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社会人必見!私がシビれた企業の決算書

最初にご報告があります。

先週より申請していた「Amazonアソシエイト」の審査が通り、承認をいただきました。

日々、私のnote記事を読んでくださるみなさんのお力添えがあってこそだと実感しています。
紹介した書籍に興味を持ってくださった方々、本当にありがとうございます。

これからも、読んだ書籍の魅力をnoteでお伝えしたいと思います。得られた収益は、新たな知識を提供するための本への投資に充てさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします!


よく冷えた土曜日でした。
今日はスッキリ晴れていますが、やはり1月。
空気が真冬の気配を纏っており、外へ出るとツンとします。春が恋しいね。

そんなわけで、この週末は家事を必要最低限にして、暖かい部屋で手帳を書いたり、読書をして過ごしています。

みなさんはいかがお過ごしですか?


1.今日読んだ本

世界一楽しい決算書の読み方(実践編)
大手町のランダムウォーカー・著

※Amazonアソシエイトに参加しています。

もしご購入を検討されているのであれば、上のリンクから購入していただけると嬉しいです!
得られた収益は、新たな知識を提供するための本への投資に充てさせていただきます。


面白くて一気に読み終えてしまった…!

特定の企業の決算書を時系列に見て分析したり、競合企業同士の数値を比較して分析したり。決算資料から読み取れる内容ってこんなにも幅広いのか!と驚きとワクワクが止まりませんでした。

書籍では様々な企業事例をもとに決算書の読み方について書かれていますが、どの企業も特徴的でそれが面白い。その中でも私が特にグッときた決算書を2つご紹介しますね。


・私がシビれた企業の決算書①
 サイバーエージェント


サイバーエージェントの企業分析は、ミクシィとの事業形態の比較から始まります。

【サイバーエージェント】
もともとは広告事業やAmebaブログなどを展開。現在は加えて「ABEMA」やゲーム開発(ウマ娘等)を手掛ける企業に成長。

【ミクシィ】
もともとは交流型SNS「mixi」を運営。(私も当時ハマってた!)現在は加えて「モンスターストライク」をはじめとした人気スマホゲームを展開するゲームが主力の企業に成長。  


同じエンターテイメントの企業でも、売上高の内訳やコスト構造等、決算書を通して見える景色がこんなにも違うものなんだという発見がありました。これは簿記の知識があって決算書が読めるからこそ、より深く楽しめる部分かと思います。

ここから更に、サイバーエージェントの事業の歴史と共に営業利益率の推移について深掘りします。これがヤバい。勢いのある企業は、ここぞというタイミングを逃さずきっちり仕掛けてくるのです。

事業戦略の経緯がちゃんと数字となって表れる潔さ、これこそが決算書の面白さなのだと痛感しました。


・サイバーエージェント決算書・補足

で、この書籍には書かれていない2021年より後のサイバーエージェントの決算書もチラリと見てみました。

2021年はゲーム事業において「ウマ娘 プリティダービー」の大ヒット後、その反動もあって2022年以降は、大きく減収減益となっています。

余談:サイバーエージェントと言えば「ウマ娘」のイメージが強いけど、プロセカの運営をしているColorful Paletteも同じ子会社なんだね。プロセカはいいぞ。(配信スタート時からガチプレイしていた勢だけど現在は引退)


ゲーム事業におけるリスクが懸念される一方で、2017年より続いていたABEMAの先行投資(FIFAワールドカップへの大型投資)が最終局面に入っているそうてす。
よって、今後は大型投資による赤字が解消され、メディア業界において増収増益が見込めるという予想になっています。

…なっているのだけど、果たして本当に黒字化できるのかしら?

今後も4年に一度、ワールドカップへの大型投資を続けつつ、ABEMAでのメディアコンテンツを制作する費用も捻出しなければならないのに、それだけの収益を上げることができるのかなぁと些か疑問ではあります。

「ウマ娘」も、サイバーエージェントにとっては棚ぼた的なラッキーコンテンツではあったのでしょうが、その後に及ぼす収益の不安定さを考えると、投資する側としては必ずしも良い印象ばかりじゃないだろうなぁと思います。
だって、一つ大きいコンテンツを当てちゃうと、その後のゲーム事業への期待値が上がっちゃうじゃん。(プロセカはいいぞ)

棚ぼただからこそ、読めない戦略
経営って難しいね。

…アッ!
こういうことを色々調べて自分なりに考察することが企業分析に繋がるのね!


・私がシビれた企業の決算書②
 Adobe


【Adobe】
IllustratorやPhotoshopなど、クリエイター向けソフトウェアツールを多数展開する企業。


かつて私もIllustratorとPhotoshopには尋常じゃないほど憧れました。

それらのソフトが時代の転換機を迎え、買い切り型からサブスク型へと移行した際のお金の動きがめちゃくちゃ美しいグラフとなっています。

【フィッシュ・モデル】
営業利益率とマーケティングセールスコストの動きが反比例で推移し、魚の形に見えること。
これを初めて成功させたのがAdobeであると言われている。


テクノロジーの時代に対して先見の明があったAdobeの戦略性がゴリゴリでカッコいいですね。ちなみに去年はAIのソフトもリリースしたようです。

更にその前年には、Adobe frescoというフリーミアムモデルのお絵描きアプリがリリースされていて、なんと言うか、やはり大きい企業は初動が早いなぁ!

フリーミアムって何?!という方は、こちらの記事を読んで学んでくださいね。


Adobeの決算書にもアクセスしてみたのですが、当然のごとく全文が英語だったため諦めました。(早いよw)

ただ、サブスク型へと移行した2020年以降も安定して利益が伸びているので、きっとすごい事業戦略がされているのだと思います。(雑すぎるよw)

気になる方は調べてください!
丸投げごめん!(笑)


・さいごに

決算書が読めるようになると、ビジネスがより面白くなると思います。

まずは会計の基本となる簿記3級から勉強を始めませんか?
隙間時間にアプリでサクッと学べるFunda簿記、オススメです!

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