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セミリタイアを目指すための資産運用の始め方 〜その1 資産運用の基本のピラミッドとは〜

セミリタイアを目指す上で、資産運用は避けては通れない道です。

どうやって大きな資産を作るのか?
そしてその作った資産をどう活かすのか?

その方法を考えることが資産運用です。

しかし、資産運用と聞くととても難しいことのように感じる人も多いのも確かです。難しい用語が出てきたり、複雑な数式が必要なのではないか?と思っている人もいるでしょう。

しかし、基本的な資産運用を行うのに複雑な数式は必要ないですし、難しい用語も無理して覚える必要はありません。

今回はそんなセミリタイアを目指すための資産運用の始め方について、いくつかの記事に分けてシリーズで書いていきます。

もし、資産運用とか投資とかに興味はあるけど、今一つ始めるのに二の足を踏んでいる人がいれば、参考にしていただけるとありがたいです。

資産運用の基本のピラミッド

資産運用を始めるにあたっては、私が勝手に「資産運用の基本のピラミッド」と呼んでいる資産運用の形があります。

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このピラミッドを下から積み上げていくことが資産運用の王道です。そして、私はこれさえできれば誰もがかなり高い確率で大きな資産を手にすることができると考えています(多少の運も必要ではあります)。

このピラミッドの説明のために、まずは各項目の内容を簡単に一言で表してみます。

節約
保険・携帯電話契約の見直しや、ポイント・ふるさと納税の実施などによってお金が出ていく箇所を見直すこと
労働
どこかの企業に勤めたり、パート・アルバイトをすること。また個人事業主として働くなど、いわゆる時間をお金に変える形で仕事をすること
積立
財形貯蓄や、つみたてNISAなどを用いたインデックス投信やREITの購入などの一定期間(毎月)定期的にお金を積み立てていくこと
不動産
ワンルール投資、一棟購入、一軒家投資など、実物の不動産を購入して運用していくこと
株式
日本株や米国株などのいわゆる個別の企業の株(有価証券)を購入して、配当や値上り益を狙うこと
事業
起業や収入を得るための仕組みを作り上げるなど、経営者の視点で継続的に利益を生み出す事業を営むこと

いかがでしょう?
各項目のイメージができるでしょうか?

もちろん、人それぞれ好き嫌いや向き不向きがあります。なので人によっては必ずしも全部の項目を網羅する必要はないのかもしれません。例えば何か一つの項目で飛び抜けて成果を上げることができれば、それだけで大きな資産を築くことも可能です。

事業で大きな成功をおさめることができればそれだけで大きな資産を築くことができますしリタイアも可能です。また、年収が何千万円もある人は極端な節約が必要ないこともあるでしょう。

また、山奥で自給自足生活といった極端な節約法を身に付けることができれば、そもそも大きな資産自体必要ありません。海外リタイアなんかもどちらかというとこの節約の一つの方法と考えてもいいでしょう。

とはいえ、今回書くのはそんな一握りの人しかできないような極端な方法を使った資産運用の方法ではありません。

この基本のピラミッドとは、下から順に実践していくことであくまで普通の人が無理なく資産運用の方法を勉強して実践できるような、そんな方法を集めたノウハウなのです。

なぜこの順番なのか?

この資産運用の基本のピラミッドは下から「節約→労働→積立→不動産→株式→事業」の順番で並んでいます。

この順番には意味があって、上に行けば行くほど「不確実性(リスク)」が高い項目となっています。

つまり、

「節約」して1万円節約すれば確実に1万円手元に残ります。

「労働」で日給1万円で1日働けば、よほどのことがない限り1万円(税金等考慮せず)を手に入れることができます。

「積立」以降は少し説明が必要ですが「積立」をすれば確実にお金が溜まっていくとともに、例えばS&P500というアメリカの株式平均に投資すれば3〜7%のリターンが見込まれます(これは後日説明します)。

「不動産」となると空室リスクや事故リスクなど様々なリスクが出てきます。しかし、不動産の特徴であるレバレッジをかける(少ない元手で大きな資産を手にする)ことで大きな利益を得るチャンスがあります。

「株式」に投資すれば資金を失う可能性もありますが、大きなリターンを手にすることも可能です。

そして「事業」は大きなリスクを伴いますが、成功した(例えば起業した会社が上場した)場合のリターンを考えると数億から数百億のとてつもない資産を築くことができます。

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逆にいうと、このピラミッドは下に行けば行くほど「取り組みやすさ」を表しているともいえます。

ポイントを手に入れたり何かを節約するのはちょっとした心がけで始めることができますが、いきなり会社を起業して事業をおこすとなるとちょっとした心がけだけで始めるのはなかなか厳しいでしょう。

利益(リターン)は逆になる

しかし、成功したときの利益(リターン)という意味では、このピラミッドは逆にひっくり返ります。

節約では今あるお金を減らさないことまでしかできませんが、上に行けば行くほど、成功したときに得られる利益は桁違いに大きくなっていきます。

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元々、不確実性(リスク)という言葉は、マイナスの面もプラスの面も含めた振れ幅のことですから、リスクが高ければ高いほどリターンの振れ幅が大きくなるのはある意味当たり前の話ともいえます。

まずは始めることが大切

色々なことを書いてきましたが、資産運用にとって大切なことは何はもとより「資産運用を始める」ことです。

時間を見方につけることは、資産を築く上では何よりも大切なことの一つになります。

そういった意味では、最も取り組みやすい「節約」から資産運用をいち早く始めることが大切なのです。

いきなり不動産や株式、ましては事業を始めるにはそれなりの知識や準備が必要ですし、その準備をするためにはそれなりの時間がかかる場合もあります。そうやって大切な「時間」を逃してしまっては、そのこと自体が実は大きな損失(機会損失と言われます)を出してしまっていることになるからです。

とりあえずできることから始める。

資産運用の第一歩として最も取り組みやすい「節約」から始めるのです。

時間が最も大切と言われる理由には「複利」と呼ばれる資産運用における最も強力で、最も頼りになるカラクリがあります。次回はその「複利」について、資産運用に関わる単純な公式を用いて考えてみたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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