Dan

読書備忘録

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最近の記事

「最後の海賊ー楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか」を読んで

三木谷は日本で1番の挑戦者であるということが分かる一冊てあった。 ・楽天市場、フィンテックで合計2000億近くの収益を上げているのに、守りに入るどころか、社運を賭けてモバイル事業に専念するのはなぜか。 ・バルセロナFCのスポンサーになった背景 ・楽天イーグルス、ヴィッセル神戸を経営する理由 ・楽天メディカルに投資する理由 ・楽天モバイルの将来 ・楽天幹部の経歴等 楽天がわかる一冊。打たれる杭・楽天がケータイ利用料金の高止まりを崩したこと、Amazonの値上げを抑制していること

    • 「広告ビジネスは変われるのか?」を読ん

      1 Aaas サービスとしての広告 「枠」(商品)を売り捌くのではなく、サービスとして広告を作ることが重要 背景 広告代理店のメイン商材であるテレビCMが通用しなくなったため、「枠」の販売では戦えない 2 広告は三つに分けられる 広告には、大きく3種類ある。 ①+の広告 ②±0の広告 ③−の広告 ① +の広告 生活者が好意的に受け止める広告 ② ±0の広告 生活者が気にも留めないし、有害とも思われない広告 ③ −の広告 生活者が有害とみなす広告 有料アドフリー

      • 貧困を解決するビジネス(後編)

        今日は、貧困解決ビジネス(BOPビジネス)の、企業側のメリットについて書きます! その前に、軽くおさらいをしておきます。 貧しい人達は、市場がなく商品やサービスを受けることができないため、富裕層より割高なコストを割いている。 そして、それらの人々に、適切な価格の商品やサービスを提供するのが、BOPビジネスでした。 ここから、本題に入ります。 では、企業側は、どんなメリットがあって、BOPビジネスを行っているのでしょうか? まずは、当たり前ですが、事業から得る利益です

        • 貧困を解決するビジネス(中編)

          前回は、貧困を援助で解決するのは難しいということを書きましたが、今回は、貧困を解決するBOPビジネスについて書きます! 前回の最後に、BOPビジネスとは、貧困解決と企業の利益を獲得するビジネスだと書きました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そもそもBOPとは? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーBOPとは、Base of the pyramid の略で、世界の所得順のピラミッドの最下層の人達を指しています。簡単に言えば、貧しい人達のことをBOPと呼んでい

        「最後の海賊ー楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか」を読んで

          貧困を解決するビジネス(前編)

          今日は貧困を解決するビジネスというお話をしたいと思います。 貧困の問題は依然として残っていて、SDGsの項目でも一番初めに出てきます。世界の10人に1人は極度の貧困とみなされていて、1日を1.9ドル以下で暮らすことを余儀なくされています。 しかし、先進国が貧しい人たちのために何もしていない訳ではありません。各国はODAを通じて、2021年の援助総額は1700億ドル程で、日本も約160億ドルとかなりの額を援助しています。 しかし、ある調べによると、貧困削減の進捗がこのままだ

          貧困を解決するビジネス(前編)

          アフリカ貧困の原因

          今日はアフリカの貧困の原因について、書きたいと思います。 ここ数十年で、BRICSと呼ばれる国々や他の新興国が成長を見せたこともあり、現状としてアフリカ、特にサハラ以南の諸国に貧困が偏っています。 前にアフリカが経済発展するには、物流インフラが鍵を握っているという解決手段の話をしましたが、そもそもアフリカが何故貧しいのかについて今回は明らかにしたいと思います。 理由は無数にあると思いますが、大きいもので3つあります。 一つ目は、西欧諸国による支配です。 16世紀の奴隷

          アフリカ貧困の原因

          出版社の生存戦略

          今日は、出版社の未来について考えたいと思います。 今後出版社が繁栄していくためには、海外進出が必要です。これは、出版社に限った話ではないですが、日本の市場が縮小を続けるので、日本のみを市場としていては、必然的に企業も小さくなってしまいます。そのため、より企業が拡大するには海外に進出する必要があります。 では、海外で通用する出版社のコンテンツはなんでしょうか? 雑誌や小説などは基本的に海外で読まれることは稀ですので、漫画が海外戦略の鍵を握っているのは間違いないと思います。

          出版社の生存戦略

          男女の生物学

          今日は、男女の価値観の違いを生物学的に説明してみたいと思います。 日本では、不倫のニュースがしょっちゅう放送されています。ニュースサイトには、不倫の話がランキングを独占することも多々あります。 しかし、海外では、スキャンダルが日本ほど人々の関心を集めません。それは、日本が「周りと同じことが良しとして、育ってきたから」でしょう。(これは、先日の記事にも書いたので、興味がある方はそちら読んでください!) なぜ日本がここまで、他人のスキャンダルに興味があるかは掘り下げれそうです

