勝てない所で戦うより、自分の得意の分野で戦うってのは結構重要だと思う。
私は現在レタッチャーというマニアックな職業をしております。
レタッチャーというのは一言でいうと写真修正、写真加工の専門家です。
現在はNORD WORKSという広告写真レタッチ専門の事務所を運営しています。
今でこそレタッチャーとしてある程度食べていけていますが
もともとは3DCGクリエイターでした。
CGの学校に行き上京し、7年程CG業界で映像、ゲーム、パチンコ、建築
softimageとMAYAというソフトをメインに活動していました。
仕事は大変だったけど、それなりに楽しみながらできていたし
これからもずっとCG業界にいて、憧れていた映画やCM制作をするんだ!なんて想いながら真面目に働いていたんです。
同じ時期に働いていた周りのスタッフにもすごい人たちが沢山いて
日本の映画や有名作品、海外のガチの有名映画を手がけていたりと凄腕ばかりでした。
そんなのを見ながら自分もやるぞ!!なんて思っていたのですが
ある日気づいてしまったのです。
この人ら凄すぎて勝てねぇ。。。
上昇している人たちをみると、なんだか素で頭が良いんだなってことが見えてきてしまい、もともと勉強なんてしてこなかった私は自分でプログラムがかけるわけでもなく、プラグインが作れるわけでもなく、物理計算やパーティクルの設定も意味不明だったわけで。。(当時拒否反応から手をつけなかった)
1年もつづくプロジェクトが終わりかけで何度も中止になったり、人間関係の問題もあり、、色んな要素が合わさりついに。
3DCG業界からの撤退
つまり逃げたんですね。
自分の無力さや疲れで、全てが嫌になり地元の北海道へ帰りました。
1年ほどフラフラとしながら毎日なにやろうかな〜と考えていて
とりあえず好きなことを仕事にしようと決めました。
好きなもの、、
CGはもぉいい
その当時写真にはまりまくっていたので、カメラマン?という選択が一瞬よぎりましたがソレもちょっと違う。
けど写真は好き。
そして広告が好きでした。
もう一つ圧倒的にスキ&得意だったものがPHOTOSHOPでした。
学生の頃から、PHOTOSHOPだけはどこにいっても1番になろうと決めていたのです。
写真+広告+PHOTOSHOP
この3つが見えたときにレタッチャーという道がひらけたのです。
得意なことをやろう。
これなら十分戦える。
こうして3Dから2D業界(レタッチ業界)に転身しレタッチャーとして生きるようになりました。
今はあの頃よりずっと楽しく積極的に生きれている気がします。
勝てない所で戦うより、自分の得意な分野で戦うってのは結構重要だなぁ思います。
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