モンゴル旅行 雑感

モンゴル雑感
・今回のツアーは38名。成田発なのに全国から来ていた。沖縄、鹿児島、北海道など。
高齢の男性の一人旅が10名ほど。高齢の夫婦が10組くらい。これが夏休みだと若い女性も来るんだろうけど。
・ウランバートルの交通事情は最悪。渋滞が常態化している。マナーなんてない。割り込み、違法駐車など。両側に駐車していてバスが30分ほど出られなかったことがあった。車はトヨタが多い、それもプリウス。そのほとんどが中古。バイクや自転車は少ない。
郊外は走れる。どこまでも直線の道が続く。
・トイレ事情をまとめて書く。今回行ったホテルやレストランなどは水洗、ただし紙は流せないので、ゴミ箱に。これ、うるさく言われた。鉄道の郊外駅のトイレは地中に穴を掘り、20cmの板の間に用を足す。個室は2つあったが、外壁の板に隙間があって中で立っているか座っているかが外から分かる。同行の人で気にするような人はいなかった。
・一番高額な紙幣が20000Tg、1000円ほどなので、物価は安いと想像できる。
 バスの中で5000円分の両替ができる。80000Tgで率はよくない。余った現地通貨を円に両替できないと考えたほうがいい。
・カードはVISA とMASTER CARDがどこでも使用できた。少額でも。というか使用できるお店やレストランしか行かなかったということで、市中での状況は不明。
・セキュリティに関しては特に心配ない。スリが多いので注意が必要。最初の晩、ホテルの建物から出ることを強く禁じられた。ホテルの敷地内でも。どうやら不良みたいのが暴れていたようだ。
・エネルギーは国産の石炭が中心。もう暖房のためにスモッグが発生している。マスク着用。
・観光資源が少ない。遊牧民の国家だったから定住という観念がないんだろうね。始皇帝とは全く異なる。モンゴル帝国の首都だったカラコルムにも残っておらず、遺跡は亀石くらいとのこと。
・モンゴルの人口は増加している。子供が増えているので、学校の不足が深刻化しているとのこと。1学級50人とのこと。
・私は海外ではペットボトルの水以外は飲まない。ここも水道の水は飲まないようにとの注意があった。
・食事はね、おいしく食べたが、外国人向けにアレンジしてあるのだろう、物足りない。モンゴル料理、もっと羊肉を食べたかった。中国のウルムチ(ウイグル自治区)に行った時のほうが羊を食べたな。
・アルコールについて。ビールは何種類かあったが、どれも旨かった。瓶と缶。ホテル、レストランで300円くらい。スーパーで買えばもっと安い。馬乳酒ってお酒だと思っていたが。馬乳酒は春から夏にかけて仕込み、秋に飲む滋養豊富な健康飲料。アルコール発酵ではないので、あっても1%。ヨーグルトを発酵させた15度ほどの透明なお酒もある。蒸留酒としては国産のウオッカ。お酒は一切割ったりしないので、ウオッカをそのまま飲むとのこと。
・今回のツアーでは夜のエンターテイメントは全くなし。ホテルのバーもない。1日バスに乗って疲れていたこともあって。缶ビール片手にTVを見るくらい。
・通信環境だけど、東横インはWi-Fiが使えるが、繋がったり繋がらなかったり。ルーターは市内を外れればだめだろうと用意しなかった。ポケトークを持参したが、全く使用せず。
・平均寿命は50歳を切るらしい。定年は60歳とのことで、定年前に死亡することになる。高齢化の問題はないようだ。
・結婚すると政府から無償で土地が支給される。そこにゲルでも木造住宅でも建てて暮らすことができる。土地の支給が少子化対策の決め手となるが、日本ではね。
・モンゴルへの渡航者で一番多いのはロシア、昨年は150万人。ロシアはウクライナ侵略以降渡航が制限されているが、モンゴルは規制対象外で急増したとのこと。次は韓国人で、韓国のドラマの「愛の不時着?」のロケ地だったので、人気が出たとのこと。
・また行きたいと思う。今度は緑の草原の時に。

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