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続コンプレックス Vol.6

いや~、いつもながらN井さんのコメントはブレが全く無い。
おまけに色んな人をよく知っているもんだ。
驚くばかりである。

今や私は責任を押し付けられるNO.1となってしまったが・・・

なんとか一次面接はクリアし、12月16日に社長面接という運びになった。

社長のK藤さんという方は、50代前半の方で、中々頭の良さそうな感じ・・・渋い感じで、あまり笑わず、ポイントを突いたことを云う!

N村氏が進行をして、
レポートの説明をする時間ももらえた。

前回と重複する部分もあったが、
今までの簡単な経歴や、
自分のポリシー、セールスポイント、
阿蘇のオープンにかける思いなどを、
色々と具体例を入れながら話すことができた。

自分でも今日は中々いい説明が出来ているな~と思ったが、
K藤社長も、まばたきもせずに真っ直ぐにこちらを見て
真剣に聞いてくれていた。
K藤社長の思いもこちらに伝わってくる気がした。

また、
「笹川さんの説明は現場をずっとやってきた方だけに
とても説得力があり、感じるものがあります。
これだけの説明が出来る人は、実際そう多くはいないと思います。」

と、N村氏がK藤社長にコメントしてくれて、
K藤社長も大きく頷いていた。

K藤社長は、1時間弱ほどで先に席を外し、
その後、O坪さんが、結果については後日改めて連絡します・・・
とのことだった。

その後、社長に確認をしたのかどうか?(一度退席したので・・・)

「先延ばしは、お互いにイヤなので、ハッキリ言います!
笹川さんに総支配人をお願いすることにしました。よろしくお願いします。」

ということになった。

N村氏も『良かった!良かった!』と握手を求めてきた。

また、彼は
「阿蘇のオープニングの本を出したいね!」
「いいですね!そういう話は燃えますね!」
という話も出たのであるが、いったいあの話はどこへ行ってしまったのか?

そのN村氏のコメント・・・

「前回は、この方はきっと仕事が出来るし、マイナスの材料もあまり
無かったのですが、実はこの阿蘇の施設にかける熱意みたいなものが
あまり伝わってこなかった・・・
しかし、今回は、このレポートも含め、笹川さんの熱意をヒシヒシと
感じています。一緒に頑張りましょう!」
と言われた。

今回35人ほど応募してきたそうである。

皆さん、自分の「思い」を力説するも、
中村氏のきつくて鋭い「突っ込み」にオロオロになってしまったそうである。
まっ、修行が足りないかも、、、

採用が決まったので、喜んでばかりもいられない。
早速、具体的な行動に移すべく 先ずは この界ASOでの
具体的な滞在についてレポートをまとめてみた。

こういう具体的なものが無いと、打ち合わせをしても抽象的な話になって
しまうからである。

こんな感じに仕上がった。

阿蘇の理想的な展開と楽しませ方
2006/01/01
初めて利用する40代の夫婦です。
この宿は、雑誌で見つけました。
新しくオープンしたとても高級な施設のようです。
インターネットでホームページを開いてみますと、とても分かりやすいページでした。
施設全体の構造や、客室のつくり、お料理の内容、料金、アクセスなどが読者の視点で作られており、一つ一つ確認する度に、すっかり行ってみたくなりました。
主人に「行ってみない?」と聞いてみますと、
「いいね、行こうか!」ということになったわけです。

ホームページの予約画面から予約しましたが、なんとか予約出来ました。
東京からなので、飛行機で行くことにしました。
阿蘇の自然、施設の内容、温泉、料理、そしてサービスにとても期待しています。
空港からはバスを利用し、○○までは車で迎えに来てくれるそうです。

当日、空港に着いた後、宿に電話を入れました。
「飛行機は予定通りの時間に到着しまして、これからバスに乗りますので、よろしくお願いします。」
「ハイ、かしこまりました。○○でお待ちしております!」

無事ピックアップしていただき、チェックイン出来ました。
先ずは阿蘇の絶景に感激しました。
施設のデザインや雰囲気、スタッフのお洒落なユニフォームや暖かい笑顔にも、
とても好感を覚えます。

チェックインで、レジストレーションカードに記入している時に、
お食事の時間を聞かれました。
そして、ラウンジやダイニング、スパ、エステなどの説明をしてもらいました。
私は「エステの予約をお願いします!」と、早速予約をお願いしました。

そして、カートで客室に案内してもらいました。
客室では、スタッフの方が
「露天風呂」「エアコン」「電話」「冷蔵庫の飲物」などの説明をしてくれました。
なるほどなるほど素敵なお部屋です。
主人は「早速ゆっくり露天風呂に入りたい!」と言っています。

別なスタッフの方が、お抹茶とお菓子を持ってきてくれました。
そして、お絞りも・・・とても気が利いています。
「あらあら、お抹茶はうれしいですね!」と、つい本音が・・・
お菓子は地元の和菓子屋さんに頼んで、特別に作っているものだそうです。
お抹茶もお菓子もいいお味でした。また、疲れが取れました。
スタッフの爽やかな笑顔がまたたまりません。

