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Rehastrength Seminar


Rehastrengthってなに?


「リハストレングス」
あまり聞きなれない言葉ですよね。
私が勝手に作りました(⌒▽⌒)
リハストレングスってなんなのか。
簡単にいうと、リハビリとストレングスを掛け合わせて、障害を持つ選手のリハビリにおいて個別性をもって選手を強化する手段、ということになります。

メディカルのトレーナーや理学療法士は、怪我のリハビリにおいて患部周辺の回復に応じて負荷をかけていくことが得意だと思います。

ストレングス&コンディショニングトレーナーは、怪我から回復してきた選手の競技復帰に関して必要な体力要素を強化するのが得意だと思います。

この双方がうまく融合することで、選手は患部をしっかり回復させ、競技特異的なトレーニングを積んで復帰することができます。でも、選手が怪我をしてから復帰するまでって、急性期でも「Strength」の概念を欠いてはいけないし、復帰前でも「Rehabilitation」の要素と視点を除いてはいけないんだと思います。図にしてみると、ありきたりかもしれないけどこんな感じかな。

急性期でも選手の体力要素に対する配慮は必要だし、復帰したからといって患部のリハビリをすぐにやめていいわけでもないので、怪我から競技復帰までは一貫して双方の要素が必要

主にメディカルに関わるトレーナーは、怪我に対するリハビリプログラムを構築できるけど、競技特異性や、その選手の得意不得意、問題動作と競技パフォーマンスとの関係、といった部分を評価してプログラムに付加していくことがうまくできない、ってことありませんか?

主にストレングス&コンディショニングに関わるトレーナーは、怪我から復帰する選手の競技特異性を考慮して強化することはできるけど、怪我した部位の原因となった動作上の問題や、痛みがある場合のregression、怪我した部位に対する強化方針を障害(外傷)の病態に基づいて構築していくことがよくわからない、ってことありませんか?

これらの問題を解決しようとするのが「Rehastrength」の考え方です。
この考えを取り入れていただくことで、メディカルトレーナーは、リハビリの初期段階から競技特異的な強化方法をメディカルリハの中に取り入れたり、ストレングス&コンディショニングトレーナーは、復帰前の強化期においても、患部にある疼痛や問題動作に対してアプローチすることが可能になります。つまり、双方のトレーナーがあまり深入りできていなかった部分に対して、自身の持つ知識のバックボーンを武器に介入していくことができる様になる。
それを実現するのが「Rehastrength Seminar」です。

Rehastrength Seminarで学べること

少なくとも、メディカルトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーであれば、解剖学・運動学・生理学は一通り学んできていることと思います。でも、動作の質や運動のコントロール、っていう話になると、そこは個々人の学びの深さに任されていますよね。つまり教育課程にあまりその様なお話はありません。。ですから、メディカルの立場、ストレングス&コンディショニングの立場から、お互いの領域をクロスオーバーして介入していくことができる様になるために学んでいただきたいこと、それがこのセミナーでやる2つの内容です。

①ヒトの体の構造についてその機能とあわせて理解する
 まず、どうして怪我が起きるのか、という観点から動作上の問題を簡便に評価できる視点が必要になります。目の前の選手の動作が、ヒトの体の構造原理から逸脱したものになっていないかどうかを判断することで、どこに動きの問題が潜んでいるのかを確認し、その動きを修正していくためのエクササイズを提供することが可能になります。
 この判断の基準を持つには、ヒトの体の構造を解剖学的に部分部分を切り取って考えるのではなく、つながった一つの構造として理解する必要があります。ですから、ヒトの進化や系統発生を辿りながら私が見つけてきた「木登りの法則」をご紹介し、共にその構造と動きの理解を深めてもらいます。

木登りの動きにはヒトの動きの原則がいっぱい詰まっています

②制御の視点
 ヒトの運動は脳によってコントロールされています。目の前で表出される運動は、環境とその人の持つ個体の能力の掛け合わせで最適とされるものが出現しているにすぎません。
 ですから、おかれた環境からどの様な情報を受け取って、どのような動きを表出しているのかという部分に考えが及ぶ様になると、問題動作を改善するために必要な「手がかり」が見える様になります。その選手が自分の動きをコントロールしていくために、どのような刺激を用いるのが良いか、どのような感覚モダリティにアプローチするのが適切か、ただ筋力をつける、回数をこなす、といった内容からは脱却して、感覚入力と情報処理について学び、それをプログラムに活かしてもらいます。


「問題となる動作」は、脳が情報を処理してアウトプットしたもの。それを変えていくためには、脳にインプットされる「情報」に対してアプローチする考え方が必要

この2つのことを通して、ヒトの体と動作を一歩踏み込んで理解し、適切な運動に導く視点を持てば、その適切な運動が崩されてしまう要因に対してもアプローチすることが可能になります

これらの動きを「木登りの法則」に当てはめてみてもらうと、原則からの逸脱が理解でき、競技が異なっていても、共通の原則が当てはまることが理解できる様になります。

このセミナーを受講すると、ただ単に、膝の怪我をしているから股関節の使い方を練習しよう、と股関節の筋力トレーニングをしてもらっていた自分から、その動作の基盤を築く礎をしっかりと構築しつつ、脳の中の「身体表象」を変えていくためのアプローチができるトレーナーに変わることができます。

脳の中にある身体のマッピングを実際の体と限りなく同じに近づけることで、運動の制御能力に対してアプローチし、思い描いた運動と実際に起きている運動のギャップを埋める



このセミナーでは、怪我で苦しむ選手の「動作上の問題をみつける手がかり」について学び、選手の体の「基盤」を構築する方法を体験しながら、「自分の動きをコントロールしていくために必要なトレーニングバリエーション」を具体的にお伝えしていきます。

ご案内動画

内容のエッセンスをお伝えする動画をご覧ください(⌒▽⌒)


Rehastrengthが学べるセミナー(開催地・詳細)

どうでしょうか。このセミナーで学べることのイメージができたでしょうか。次回は「大阪」で実施しますのでお近くの方は是非ご参加ください!
詳細です!!

日時:3月10日(日) 9:00開始 16:00終了予定(休憩あり)
場所:大阪電気通信大学(〒572-0833 大阪府寝屋川市初町18−8)
対象:アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナー、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ師、スポーツ指導者等
参加費:12000円(+税)
定員:20名
お申し込み:下記アドレスよりPeatixページへ飛んでいただき「無料チケット」を選択の上、決済にお進みください。お支払い方法やご案内につき、こちらからご連絡させていただきます。メールアドレス・お電話番号をお間違えのない様お願いいたします(revivecondtioning@gmail.comからのメール受信が可能な設定をお願いいたします)。

スポーツ現場から必要とされる理学療法士になりたい方、怪我の予防を実現できるストレングス&コンディショニングコーチになりたい方、リハビリから強化まで一貫して携われるトレーナーになりたい方、ぜひお待ちしております!!


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