夜這いの果て

「次のニュースです、二日前○○○市○○○にて殺人事件が発生しました被害者の○○○○は会社員死亡推定時刻は深夜3時、同居している妻…」

夕「…」
テレビを消し、風呂に入っている義姉のもとに行く。
扉を開けると丁度あがった義姉が無防備な姿で立っていた。
蘭「ちょっとノックくらいしなさいよ!」
夕「今更なんだよアンタの裸なんぞ見慣れたわ」
蘭「いつの話してんだ!!」
夕「…」
蘭「な、なに」
夕「いや…でかいなぁって」
蘭「どこ見て言ってる?」
夕「お…」
頭を叩かれる、久しぶりの痛み。
蘭「全く…」
夕「…」
蘭「まだ何かあるの?」
夕「もしさぁ…義姉弟じゃなくて他人であってたら…俺のこと…」
義姉は俺の口を塞ぐ。
蘭「それは言っちゃダメ」
夕「…」
俺は義姉の手を退けそのままキスをした。
最初は抵抗していたが徐々におとなしくなる。
絡み合う舌先がやけに熱く、気づいた時には義姉を抱きしめていた。
その瞬間、俺の中の何かが切れ、義姉をベットに放り投げる。
蘭「ゆ、夕?」
服を投げ捨て覆い被さると義姉は暴れ出す。
両手を押さえ、体にキスをすると可愛らしい声が俺の耳を通過した。
夕「…」
蘭「…」
夕「ねー……俺じゃダメ?」
蘭「は…?」
夕「俺じゃダメなの?」
蘭「…ぁ…あんたは……私の義弟でしょ?」
夕「……」
蘭「…ゆ、夕?…」
夕「____してよ」
蘭「!!」

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