黄昏通信 Vol.42 (前説)

黄昏通信 Vol.42 (前説) 2010年09月25日03:55

心で悔やんで泣いて独り言を並べては、有りもしない現実とは言わない空想なんて誰も見向きやしないピエロのキャンパスに、夕暮れ間近の茜色に描いてもきっと沈む夕陽は冷たいなんて感じるのか。見向きもしない寂れた公園の片隅に置かれたベンチに座り、俯き加減抱えたひざ小僧はやっぱり誰かの温もりを求めた偶像物語・・・

知ってるつもりで走らす言葉は、あたかも飛び回る世界は一つで、きっとはるか向こうは待ちわびる明日で、嘆きの後ろは導く悟りの悲しき人生。きっといつかは・・・なんてしゃれた言葉の一つも似合わない自分に何生きてきたんだろうなんて叱咤の苦悩を与える勇気も無いなぁ・・・

諦めるなんて少し勇気のかけかたが違うだけの選択に、有るときと無いことの選択は選択でも選択をしない選択に苦悩なんて欠片もない容易い選択は、ある意味神をも凌駕する程の己のでかさなんて内弁慶にも程がある。いっそ話すことはお決まりの台詞に時間をまかせ、起きえる事実は有りのまま。知ってる知識は無いものねだり。叶った時間は裸の王様だって・・・誰も言わなきゃ幸せなんだよ。。。


幸せを求めるとは、不幸せからの脱却なんて思っている人はこれっぽちも居なくて。。。今が幸せかどうかは尺度の起点なんかじゃ意味無くて、先にある結果だけを追い求めてるってことは、自分の足元の高さや温もりや気付かぬ幸せさえをも遥か待ちわびる、あの幸せには叶わない。どの幸せ・・・この幸せ・・・神様。

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