レットルくん(@rettorkun)

トヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」のコラムです。 <チー…

レットルくん(@rettorkun)

トヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」のコラムです。 <チームHP> https://red-tornado.com/ <YouTube> https://www.youtube.com/c/goredtornado

最近の記事

「ボチボチやっています」と言えなくて。

こんにちは。日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」です。 (Twitter→@rettorkun) これは僕が大学生の頃の話。 とある旅先の田舎町で、道に迷った事がある。 海外での迷子は、成人でも泣きそうになるということを知ったあの日。 地図を片手にキョロキョロする僕に、品の良い初老の人が声をかけてくれた。 「良かったら案内しましょうか?」 言葉に表すのは難しいけれど、その方は「どうぞ、どなたでもご

    • パイロットになりたかった。

      こんにちは。日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」です。 (Twitter→@rettorkun) あと数か月もすれば、春になる。 桜が咲き、新入生、新社員の人たちは新しい環境に飛び込むことになる。 新しい制服に身を包み、新しい仲間と出会い、新しい人生がスタートする。 きっとみんな、期待と不安に、胸をふくらませるのだろう。 僕の子供の頃の夢は、パイロットだった。 カッコいい制服を着て、スーツケースを転

      • 大丈夫ですか?

        こんにちは。日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」です。 (Twitter→@rettorkun) 普段文字を使うことで存在している僕が言うと元も子もないかも知れないが、「言葉」というものはかなりきわどい。 特に「大丈夫」という言葉は。 「この子の成績は大丈夫でしょうか?」 「その投資案件は大丈夫なのか?」 「そんなに飲んで大丈夫か?」 と、僕らは毎日互いに何かを問いあっている。 質問は様々ながら、問わ

        • 【公式】って何ですか?

          こんにちは。日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん」です。 (Twitter→@rettorkun) 最近、自分の中で【公式】の概念が分からなくなってきた。 誤解を恐れずに申し上げるが、僕も含めて、組織の「公式アカウント」の最終的な目的は宣伝と広告だ。どんなに上手く取り繕ったとしても、組織が発信する情報というのは結局一方通行で、フォロワーに対して組織の魅力やメリットを分かり易く伝え、購買意欲を促進することが

        「ボチボチやっています」と言えなくて。

          単純。

          皆さんこんにちは。 日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん@rettorkun」です。 以後お見知り置きを。 唐突だが、この世には「上司」というものがいて、いつも部下に対して「何々しろ」と言う。構造上これが毎日続くのだから、ソリの合わない上司の下に就いた部下は辛い。 僕の友人のNは、まさにそんな「ソリの合わない上司を持った気の毒な部下」だった。 「俺はこれだけは誰にも負けない」 当時大学生だったNはそう

          カタカナ語と僕。

          皆さんこんにちは。 日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん@rettorkun」です。 以後お見知り置きを。 あれだけ「暑い暑い」と文句を言っていたのにも関わらず、夏の終わりはどこか寂しい。何故か、「今日だけ夏に戻ってほしい」と思う時がある。 ともあれ。 高い空が美しく、山が化粧を始めたこの季節は何をするにも良い時期だ。 ―そう、良い時期なのだ。 であるにも関わらず、僕は先ほどかかってきた電話に感情を揺さ

          コラム始めました。

          皆さんこんにちは。 日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に所属するトヨタ紡織九州レッドトルネードのマスコット、「レットルくん@rettorkun」です。 以後お見知り置きを。 さて、JHL。 とある試合で、実況の方が「マスコットはファンとチームの垣根を下げる役割がある」というようなことをおっしゃっていて、僕は「たしかに!」と膝を叩いた。 思い当たる節は多分にある。 実際に、僕は皆さんと会ったことはないけれど、どこか昔から知っているような気もしていて、試合会場でお見かけす

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