          男女の生物学

          現代病の虫嫌い

          今日は、恐怖について漠然と考えてみます。 というのも、少し前にフランス人の友達と話していた時に、日本人にとって嫌いなモノの代表格といえばゴキブリですが、欧米ではクモが恐怖の対象ということを知りました。 私たち人間が怖いものは沢山あります。ただ、凶悪犯や獰猛な動物などの自分の身に危険を及ぼすものに対して恐怖の感情を抱くのは理解できるのですが、なぜ虫のような無害のものに対して怖がってしまうのでしょうか? 現代人が虫を怖がる理由は、いくつか考えられますが、「親や周囲の人が怖が

          現代病の虫嫌い

          output for input

          今日は、 【output for input】いうテーマで書きたいと思います。 そもそも私がnoteを始めたのは、考える力を鍛えるためでした。そうは言うものの、outputするとなると考える材料を、日常的にinputしていないとすぐに枯渇していまうということを学びました。 例えるなら料理人と材料の関係に似ているのかなぁなんて今思いつきました。 いくら料理の腕前があっても材料がなければ料理は作れません。一方で、材料があっても料理の腕前がなければ美味しい料理は作れません。し

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          仮想通貨は履歴通貨

          最近これまたよく聞く仮想通貨にはビットコインとかイーサリアムとかがあります。おそらく聞いたことある人が多いと思います。 なにそれって感じだと思いますし、人によっては「危ないもの」、「詐欺」みたいに思ってる人もいるので簡単に説明します。 まず前回まででブロックチェーンについて説明しました。 仮想通貨とは、コインの交換履歴をみんなで管理するコインです。例えば、「AさんがBさんに500コインあげた」という記録をみんなで共有します。みんなで共有しているので、改ざんされたとしても

          仮想通貨は履歴通貨

          NFTとは?日本で10番目くらいに分かりやすい解説

          前回は、ブロックチェーンを説明しました。おさらいすると、ブロックチェーンとは、「みんなで共同して情報を管理する台帳」というイメージでした。 そして、今回はこのブロックチェーンを活用してNFTを説明します🫡 「NFTとは 分かりやすく」でググってみると、 ーーーーーーーーーーーーーーーーNFTとは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される。従来、デジタルデータは容易にコピー・改ざんがで

          NFTとは?日本で10番目くらいに分かりやすい解説

          ブロックチェーンを江戸時代風に説明する

          前回の記事でWeb3.0までの変遷について軽く説明しました。 おさらいすると、 ■Web1.0 「一方通行の時代」 情報発信をするのは一部の人。サイトの閲覧など。 ↓↓↓ 〈iPhoneの登場〉 ■Web2.0 「双方向の時代」 SNSによるコミュニケーション。 ↓↓↓ 〈ブロックチェーンの誕生〉 ■Web 3.0 「分散の時代」 Web2.0でGoogleなどの一部の企業に独占されていた個人情報が、個人に分散(非中央集権化)されるようになる。 このような話を昨

          ブロックチェーンを江戸時代風に説明する

          Web3をできるだけ簡単に説明してみよう

          今日は、Web3というよく分からないものをできるだけ簡単に説明しよう!の会です。 というのも、最近チラホラ耳にする、Web3だとかブロックチェーンだとかNFTだとかについてサイトで調べても、小難しく書かれていて全く分かりません。 なんでわざわざそんな小難しく書くんかなぁって思ってたので、昔の自分が一回で大枠を理解できるように説明してみようと思いました。 では、はじめましょう🫡 まず、Web3について説明する前に、最近よく聞く2.0とか3.0の話をします。 ざっくり言うと

          Web3をできるだけ簡単に説明してみよう

          物流インフラが貧困解決のカギ

          今日は、「アフリカの貧困を解決するための物流インフラ」というテーマについて書きます。 物流インフラとは、道路や港、鉄道や、コンテナの倉庫などのことを指しますが、貧困解決の策として挙げられることは比較的少ないと思います。 しかし、物流インフラは体の血液の役割を果たしており、これ無くして経済は発展しないと言っても過言はないと思います。 というのもアフリカでは、未舗装の土地が殆どで、でこぼこしてる道や沼があったりします。 道路が十分に整備されていないと、移動するのに多くの時間が

          物流インフラが貧困解決のカギ

          アフリカ大陸と呼ぶことから始めよう

          今日は、アフリカの貧困を解決するには、まずアフリカを大陸と捉える事が大事だという話をしたいと思います。 アフリカと聞けば、ディスカバリーチャンネルに出てくるようなサバンナや、貧困に苦しむ人々を連想する人が多いと思います。このようにアフリカと聞いて、「カメルーン」や「ルワンダ」、「ニジェール」といったアフリカの国々を個別に連想する人は少ないと思います。 では、ヨーロッパと聞けば、「フランス」や「スペイン」、「ドイツ」を連想する人が一定数いると思います。 なぜ私達はアフリカ

          アフリカ大陸と呼ぶことから始めよう