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子育てのゴールってなんだろう

おはようございます。やかんと申します。
2023年夏生まれの、生後7ヶ月になる長男を育てています。

この子が生まれる前から、子育てのゴールについてずっと考えていました。
それはつまり"親離れ子離れ"ということですが、それって実際どういうことなんでしょう。
そして、私と家族にとってはどうあるべきなんでしょう。

まずベースとして、親としての願うのは「子どものしあわせ」かなと。

ただこの「しあわせ」の形と、そのためにどこまで子どもの人生に介入するかって、人それぞれだと思うのです。

「しあわせ」とは、長生きのことかもしれない。健康のことかもしれない。大学に行っていい就職をすることかもしれない。社会の中で活躍することかもしれない。あるいはのんびり暮らすことかもしれない。

人の数だけ答えがあります。

現代は生き残るに大変厳しい時代です。
病気・災害・事故・戦争などなど、命や生活を奪われる理由は世に溢れています。
そして、残念ながら状況はこれからもますます厳しくなっていきそう。

そんな世の中で子どもが「しあわせ」と言えるというのは、つまり「命を生き切るその瞬間まで日々を大切に、自分に納得して過ごした」ということだと思うんですよね。

そうすると、私の目標は「子どもが与えられた生を精一杯生き切るそのサポートをする」となるわけです。

彼が悔いないように、己の道を己で決めて生きていく、時にはリスクを伴う選択をすることもあるかもしれないけれど、
それでも我が子の考え・選択を認めること。

それが理想だと思っています。

しかし例えば、ある日彼が突然思い詰めた顔で「母さん、俺どうしても素手で熊と戦いたいんだ」と言ってきた場合はどうしたらいいんでしょう。
「え?クマってあの熊?しかも素手?」みたいな。必殺カラーテチョップで倒すということなのか…?

熊と素手で戦えば高い確率で命を落とします、しかし戦わなければ思い叶わず、後悔に苛まれ死ぬよりもっと残酷な日々が待っているんだと言われたとき。

「それがあなたのしあわせなら」と送り出してあげることはできるでしょうか。
20年近く育てた我が子を。

しかし自立した子ども人生は子どものものですから、親が何年という時間、いくらという金額、どれだけの手間をかけていようがそんなものは全く関係ないのです。

それは彼の人生。
親として、割り切らなければなりません。

極端な例ですが、これと同じ選択は現代では迫られることが多々あるのだと感じています。

いくら赤子から世話していたとしても、対等な一人の人として接し、時が来たら送り出さなければいけない。
なんて難しいんでしょう。
これを乗り越えてきた世界中のすべての親の皆様を特大リスペクトです。

不幸に合わず順当にいけば、親の方が子より先に亡くなります。
私たちがいなくなったその先に、してあげられることはありません。

自分で決めて周りの方と支え合いながら生き切ってもらうほかないのです。

じゃあ彼の「しあわせ」のためにどんな力をつけてあげたらいいでしょう。

今考えているのはこんな感じ…
・自分の興味・関心を見つけ、深める力
・周囲の人とつながり、支え合う力
・困難に直面しても道を選び取る心の強さ

どうでしょう、そもそも生き抜くって大変ですね。
なんか考えてたら今度は自分の方が身につまされてきました。
私、ちゃんと生きられてるかしら?

日に日に可愛くなっていく息子を見て「こりゃあ親離れの道は険しくなりそうだぁ」などと感じながら、今日も精一杯楽しもうと思います。

取り留めなくなってしまいましたが、きっと正解はないお話。
みなさんもぜひご意見を聞かせてくださいね。

チャオ。

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