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【2024/2/25付日経記事メモ】静岡県沼津市のあわしまマリンパーク、老朽化で25日閉館

○要約

  • 静岡県沼津市に位置するあわしまマリンパークが、2024年2月25日に閉館。1963年に「淡島海洋交園」として開業し、1984年に現在の名称に変更され、年間約8万人が訪れ、ピーク時には15万人に達するほどの人気を誇った。

  • あわしまマリンパークは離島にあり、連絡船で訪れる独特のアクセス方法や、国内最大級のカエル展示で知られる。また、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地としてもファンに親しまれていた。

  • 老朽化に伴う閉館が決定し、その発表後は来館者が通常の5~10倍に急増。この混雑緩和のため、閉館日は当初の予定から2週間延期された。

  • 沼津市の頼重秀一市長は、約60年間の運営で市の観光振興に寄与したことを称賛したが、閉館後の対応については未定としている。

〇コメント

  • 老朽化に伴い閉鎖するのではなく、老朽化したが建て直す資金が手当できないので閉鎖する、ということ。

  • 需要が見込まれれば当然建て直したほうが地域の資源になるわけだが、閉鎖には以下背景があるのではないか。

  • ①公共交通の便が悪い立地のところ、当施設は船で行く必要があるが、近くに競合となるシーパラダイスが陸続きで存在しアクセスの便で不利なこと、

  • ②離島なので建替のコストもそれだけ上がってしまうこと、

  • ③アニメつながりでコアなファンが生まれたところ、むしろメインとするべきファミリー層がクラウディングアウトされてしまった(あるいはサービスやコンテンツを磨くインセンティブが薄れてしまった)こと、



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