見出し画像

ドカ食いを上手くコントロールする方法


わかってはいるけど、止められないのが「ドカ食い」です。

仲間とワイワイ楽しい時や、お祝いごと、宴会など、
気づけばドカ食いしてしまった経験があなたにもあるのではないでしょうか?

楽しい時だけじゃないですよね?
ストレスを感じている時も私達はドカ食いしていることがよくあります。

でも、なぜドカ食いしてしまうのでしょうか?


粉もの好きは要注意?

ある研究によると、パンや麺類などの粉ものに偏った食事を摂りがちな人は、
タンパク質不足に陥っている可能性が高いそうです。

そうすると、「トリプトファン」というアミノ酸が不足する事になります。
実はこのトリプトファンというアミノ酸は非常に大切な働きをするもので、
代表的なものにセロトニンの分泌を正常なものにすることが挙げられます。

「セロトニン」は最近、よく耳にする名称ですね。

セロトニンとは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、
感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。
セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、
心のバランスを保つことが難しくなります。

セロトニン不足は、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることも知られています。また、セロトニンは精神面だけではなく、
消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。


セロトニンとダイエットの関係

セロトニンが活発に作り出されるためには条件がいくつかあり、そのひとつが
「太陽の光を浴びること」です。
太陽の光を浴びると、目から脳に信号が出され、脳内でのセロトニン合成が活発になります。
冬は日照時間が短いため、太陽の光を十分に浴びることができず、
セロトニンが不足しやすくなるのです。(引用:日本クリニック株式会社)

ドカ食いの原因のひとつとして、パンや麺類などの粉ものに偏った食事を摂りがちな人は
セロトニンという心や脳の安定を促進する神経伝達物質が不足するために
それが生命維持の不安とつながり、「食べられる時に出来るだけ食べておこう」という欲求に
歯止めが効かない状態になっていると考えられるのです。

ですから、まずは、パンや麺類などの粉ものに偏った食事を矯正していくことがまず必要です。


だからといってこれらの炭水化物を減らす事はエネルギー源が減ることになるので
完全にカットするのは健康、ダイエットから見て良いこととは言えません。

完全にカットするのではなく少しずつ量を減らしていくことが有効です。
例として、そばやラーメン、うどんなどを必ず大盛りで食べていた人は並にする、
パンを2枚必ず食べていた人は1枚半にするなど
少しずつ減らす事を半年、1年のスパンで取り組んでみましょう!


もうちょっと食べたいがちょうど良い

ポイントは、嫌気がさすような減量をいきなりしないことです。
「もっと食べたい!!」ではなく「もうちょっと食べたいな」という状態にするという事です。

分かっちゃいるけど、それが難しいんです!と思っている方も大勢いると思います。

実はそんな研究がすでに進んでいるそうです。

東京都医学総合研究所副参事研究員の川野仁さんによれば、
食欲をコントロールしているのは、脳の「視床下部」という場所だそうです。
その「視床下部」に“摂食中枢”と“満腹中枢”という、
逆の衝動を起こす神経メカニズムがあることが分かったそうです。

体のある一部分でこの相反する反応を起こしているって興味深くないですか?

さらに研究では、特に大事な役割を果たしているのが
摂食中枢では「MCH神経」、抑制中枢では「α-MSH神経」。
実験的にこれらが働かないマウスを作ると、
MCH=アクセルを失ったマウスは食欲が落ちてやせ細り、
α-MSH=ブレーキを失ったマウスはどんどん食べて太ることが分かったそうです。

勘の良い方は、それなら「α-MSH神経」が働けばドカ食いが抑制されるのでは?
と思ったのではないでしょうか?


レプチンのすごい働き

ではこの「α-MSH神経」をコントロールする方法はあるのでしょうか?
実は体の中には、MCHを抑えてα-MSHを活性化する、
「レプチン」という夢のようなホルモンがあります。

そのレプチンというホルモンが上手く分泌できれば食欲は減るはずです。
しかしダイエットの神様は簡単には微笑んではくれません。
このレプチンというホルモンは高脂肪食を食べていると出なくなるのだそうです。

つまり、高脂肪食をやめ、パンや麺類などの粉ものに偏った食事をやめると、
自然に食欲は低下し、健康な食生活になるのです!

あたりまえじゃん!と思うかもしれませんが、
あなたの体の中でこのような働きが起こっているおかげで
食欲がコントロールされるというメカニズムを知ることができ、
より積極的に食生活の改善が出来るようになります。

最後に、
「しっかり噛んで食べる!」
ドカ食いはこれでもかなりコントロール出来ますよ♪


■ダイエットやボディデザインのの参考にして下さい♪■
↓  ↓  ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?