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東京税関大井出張所職員食堂

訪れた日:2019年8月28日

幕末期に日本の各港を開港しはじめたことにより、それまで禁止されていた諸外国との貿易がはじまりました。そこで幕府の要請によって一部の港に「運上所」が設けられ、貨物の監督や税金の徴収を行なうようになります。この運上所を前身にもつ税関では、船舶や飛行機によって海外から運ばれてくる貨物にかかる税金の管理や密輸の取締りなどの業務を行なっています。

1953年に横浜税関から分離した東京税関の管轄は、成田空港のある一部の千葉県や群馬・埼玉・山梨などの内陸部、新潟空港や佐渡まで及びます。羽田空港内のラーメン店「天鳳」と同じ会社によって運営される社員食堂は本関である青海の東京港湾合同庁舎、大井出張所、羽田支署、成田空港貨物出張所の4カ所にあるようです。

青海の合同庁舎と違って入館の手続きや身分証の提示は必要ありません。入ってすぐ左側に食堂があります。

食堂の前には日替わり定食や週替わり麺の見本があります。人気の天鳳麺はレギュラーメニューなのでおそらくいつでも食べることができると思われますが献立には「天鳳麺の日」というのもありました。特別定食は曜日によって献立が変わり水曜日は三崎港・銚子港からの漁港直送メニューとなります。

①定食(520円)を注文しました。カウンターに並べられたおかずの中から2品と、ご飯、みそ汁、小鉢のセットです。おかずはアドボというフィリピンの煮物と、カレー風味のフライドチキンを選びました。箸や調味料、お冷もセルフサービスです。

片付けの際は、手前の流し場にお皿をかざすと水がでるので軽く水洗いしてから奥のシンクに入れます。コップや箸、スプーンはそれぞれ別に片付ける場所があります。

建物の出入り口付近には税関のキャラクター「カスタムくん」が描かれた箱がありました。ここには税関業務に関する意見や密輸の情報を投函することができるようです。


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【東京税関大井出張所社員食堂】
営業時間:11時〜14時
定休日:土曜、日曜、祝日
価格帯:麺類280円〜
駐車場:有り
その他:駐車場内が一方通行のため都道316号線城南島を背に品川方面へ向けて1番左側の車線を走らないと車で入ることができません。Uターンをする際は気をつけて下さい。


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