができます。また、長い間IT部門にいましたので、もちろんITサイドの言い分もよくわかります。

添付は、2021年10月に出版した「ミドルシニアからの日本版ライフシフト戦略」の中で示したベテランの役割を示した図です。

「立場を変えて考えてみる」という視点は、3つのベテランロールのうち、コネクターの役割にあたります。

特定分野で経験も人脈もあるシニアが立場を変え部門間の溝を埋める役割がコネクターの役割です。

大企業ほど部門間の溝が大きくこうした領域に課題が潜んでいます。両部門に人脈もあるシニアこそこうした課題解決の担い手です。仕事の上流・下流行程間、売り側・買う側など「立場を変えて考えてみる」ことにより、”半“個人事業主が担うべき会社のニーズが見えてきます。


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