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<活動レポート>自然農法に取り組みはじめました!

3期目に入った本プロジェクト。プロジェクトの目的の一つである「安心安全な食を社員に提供する」ことを見据えて、昨年度から自然農法を導入し始めています。本日はその一部をご紹介します。


▼お米を主食に!プロジェクトの概要を知りたい方は、こちらをご覧ください


自然農法とは何か?また、慣行農法・有機農法との違いは?

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現在日本の農業は、「慣行農法」が主流です。慣行農法とは、化学肥料と農薬を用いた農法のことで、肥料や薬を使う分、人的コストを抑えられ、大量生産に向いています。
一方で、慣行農法で使用されている一部の農薬は、人体へのリスクがあると指摘されており、食の安全性が疑問視されています。また、化学肥料を使用することで、元の生態系を壊してしまうケースもあるため、環境汚染も懸念されています。


一方、有機農法とは、化学的に合成された農薬や肥料を使用しないかわりに、自然由来の有機物を用いた肥料である有機資材を用いて農業を行う農法をいいます。有機農法は、その時々に必要な養分を天然由来の肥料で補い、成長を促すことができるのです。

平成18年度に策定された「有機農業推進法」において、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう」と言及されています。

さらに、自然栽培とは、自然由来の農薬や肥料すら使わず、自然に極めて近い環境の中で、野菜が持つ生命力を生かして栽培する農法をいいます。無農薬・無肥料に加え、不耕起(耕さない)・無除草(雑草を抜かない)というのも特徴です。このように、なるべく人の手を加えずに育てる方法ですが、自然のサイクルに任せて作物の成長を待つため、慣行農法や有機農法と比較し、収量は少なくなります。そのため、実践する農家は少ないのが現状です。


本プロジェクトは、食の安全性に配慮しながら、自然環境を保全していきたいと考えているため、この「自然農法」を導入していくことを決めました。


自然農法の強い味方として、バクチャーを導入!

自然農法に取り組み始めた昨年度から、バクチャーの導入を開始しました。バクチャーとは、「微生物活性材」であり、Back to the Natureを略した造語です。

バクチャー公式サイトによると、下記のように紹介されています。

“私たちが暮らす地球上には、目には見えない多種多様な微生物がいたるところに存在し、清浄な環境を保つ働きをしています。 バクチャーには、環境中の微生物と接触することで、微生物の分解作用を急速活性させる働きがあります。 バクチャー自体は微生物を含むものではなく、環境中の微生物活性化の触媒、起爆材のようなものです。 バクチャーの活用により、水質汚染や土壌汚染など、さまざまな環境問題の解決が可能となります。”

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画像の出典元:バクチャー公式サイト

このように、自然が本来持っている力を最大限に発揮するために、バクチャーの導入を決定しました。2020年の10月に散布を開始しています。

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▲バクチャー散布の様子

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▲散布していると、虹が現れました!


バクチャーの効果を図るため、バクチャーテストも実施

新技術として注目されているバクチャー。その効力を図るため、バクチャーの原液を苗に入れ、成長具合を計測するという取り組みも行っています。

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▲地元農家さんに育てていただいている苗

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▲苗にバクチャーの原液を与えています


いかがでしたか?今回は自然農法の取り組みをご紹介しました。本プロジェクトでは、「農業の理想のあり方を追求する」ことを大切にしています。収量や利益だけを第一優先するのではなく、安全性や地球環境にも配慮して、この自然農法という形を選び、取り入れています。


本プロジェクトは、複数の企業様に賛同いただき、作付面積を拡大しています。本活動をSDGsの一環として取り入れている企業様もいらっしゃいます。新しい社会的活動として興味のある企業様や、「自分たちの地域で活動してほしい」という自治体様はお気軽にご連絡ください。

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