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日本人は なぜ戦争へと 向かったのか

この本は、NHKスペシャル取材班編著である。
なかなか分かりやすく解説している。

※本文より一部抜粋

軍、メディア、国民というトライアングルによって生み出された当時の世論は、しばしば熱狂を伴った。
「そんな弱腰でどうする」「そんなことで国益は守れるのか」。政府の方針に対してメディアが声高に批判する。国際問題が起きたとき、理由のいかんを問わず正義は日本にあると絶叫する、一つのメディアが強硬論を唱えると、他のメディアも一斉に同じことをいい募る。そして、多くの国民がそれを見て、一斉に同調する。こうした熱狂のなかで、次第に「言論の自由」は失われていった。

***

満州事変においても、メディアは読者の関心を引き、売上を伸ばすために
派手な見出し、強硬な論調で商業路線に走った。
そして、リットン調査団の調査結果に不満をぶつけ、国際連盟脱退への道へと進むのである。

後に、満州事変は日本の謀略であったと発覚している。

そして、太平洋戦争へと、、

当時から、反対していた人は当然いたが、
どうにもならない時代だったことが、推察出来る。

日本の終戦から79年、、
しかし、世界では戦争が続いている。

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