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「まちだ多様な学び場居場所MAP」完成しました!

ご無沙汰しておりました。
りかぞうです。
2024年になってから、このタイトルになっているマップの最終調整と長男の受験と卒業、学校の仕事でいっぱいいっぱいになっていました・・・

さて、タイトルにもありますが、昨年4月から作成に奔走してきた「まちだ多様な学び場居場所MAP」がついに完成しました!
タイトル写真はこのマップの発起人であるNPO法人リトリトの広田さん(右)と私(左)。
二人とも嬉しさが表情に出ちゃってますね。

これまでも何回かこのマップを作成していることについてnoteに書いてきました。
本当は訪問した場所全てご紹介したかったっですし、マップを作る過程も書きたかったのですが、できず・・・
とびとびの記録ですが、何かのご参考になるかもしれないのでリンクを貼っておきます。

では、簡単にこのマップの紹介をさせてください。

まちだ多様な学び場居場所MAP

表紙

じゃん!
サイズはA3二つ折り。

見た目には不登校支援のMAPだとは分からないオシャレデザインです。
お子さんの不登校で悩んでおられる方が周りの目を気にせず手に取りやすいような表紙にしました。

デザイナーの方が不登校の子どもたちの居場所マップのイメージを考えてくださり、居場所=カフェにみんなが集まってくる感じとのことで、カフェっぽい雰囲気のデザインになりました。
温かい雰囲気でおいしそうなオムライスに寄ってくる鳥たちが居心地よさそうですよね。
そんな場所をこのマップで見つけてもらえれば、と思います。

タイトルの「まちだ多様な学び場居場所MAP」というのは、このマップを作るときに大変参考にさせていただき作り方をご指南いただいた「とちぎ多様な学び場居場所MAP」と同じものにさせていただきました。
※栃木の方の許可はとっています。
同じタイトルにしたのは、全国に同じようなマップが広がっていくといいな、という思いを込めたからです。
とちぎ、まちだ、また別の場所・・・
色々な地域で学び場や居場所のマップができていくといいなと思います。

表紙はタイトルが目立ちますが、下に3つ、このマップがどういうものなのかということを書いています。
その中の一番最初の一文。
「不登校は誰にでも起こります。問題行動ではありません」
このマップはこれを理解して、不登校で悩む保護者の方や子どもがその場に連絡を取った時にきちんと寄り添ってもらえる団体さんのみを掲載しています。

裏表紙

こちらは裏表紙。
「まちだ多様な学び場居場所マップネットワーク」「親の会」「フリースクール」「プレーパーク・フリースペース」についての説明とクレジットです。
掲載内容を簡単に分類をして、それぞれがどういうものなのか分かるように説明を付けました。

下のクレジットを見てください。
このマップが出来上がったのは和光大学の多大なるご協力あってこそです!

MAPデザインは和光大学表現学部の学生さん。
フォント一つからデザイン、色、配置などを細かくご提案いただき、より良いデザインを模索してくださいました。
そして、その中でこちらの意見を聞いてくださり考え抜いた末のデザイン。
そのやり取りの中で、私はデザインは少し何かを変えるだけで全く違う印象になるという事を学び、「デザインはプロに任せろ」とよく言うけれどホントにそうだなあと実感しました。
直接のやり取りはありませんでしたが、担当教授の先生も一緒に関わってくださっていたようで、ありがたい限りです。

資金援助をしてくださったのは和光大学の地域連携研究センター。
このマップを作りたいと色々な方に話をしに行った際、和光大学で長年不登校支援をされてきた高坂先生が資金面について相談に乗ってくださいました。
そして、和光大学からの援助を受けられることになり、このマップが完成したのです。
高坂先生は資金面とデザイン面で色々ご提案くださったり、細かい相談に乗ってくださったりとずっとこのマップ作りに伴走してくださいました。
高坂先生、デザイナーの道下さん、担当教授の先生、本当にありがとうございました!!

中はこうなっています

中を開くと町田市の地図に居場所がマッピングされ、パッと見てどこに何があるのか分かるようになっています。
ここは見やすさを重視し、ただの一覧ではなく、地図を付けました。

個人的なこだわりは線路です。
地理が苦手な私にとって電車の駅はとてもありがたい目印です。
それがあることで地図がぐっと見やすくなると思い、お願いして入れていただきました。
デザイナー様、ご無理を聞いていただいてありがとうございました。

地図をみて分かる方もいらっしゃるかもしれませんが、町田市は神奈川県と県境で細長い形をしていて、住んでいる場所によっては町田市内より神奈川県の方が近くて行きやすいこともあります。
このマップは町田市に住む子供や親御さんたちがりようできる場を載せたかったので、市や県を超えていくつか神奈川県の場所も載せています。

最初はフリースクールマップの予定でしたが、色々な場所を回るうちに、不登校の子には居場所が必要だと強く感じ、スクールだけでなく居場所になる場も掲載しました。
学校に自分の居場所がなくなったので行けなくなる。
だからこそ学校外でも子どもが自分らしくいられて認められる居場所があることが大事だなと思います。

和光大学の高坂先生がご自身のYouTubeでこのマップについてお話してくださいました。
とても分かりやすいので、是非観てみてください。


配布開始から1週間

3月24日に「第2回まちだ多様な学び場居場所マップネットワーク」を開き、そこでこのマップを皆さんにお披露目しました。
そしてその日から、各団体さんや地域の不登校支援に関係のある場に配布を始めました。

作成している時もずっと思っていましたが、このマップ作りに関わっている方々の地域での繋がりと行動力が素晴らしいのです!
MAPを各団体さんにお配りしたのですが、
「これ、○○にも持っていっていいかな?」
「あそこに知り合いがいるから持っていってみるね」
「○○にお願いしたら置いてもらえることになったから追加で欲しい」
「○○で困っている人に渡してもらえることになったよ」
など、皆さんが個々でこのマップを色々な人に手渡したり、新しい設置場所を開拓してくださっています。
繋がりの無い私が行っても門前払いであろう場所も、繋がりのある方が持っていくとすんなり受け入れていただけることが多いです。
ネットワークの皆さんお一人お一人の地域で作られてきた信頼と行動力のおかげでこのマップは徐々に広まっていっています。

そんなことで、配布開始から1週間で5000部印刷した在庫が半分になりました。
必要な方に届くといいなと思います。

第2フェーズスタート

さて、マップを作ったらひと段落で後はのんびりと思っていた私でしたが、実際はまったくそんなことはありません。
まずはマップという形ができた事で第1フェーズ終了です。

しかし、調べれば調べるほど新しい場やスクールが増えていて載せきれませんでした。(〆切の関係上)

ということで、ここからが第2フェーズ開始。

情報を必要としている方に少しでも最新の情報をお伝えしたいので、今後も更新を続けます。
何度もデザインを変えながら紙で印刷していくのは現実的ではありません。
なので、HPを鋭意作成中です。
MAPにのっている情報をネットでも観られ、随時更新して行けるようにしたいと思います。
またそれについては、出来上がりましたらお知らせします。

是非、お近くの方はこういうマップがあるという事を、不登校で悩まれている方や学校外の居場所を探している方など情報を必要としている方に教えていただければ幸いです。


しばらくはMAP配布やHP作成でいっぱいいっぱいになりそうなので、落ち着いたらまたnoteに書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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