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エクアドルのアマゾン熱帯雨林まで行った話2

前回の続きです。前回の記事、色んな人に読んで頂いたようで、いままでよりアクセス数が多くてびっくりしました。ありがとうございます。まだ読んでいない方は、下のリンクからどうぞ。

アマゾン散策の朝は早い。朝5時半に起きて、6時に軽い朝食をレストランでとり、6時半からガイドと一緒にカヌーに乗って、散策に出かけます。最初は静かで動物や鳥の声も聞こえませんでしたが、観察スポットに着くころには鳥の声も聞こえてきました。大きく高い木に沿って設置された展望台に上って、アマゾンの森を高台から見渡し、双眼鏡を使って鳥や動物を探します。ガラパゴスは火山の島で木が生い茂っていなかったので、動物を見つけるのは簡単でしたが、アマゾンはそうはいかない。経験豊富なガイドさんがいないと、うっそうと茂る緑の中にいる動物を探すのも至難の業です。

大木の木から何本も垂れ下がっている細い枝は、大木の枝に根を張った違う種類の植物が、下の土から養分を吸収するために根を下ろしているのだそうです。私たちが展望台に使っている木の枝にも沢山の植物が育っていました。ガイドさんが「アマゾンでは動物だけでなく、植物もどん欲にサバイバルをしている」と言っていたのが印象的でした。

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この日は、その展望台に2時間半位いて、木の上で群れになり、木の実を食べたり、毛づくろいをしているホールモンキーや沢山の鳥を観察しました。望遠鏡越しに見つけた動物の写真をガイドさんが撮ってくれた。ありがたい。私には撮れない。


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アマゾンで動物を見るにはガイドさんの経験だけではなく、参加する人の体力、忍耐力、「動物に会えたらラッキー。」と思う心の余裕も大事だと思います。動物園と違って、足を運べば必ず動物が見れる場所ではありません。人間が動物の生態に合わせて、ありのままの姿を見せてもらう、という謙虚な姿勢が大事なのだと思いました

朝の散策が終わったら午前11時ごろにはまたホテルに戻って、昼食を取り、午後4時ごろからまた散策です。大分、休憩時間が長いなと思いましたが、さすがに日中のアマゾンは暑い。朝も早起きだったし、食後は昼寝をしたり、本を読んだりして過ごしました。

午後は、アナコンダが住むという川を下り、森に入って、鬱蒼と茂った草木の中を歩く。途中でガイドのファウストさんが、生い茂っているヤシの木の枝を一本切り取り、器用に葉を折り合わせて編んでいきました。こうやって出来上がったものは、アマゾンの原住民が家の屋根を作るときに使うことがあるそうです。ヤシの木の種類は色々あるけれど、ロイヤルパームツリーの葉が一番頑丈なのだそうです。

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余談ですが、私はロイヤルパームツリーと言う名前は聞いたことがあったものの、実際に見たことはありませんでした(ゴルフ場の名前だと思っていた。)アマゾンで初めて見たロイヤルパームツリーは大きく、大きな曲線を描いて葉を下ろしている姿は、雄大でとってもエレガントでした。変な言い方ですが、いまではロイヤルパームツリーは私の好きな植物です。

その夜は、ホテルの裏にある森で、「ナイトウォーク」もして、私の大嫌いなクモやヘビをわざわざ見に行きました。森に足を踏み入れたらすぐに、赤と白のストライプの鮮やかな色をした毒蛇を発見(ガイドさんが名前教えてくれたけど、覚えてない)。「蛇ってスルスルと素早く動くのね・・・。」とおもって、改めて「蛇こわい」と思いました。木にはクモ、足元には蛇やアリ塚。たった20分ちょっとのウォークでしたが、お化け屋敷より怖かった。唯一可愛いと思ったのは、鮮やかな緑色をしたカエルです。この写真しか撮っておりません・・・。

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3日目のアマゾン体験はまた次回!最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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