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悪口を言わない政治家の話


野田 大塊 翁(たいかいおう)。

福岡県は筑後の農家に生まれた、大正〜昭和の政治家で、当時の自民党のNO.2まで登り詰めた人物です。

この大塊翁。
普段はとにかく、人の悪口を言わないのです。
特に政治の場面でも、大塊翁が出向きますと、たとえ気難しい人でもニコニコとして、話がまとまったそうです。

ある時、国会で休憩時間に、ぜんざいが出る事になりました。

そのぜんざいなのですが、作っている途中に、新たな人達が、それも大勢増えたらしく。(笑)

なんと。
水をどどーっと、文字通り
水増したらしい。
(笑)

とてもではない、食べられたものではないのです。
周りの国会議員たちが、しかめっ面の中。

大塊翁は一言。
「ああ〜。
このぜんざいは、お湯が多いたーい。」
(笑)

思わず周りの議員たちも顔を見合わせて、
「この大塊翁は、日本語が上手い!」
(笑)

まあ、人や食べ物の悪口を言わないと、このようになるのですね。

この大塊翁。
悪口を言わないだけで、大臣、そして政治の中枢まで登り詰めた、凄まじい才能の持ち主だったのです。



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