曇り空の淋しげな裏通り
忘れられた自転車が1台
遠巻きに犬が吠えている

いつまで漂えば会えるの
付いた傷が沁みるほど侘しい

曇り空も泣き出しそうで
吹き付ける風に襟を掴む
街灯の光もまばらに灯る

いつまで漂えば会えるの
時が思いを無くすほど恋しい

もう此処にも居ないのに

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