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★エクアドル★ガラパゴス諸島旅行3

数週間前にガラパゴス諸島に3泊4日で行ってきた。今回はガラパゴス滞在3日目の記録。1日目と2日目は、こちらから↓。

3日目はセイモア島に


3日目はサンタクルス島内の船着き場まで45分バスに乗り、さらにボートに乗ってセイモア島までいった。ボートでの移動時間は前日の半分以下だけど、念のため2倍の量の乗り物酔い止めの薬を飲んだので、快適に目的地までたどり着いた。セイモア島では最初に陸地に下りて、ガラパゴスの生き物を見る予定だったけれど、雨が降ってきたのでシュノーケリングをした。私は前日のシュノーケリングの最中も波で酔ってしまったので、今回は大事をとってボートに残った。参加した夫によるとハンマーヘッドシャークや色とりどりの魚、そしてアザラシを見ることができたそうだ。泳いでいる夫にアザラシが寄ってきて、しばらく一緒に泳いだと楽しそうに話していた。

セイモア島の動物たちも平和だった

シュノーケルの後は、陸地に上がってガイドのマリオさんの説明を聞きながら見学。雨上がりだったので、ごつごつした溶岩石の間にある土がべとべとと靴底にくっつく。雨のせいで泥に化した土に足が取られるので、なるべく岩場を選んで歩くようにマリオさんにアドバイスされた。お洒落な真っ白なスニーカーを履いて参加していた女の子の靴は、上陸後、間もなくべとべとになり、泥に足を取られて歩きにくそうにしていた。セイモア島にかかわらず、ガラパゴスツアーの時は、靴底がしっかりとしたトレッキングシューズを履くのがお勧め。

しばらく進むと、真っ赤なくちばしをもったアメリカグンカンドリが木にとまっていた。繁殖期の鳥のくちばしの下は真っ赤な風船みたいに膨らんでいた。メスを引き寄せるためだそうだ。赤くて膨らみが大きければ大きいほどいいらしい。

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同じく、繁殖期を迎えた青い足をしたガラパゴスアオアシカツオドリ(通称ブービー)もメスを相手に「ブービーダンス」をして一生懸命、雌の気を引こうとしていた。雄の熱烈な求愛ダンスにも関わらず、雌は急に飛んできた別の雄ブービーに興味を持ち、ダンス中のブービーを無視して、別のところに行ってしまった。しかし、その雄ブービーも、雌が近づくとどこかに飛び立ってしまい・・・。寂しそうにしているところに、雌ブービーに、先ほどの求愛ブービーがやってきて「ぼくはいつまでも君を待っているよ」って感じで、大きく羽を広げて必死でダンスを始めた。雌は相変わらず雄をガン無視。鳥の世界も婚活は大変そうだ。ヾ(。>﹏<。)ノ

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その後は、サボテンイグアナや波打ち際にたたずむウミイグアナ、昼寝や子育てをしているアシカを見学した。

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この動物たちも私たちが近づいても逃げることなくじっとしていた。愛くるしい目で私たちを見つめるアシカの赤ちゃんは、最高に可愛かった。

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アシカの群れの近くにはガラパゴスアホウドリのカップルがあちこちにいた。

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人間を恐れず子育てや求愛行動をする動物たち。こんなに人間と動物が近くで共存できるなんて・・と、またまたジーンとしてしまった。

その後はまた船に乗って別の海岸に移動。ウミガメの産卵地を踏まないようにガイドの指示に従って注意深く歩きながら、ラグーンまでフラミンゴを見に行った。ピンクの羽毛がかわいい。水中の餌を食べながら、どんどんこちらに近づいてくる。

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マリオさんによると、フラミンゴの食料である水中のプランクトンなどの成分が、羽毛の色に影響しているとのことだった。「人間が餌を与えるようになると、フラミンゴの羽毛の色も今のようなきれいなピンク色じゃなくなるかもしれないな・・・。」と思い、やっぱり美しい自然と動物をありのままで残すには、ガラパゴスのように、「国立公園内はガイドとの移動必須」などのハードルの高いルールが必要なのだと思った。その日、ホテルに戻ったのは夕方。その日はホテルのレストランでボートツアーに一緒に参加した年配のスイス人夫婦と夕食をとって早めに寝た。

ガラパゴス滞在は最低でも5日は必要!

翌日はもう出発・・・。残念ながら今回は私たちが見たかったゾウガメは時間がなくて見に行くことができなかった。マリオさんは「ガラパゴスを満喫したいなら最低でも五日は取らなきゃだめだよ」と言っていた。夫と今度はもう少し長く滞在して、ガラパゴスのほかの島も廻ろうと話していたので、エクアドルに滞在している間にもう一度訪れたい。

ちなみに、出発の朝に食べた「エクアドル風朝食」と名付けられたこの黄色いスープがとっても美味しかった。

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これで、ガラパゴス旅行記はおしまい。たった数日の滞在だったし、買い物やグルメといった刺激はないけれど、「旅って経験するものなのだ。」としみじみ感じた、今までで「一番」といっても過言ではない最高の旅になった。

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