RFLJ滋賀医大

はじめまして! リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会です。 2人に…

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はじめまして! リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会です。 2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。 つまり、がんは誰にとっても無縁なものではありません。 私たちは、がん患者さんとそのご家族を支援する活動を行っています。

マガジン

  • 医学生と学ぶ白血病

  • 現役大学生のHPVワクチン体験記

    大学生が「HPVワクチン」を接種した感想や受けるまでの経緯を記しています。今、ワクチンを受けるか悩んでいる方に読んでいただきたいです。

  • 10代から始めるがん予防

    子宮頸がんというがんはご存じでしょうか。子宮頸がんはほかのがんとは違い、ワクチンの接種により、高い確率で予防が可能ながんです。ただ、HPVワクチンと聞いて、少し副反応について不安を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんな子宮頸がんとHPVワクチンについてお伝えします。

  • がん検診

    2人に1人ががんになる時代。 日本で年間に亡くなる人の約3割ががんで命を落としていると言われています。 しかし、がん=死というイメージは過去のものとなってきました! 現在、多くのがんは早期発見すれば、完治する可能性のある病気なのです。 早期発見するためには「がん検診」が大切だということをお伝えしていきます。

  • 緩和ケア

    皆さん「緩和ケア」と聞いて何を思い浮かべますか。 終末期医療、ホスピス病棟、余命… 「緩和ケア」は「『死』に近い」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。 しかしながら、本当は緩和ケアは治療開始と同時に始めるものなのです! ここでは、緩和ケアについて様々な方面からお話していきたいと思います!

最近の記事

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リレー・フォー・ライフとは

はじめまして! リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会です。 いま、日本人の2人に1人が生涯のうちにがんに罹患し、年間で亡くなる人の3割ががんで亡くなると言われています。 つまり、がんという病気は誰にとっても無縁なものではありません。 私たちの団体は、がん患者さんとそのご家族を支援するチャリティー活動を行っています。 その活動についてご紹介したいと思います。 ◆リレー・フォー・ライフとは リレー・フォー・ライフとは、がん患者さんやそのご家族を支援し、地

    • 造血幹細胞移植と骨髄バンク・ドナー登録について

      前回は、白血病の検査と化学療法、放射線療法について学びました。今回は、造血幹細胞移植と骨髄バンク・ドナー登録について学んでいきます。 ・造血幹細胞移植  造血幹細胞移植は、白血病を含む血液がんなどの治癒を目的として行われます。ただし、強い副作用や合併症の恐れがあり、個々の患者さんの状況をよく確認し、実施した方がよいか慎重に検討する必要があります。  造血幹細胞移植では、強力な化学療法や全身への放射線照射などを移植前に行って白血病細胞を減らし、自分またはドナーの骨髄、末梢

      • 検査と治療①

        今回は、白血病と診断されるまでに行われる検査と白血病の治療について紹介したいと思います。 検査は主に、血液検査、骨髄検査を行います。また、染色体検査や遺伝子検査を行い、治療方針を立てます。 ・血液検査  血液細胞の数や、異常な血液細胞の有無を確認します。多くの白血病では、血液細胞数が異常値となる。全身の臓器の機能を調べ、治療をしていくうえで問題となるウイルス感染の有無を調べます。 ・骨髄検査  腰骨や胸の骨から骨髄を採取します。骨髄を顕微鏡で確認したり、染色体検査や

        • 『骨髄バンクドナー登録体験記』

           この度リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会の実行委員2名が、骨髄バンクのドナー登録を行いました。登録の流れや感想を包み隠さずお伝えしたいと思います。これを読んで、一人でも多くの方にドナー登録に興味・関心を持ち、登録をご検討いただければ幸いです。 またこちらのファイルからもお読みいただけます↓ 【実行委員A】 はじめまして、僕は20歳の男子大学生。RFLというがん征圧のためのチャリティーイベントの実行委員をしています!今回は、僕の骨髄バンク登録の体験に

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        リレー・フォー・ライフとは

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        • 医学生と学ぶ白血病
          4本
        • 現役大学生のHPVワクチン体験記
          3本
        • 10代から始めるがん予防
          3本
        • がん検診
          3本
        • 緩和ケア
          3本

        記事

          「白血病=死」ではない!

          前回の投稿では、白血病がどんな病気かをざっくりと説明させてもらいました。 今回は、そのひとつひとつをもう少し詳しく見ていきたいと思います。 ・急性骨髄性白血病(AML)  AMLは、未熟な血液細胞ががん化する白血病の一つです。 リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板になる予定の細胞ががん化します。  急性という名前の通り、数日~数週単位で進行していき、治療しない場合は数か月以内に命にかかわる病気です。  日本では比較的多いタイプの白血病で、新規に白血病と診断される人のうち、約

          「白血病=死」ではない!

          がんを予防できるワクチン、接種する価値があると思いませんか?

           初めまして、2002年生まれの女子大生です。  私は、高校1〜2年生の時に子宮頸がんワクチンの3回接種を終わらせました。リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会の中では特殊な例にあたったので、折角なので子宮頸がんワクチンの体験記を書いてみることにしました。  まず、積極的な接種が勧められていない時に、なぜ受けることにしたのか。皆さんも不思議に思われるかもしれません。 メディアで子宮頸がんワクチンの副反応についてよく取り上げられていたのは、私がちょうど中学2

          がんを予防できるワクチン、接種する価値があると思いませんか?

