【日経記事コメント】昭和に放置 NTT法の悲哀 スターリンクが降ってくる

現在、政府ではNTT法の改廃が議論されており、そのうちの論点がユニバーサルサービスで、現在固定電話の提供を義務付けているところ、光ファイバーを対象に切り替える必要がある、との声が出ている旨。
既にNTT以外の通信事業者が育っており、かつスペースXのスターリンクによりアンテナさえあればどこでも通信サービスを享受できるのだから、NTTという特定事業者に対し通信のユニバーサルサービス提供を義務付けする意義は薄いと思う。
また、そもそも、光回線による低遅延なユニバーサルサービスを担保する対象についても、産業用途等の需要がない地域までカバーする必要はないのではないか。
突き詰めると、鉄道や電力、上下水道等、他の生活・産業インフラと併せて、どの地域に提供するか、選択と集中を国として行う必要があるにも関わらず、ずるずる判断を保留している、ということだと思う。
国として斯かる選択と集中を行ったほうご、地域としても斯かるインフラの維持コスト確保のためにどのような稼ぎを行うか、という視点に立ち自助努力する先が増えるのではないか。

昭和に放置 NTT法の悲哀 スターリンクが降ってくる:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD032JM0T01C23A0000000/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?