「節約はめんどくさい」を変える方法
「節約」ってなんかみみっちい感じかがするし、何よりめんどくさい。
あなたがそう思うのも仕方がない。
安い食材を探す
外食をひかえる
車を手放す
携帯電話の会社を変える
保険を見直す
ふるさと納税を始める
これだけのことをやろうとすると、なかなか始めるのはめんどくさいし、自由に過ごしたいと思う気持ちが湧いてくる。
しかし、それらは全て節約の「手段」にすぎない。
いきなり手段だけ教えられても人は動かないし、自分も動かない。
例えば、いきなり「あなたの足元を5m掘ってください、そのためにはまずはスコップの使い方から教えます」と言われても、恐らくあなたは足元を掘らないだろう。しかし「あたなの足元5m下に確実に1億円がねむっています」と仙人風のご老人に言われたら、スコップの使い方とか教わらなくてもなんとかしようとするかもしれない。騙されてなければだけど。
大切なのは「目的」をはっきりさせることだ。
では節約の目的とはなんだろう。それは、
「節約」とは「人生の優先順位」を決めること。
だと私は思っている。詳しく書いていこう。
「節約」とは「人生の優先順位」を決めること
「ただなんとなく不安だから」とか「お金をためたいと思ったから」では、節約を続ける目的としては弱い。
例えば、以下の質問であなたはどちらを選ぶだろうか?
「週に1回の外食」と「月に2回のマッサージ」
「平日のスタバのコーヒー」と「年に1回の国内旅行」
「携帯電話の使いやすさ」と「車のグレード」
「節約にかける手間」と「キャリアを積むための勉強時間」
「保険で得られる安心」と「経済的自由」
「ふるさと納税にかける時間」と「見込み顧客に連絡をとる時間」
これらは全て最初に書いた「節約の手段」をもう一つの選択肢と比較させたものだ。
ここまで選択肢をせまくすると、どちらか選びやすくなってくるのではないだろうか?
その比較の結果「自分には節約はいらないわ」と思ったならそれでいい。自分には節約はいらないという節約をしたことになる(ややこしくて申し訳ない)。
この「どちらを選ぶか?」がそのまま「人生の優先順位を決めること」になる。
「節約」の手順
では、具体的に節約の手順を考えてみよう。やり方はそんなに難しくない。以下の3つのステップを踏むだけだ。
1.「自分が日頃やっていること」を一つ取り上げる
2.「それと同じくらいのもの」を自分で考える
3.その二つを比較してどちらをとるかを決める
これを繰り返していくだけ。
例えば、自分が普段何気なくやっていることはなんだろう?
あなたが毎朝スターバックスでキャラメルフラペチーノを頼んでいたとしよう。ドトールでアイスコーヒーでもいい。コメダ珈琲でシロノワールでもいい。
次に、それと同じくらいのものってなんだろう?っと考えてみる。金額でもいい、味わう感情でもいい、時間でもいい。
スタバのキャラメルフラペチーノは1杯500円が月に20回で1万円。年に12万円。それだと国内旅行1回は行けるかな。
その2つを比べてどちらを選ぶだろうか?
一回の旅行くらいなら、毎日のスタバの方がいい。でもいいし、スタバをセブンのコーヒーに変えれば、近場の温泉には行けるかなとか。
そんな感じで「取り上げて→比較して→選ぶ」
「節約」を通してあなたがわかる
実はこの節約の手順を繰り返していくと、今まで知らなかったあなたが見えてくることがある。
何を取り上げるのか?
何と比較とするのか?
どちらを選ぶのか?
この全てはあなたが決めたものだ。別に誰にこうしろと言われていたわけではない、あなたが取り上げて、あなたが比較して、あなたが選んだ。
例えばこれを以下のように読み替えてみたりすると面白い
取り上げた項目は実は自分が変えたいと思っていること
比較したものは本当はやりたいと思っていること
どちらを選ぶかは現状を選ぶか、それとも変化を選ぶか
あくまで考え方の一つの例なのでこれが正解ではないことは頭の隅に入れておいてもらいたいけど、このように考えると何か見えてくるものはないだろうか?
思いも寄らない重要なことをやっていたことに気づく
この節約法を繰り返しやっていくと、自分が普段何気なくやっている行動が思いも寄らない重要なことだったと気づくかもしれない。
例えば「子供の宿題を見る時間」と「洗濯物を干したり畳んだりする時間」を比較したとしよう。すると、実は子どもの宿題をみている時間が、子どもと触れ合う大切な時間だったと気づくかもしれない。
そう思ったのなら、洗濯物を干す時間を短縮するために、衣類乾燥機を購入しようと思い立つ。
ただ時間を節約するためには高いと思っていた「衣類乾燥機」が、子どもとの時間を確保するためと考えたなら「安い買い物」に変わる可能性がある。
逆に節約の手段が気になってくる
そうやって人生の優先順位をつけるために、自分の行動を「取り上げて、比較して、選ぶ」を繰り返していくと、「どうすればより有意義な時間やお金の使い方ができるだろうか? 」と思うようになってくる。
そうなると、今までめんどくさいと思っていた、携帯電話の会社変更や、保険の見直し、ふるさと納税の方法なんかが、気になり始める。
目的をはっきりさせることで、効率の良い手段が知りたくなってくる。
そうなると、節約をするのに大した努力はいらない。
だって、やりたいんだもん。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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