          白血病も「がん」なんです

          皆さんは白血病という病気を知っていますか? 知っている方でも、その実態を説明できる方は少ないのではないでしょうか。 なんとなく、かかると死に直結するような怖い病気なんじゃないか、というイメージを抱いている方もいるかもしれません。 私も実際そうでした。かかったら免疫が弱くなっていって、無菌状態を保った病室に閉じ込められて死を待つような病気なんじゃないか。そんなイメージを持っていました。 ですが、実際のところ、白血病にはいくつかの種類があり、その種類によって治療法なども

          白血病も「がん」なんです

          "今”考えてほしい、HPVワクチン

          ある日のお昼休み、大学で友達とご飯を食べながら 「そういえば私たちの世代ってワクチンの副作用がメディアで話題になって、ワクチン打たなかったよね」 「でも打つべきみたいな話最近聞いたわ」 このような会話が子宮頸がんワクチン接種のきっかけだったのかもしれません。ワクチンについて気になって、帰宅して母に話をしました。すると近所の産婦人科の先生にワクチンについて相談してみようかと母は答えました。 実際に医院を訪ねると、先生からは 「接種するべきだけど、もう少ししたら9価のワ

          "今”考えてほしい、HPVワクチン

          大学生の大きな決断

          新型コロナウイルスが流行し始めた2020年の春に、大学生になった。 はじめは、オンライン授業でパソコンと向き合う日々。友達は一人もおらず、下宿先で寂しい毎日を過ごしていた。 秋になり対面授業が始まって、なんとか友達ができた。 HPVワクチンという言葉を知ったのはちょうどそのくらいの時期である。医科大学という特殊な世界に飛び込んだからかもしれないが、会話の中で出てきたのである。はじめは何の話かよくわからなかったが、よくよく聞いてみると、子宮頸がんなどのがんを予防できるワ

          大学生の大きな決断

          HPVワクチンの受け方

          こんにちは。 これまで第一回では子宮頸がんについて、第二回ではHPVワクチンについて勉強してきました。 HPVワクチンの効果HPVワクチンを接種しようと思ったらどうすればいいでしょうか。 具体的な接種の流れとしては ① かかりつけ医に相談する(かかりつけ医がある場合) ①自治体のホームページでHPVワクチンを接種できる医療機関を調べる (かかりつけ医がない場合) 特に、持病がある人はかかりつけ医に必ず相談してください。 もしホームページにHP

          HPVワクチンの受け方

          HPVワクチンの効果と副反応について

          こんにちは。前回に引き続き、今回も子宮頸がんとHPVワクチンについてのお話をしますが、今回は特にHPVワクチンの効果と副反応について勉強していきたいと思います。 まずHPVワクチンとはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を高い確率で予防できるワクチンのことをいいます。 したがって子宮頸がんは、HPVワクチンによって高い確率で予防することができます。 また、HPVワクチン接種によるベネフィットは多いです。女性の子宮頸がんだけでなく、なんと男性も尖圭コンジローマ、中咽頭が

          HPVワクチンの効果と副反応について

          「マザーキラー」って知っていますか?

          こんにちは。突然ですが、別名を「マザーキラー」と呼ばれているがんがあるのをご存じでしょうか。 恐ろしい名前ですよね。このマザーキラーとは、年間約3000人の女性を死に至らしめる「子宮頸がん」のことを指します。30代~40代に多いがんであり、子供を残して亡くなることも多いので、母親を亡くしてしまうという意味で、このように呼ばれます。 今、子宮頸がんと聞いて女性の病気だから男性の自分は関係ないと思った方もいるのではないですか? そんなことはないです!男性にも関係のある話をた

          「マザーキラー」って知っていますか?

          大腸がんのお話

          普段、お肉をたくさん食べる。お酒を飲む。たばこを吸う。 運動不足。お腹がぽっこりしている。 今、挙げたものはすべて大腸がんのリスクを高める原因となるものです。 何かグサっとくるものがあった人もいらっしゃるのではないでしょうか。 実は、私もお肉を毎日のように食べてしまうので、グサっときてしまいました…。 また、家族の中で大腸がんにかかったことのある人はいませんか。 実は、大腸がんの中には親子兄弟の病歴と関連しているものもあるのです。 一つでも思い当たることがあった方は、

          大腸がんのお話

          ACP(Advance Care Planning)をご存じですか?

          こんにちは!緩和ケア編 第三回は“ACP“についてです!第一「ACPって何?初めて聞いた」という方が多いのではないでしょうか! 私もその一人だったわけですが、今回の記事を通して一緒に学んでいきましょう☻ ACPとは 「将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのこと」 です。 ここで大切なことは、ACPは 「話し合いのプロセス」 だということです!

          ACP(Advance Care Planning)をご存じですか?

          胃がんを早期に見つけるために...

          胃がんは日本で一番多いがんです。 胃がんは、喫煙や塩分のとりすぎ、ピロリ菌の感染などが原因で発生します。思い当たることのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今日は、そんな誰もにとって無縁でない胃がんの検診についてのお話です。 胃がんは早期の段階では自覚症状が出ないことが多いにもかかわらず、進行すると半数以上の方が命を落とします。 2018年がんの死亡数が多い部位でも第3位となっています。 一方、もし早期に発見し、治療できれば、90%以上の方が完治する病気でも

          胃がんを早期に見つけるために...

          悪いお知らせの伝え方

          こんにちは!緩和ケア編 第二回は悪いお知らせに対して医療者と患者さんがどう向き合っていけるかについてのお話です。 医学生である私も将来ぶち当たる壁だと思います。この度調べてみて、医療者が患者さんに良くない知らせをするときの指針があることがわかりました。 悪い知らせをするのは医療者の側ですが、医療人がその辛さの傍らでどのように伝えようとしているのかを、医療者以外の人にも今日のnoteを読んで知っていただけると嬉しいです☻ イメージ出来る方も多いのではないかと思うのですが、が

          悪いお知らせの伝え方