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ウッデイアレンの<サンセバスチャンにようこそ>を観て来ました。


3人で映画を観るのですが、奥さんは右側の男と手を触れあっています。

ここの所好天が続きます。太平洋側は晴れ、日本海側は雪というのが冬の日本の普通の天候ですが、随分不公平な感じがするのが、地震の後の感覚です。天候ばかりは文句を言っても仕方ないですが、そういう気持ちは拭い去る事は出来ません。

ウッデイ・アレンの映画、<サンセバスチャンにようこそ>を観て来ました。ウッデイ・アレンの映画が来ると、古い昔の友達から手紙が来たような気がします。ある時期、ウッデイ・アレンの気持ちはニューヨークからヨーロッパに飛んで行き、ヨーロッパの生活、文化、芸術に深く惹かれて行ったのには、最初とても驚きました。

ウッデイ・アレンこそ、ニューヨークをいろいろな意味で一番良く表していると思っていたら、本人はヨーロッパの力にずんずん惹かれて行ったのですから。それから暫くウッデイ・アレンはヨーロッパで面白い映画を何本も撮りました。

今度の映画は、そうした物とは違い、若い映画女優の奥さんがサンセバスチャンで行われる映画祭に出席するために、付いて行く旦那の役ですが、主人公もサンセバスチャンの美人の女医さんに夢中になり、奥さんは奥さんで若い映画俳優と出来てしまい、いつもの複雑な3角関係が始まり、結局離婚してしまうまでを描いています。

ウッデイ・アレンの映画はいつもちょっと可笑しくて、ちょっと悲しい大人の映画ですが、自分を戯画化出来なければ撮れるはずの無い映画です。古い美しい港町で起こる、何となく可笑しく悲しい話を後何本観られるのか分かりませんが、いつまでも映画を撮り続けて欲しいものです。

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