お抹茶をいただいた後、備え付けの「作務衣」に着替えました。
その色合い、デザイン、素材、とても気に入ってしまいました。
「これ、良いわね~、お土産に買っていこうかしら!阿蘇の記念にもなるし・・」
「そうだね、後で聞いてみよう!」

大きな露天風呂なので、久しぶりに二人で一緒に入ってみました。
掛け流しの天然温泉ということで、薬の臭いも無いですし、
とても温まります。お肌もスベスベになりました。
そして、私はエステへ、
主人は楽しみにしていた読書!
ソファに横になって、持ってきた本を楽しんでいます。

夕食は18時にお願いしました。
ダイニングでは、男性がギターを弾き語りしています。
「ボサノバ」のようです!
とても心地よい演出です。

少し早目に部屋を出てきたので、バーで1杯ずつアペリテフをいただくことに
しました。
主人はウォッカ・トニックを、私はキール・ロワイヤルをお願いしました。
シンプルなデザインのクリスタルのグラスです。
さりげないこだわりを感じます。

おいしいカクテルをいただいた後、お隣のダイニングに!
先ずは生ビールで乾杯!
お料理は、和をメインにしながら、
どれもとても美味しく、手が込んでいます。
美味しいお料理をいただきながら、次に地酒の吟醸酒をお願いしてみました。
スタッフの方がお薦めしてくれたお酒です。
とてもしっかりとした味わいの、口当たりの良いお酒でした。
九州は焼酎だけかなと思っていましたが、
とても美味しい日本酒があるのでビックリしました。

先ほどから素敵なギターとヴォーカルにうっとり聴いていましたが、
大好きな「思い出のサンフランシスコ」をリクエストしましたところ、
すぐに歌ってくれました。
なんて素敵なのでしょうか・・・

すっかり気分も高揚してしまいました。
そして、支配人が挨拶に来てくれました。
色々楽しい会話に、話が弾みました。

スタッフのお料理の説明も、とてもさりげなくて上手です。
いくつか料理や使用している器について質問をしてみましたが、
詳しく、分かりやすく説明してくれました。
地元の素材を美味しく調理し、こんな素敵な器でいただけるのがうれしいです。

「あれ、支配人がケーキを持ってきてくれた!?」
「ご結婚記念日ということで、誠におめでとうございます!」
主人が、こっそり伝えておいてくれたようです。
なんか、とても幸せな気分です!

おいしいエスプレッソをいただいて時計を見ますと8時半になっていました。
あっという間に時間が過ぎていたようでビックリです!

翌朝は、朝食前にまた露天風呂を楽しみました。
そして、朝食のダイニングへ・・・

あらあら、朝から中々品数があります。
焼きたての焼き魚、明太子、イカ刺し、炊き合わせなどなど・・・
普段は、トーストにフライドエッグという私たちですが、
ご飯が美味しくてお替りしてしまいました。

チェックアウトするときに、支配人ほか、ダイニングのスタッフの方や、
フロントの方々が集まってきてくれて、お見送りしてくれたのは本当にうれしかったです。

そして、ここは1泊ではなく、少なくても2泊か3泊ゆっくり滞在したいし、
価格も、十分に見合ったものがあると思いました。

皆さんの素敵な笑顔に見送られながら、次はいつにしようかと・・・
きっと主人も考えているんだと思いました。

◇ ◇

笹川さん なかなかいいね!
もうちょっと膨らませた上で、2泊3日編の原型とされるといいと思います。
そこまでできたら それに
阿蘇絶景編 阿蘇で舌鼓編 阿蘇での料理の四季 
阿蘇コンサート編 阿蘇での天体観測編
火山見学編 阿蘇カクテルを楽しむ編など、半日の、ショートショートの予告編だけを作っておかれるといいでしょう!
それに
阿蘇 歳時記のドラフト、その季節の祭事(?)やおすすめ探索地点と 料理に お酒、宿泊の楽しみを月単位で整理した、いわばネタ帖、これを 開業1ヶ月前までに 作り上げておくといいのではないでしょうか!?
1月5日以降で 順次笹川さんがつくりあげていかれる、モデル阿蘇 体験記に対応した、担当別の業務日誌もできていくと、かなり、どんな展開、各部署所の、売り、強み、強化すべきことが見えてきますから、いいのではないでしょうか!
これらにあわせた、人・商品とサービス・売り上げと経費の予算、情報、技術とスキル、それぞれの時間とその計画が、きっと1月中旬から2月中旬の要件になるとことでしょう!?
と勝手に 書いてみましたが、いかがでしょうか!?
今年も大いにお世話になりました、ありがとうございました。
まずはよいお年をお迎えください。
すばらしい2006年を!
高輪にて 2006年大晦日
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