見出し画像

「 3月の桜」

3月の桜

この時期の桜を見ると想い出す

数多の出逢いと別れを繰り返して来た中で

僕にとって君の存在は如何に大きかったのかと

あの時の別れは今でも大きな傷痕として残ってる

君が居ない世界は色を喪ってしまったかのように見える

あの喪失感から逃れようとして

僕は足掻き踠いた

でもね

昔の君が夢に出てきて僕を苦しめるんだ

僕だって喪いたくなかった

でも若さだけじゃどうにもならなった

3月の桜が咲き誇る

この街の中で僕独りが取り残されてるんだ

もしまだ君が独りなら迎えに行きたい

無理な話だとは解っているけど。。。








                                                             Fin


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?