見出し画像

#152 HSP診断をしてみたら、ものすごくHSPだった話

 他のnoterさんの記事や、自己紹介などでもよく見かけるHSP(繊細さん)というワード。そうしたテーマの記事をときどき読んで、理解を深めてはいたものの、それは見聞を広めるために読んでいたのであって、まさか自分が該当するとは思っていなかった。

 funaさんのこの記事を読んだ。noteでしばしば見かけるHSPについて、改めて「知っていますか?」と問われると、よく知らない気がしたからだ。読めば読むほど、当てはまることがありすぎて驚いた。

 これまでも何度か書いているが、性格診断の類はあまり好きではない。そこで「あなたは〇〇です!」と言われたら、そう言われたことによって思考や行動が変わってしまいそうだからだ。いやしかし、だがしかし。上述したfunaさんの記事に書かれていたことが、あまりにもわたしに刺さって仕方がない。

HSP診断テストというサイトです

 複数のサイトで自己診断してみたが、どこも同じような結果だ。(質問が同じなのでそれはそうなる…)どうやらわたしはHSPらしい。さっきまで、ぼんやりと知っていた程度のものが、いきなりわたしに繋がってしまい、驚いている。

 もっともこれは、そうした性格傾向があるぞ、というだけのお話。惑わされるな、いや違う。そうじゃなくて「ふーん、そうなんだ」という感じであっさり受け入れろよわたし。なんだか動揺が収まらないが、動揺したところで何も変わらないし、別に嫌だというわけでもない。自分に対する理解が深まって、むしろ良かったではないか。

 わたしが心療内科通いになったきっかけは、転勤である。もっとも、出社が必須(コロナ禍でもガラガラの電車に乗って出社していました)で、内容もストレスフルな業務から、リモートワークが多い担当への配置転換だったから、当時はむしろ「これで楽になれる、よかった」とさえ思っていたくらいだ。

 しかし、わたしの思いとは裏腹に、だんだんと身体が動かせなくなり、思考が鈍くなり、やがては「死にたい」か「助けて」しか、考えられなくなっていた。

(その後、はじめて抗うつ剤を飲んで寝て起きた朝、死にたい気持ちが大幅に後退していた。かがくのちからってすげー!と思った、あの感動は忘れられない。しかしだからこそ、投薬を継続しても効き目が感じられなくなってきたときの絶望感も大きかった。最近は処方が変わって、以前よりは動けていると思う)

 それが自分にとっては良い転勤だったとしても、環境の変化という出来事と、転勤以前に溜め込んでいたストレスもあって、転勤後のタイミングで発火したのだろうとは思っていた。そして、要因としては後者の方が大きかろうと考えていた。何せ毎日、退勤直後にコンビニへ駆け込み、ストロングゼロを飲んで仕事を忘れる必要があるくらいだったから。

 しかし、HSPを知って、この「環境の変化」という要因の方がものすごく大きかったのではないかと考えを改めた。改めたところで現状は何も変わらないが、未来の選択には影響があるのかもしれない。

 というわけで、これからわたしもHSPを名乗ろうと思う。自己紹介にも貼っておこう。そういえば今日はお好み焼きの記事を書くつもりだったのに、この出来事に驚きすぎてすっかり忘れていた。それはまた、気が向いたときに書こうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?